【価格判明】新型フィットは180.6万円から!マイナーチェンジは2026年7月に実施!狙いの買い得グレードは?
2026年7月9日(木)にマイナーチェンジを控えるホンダの人気コンパクトカー「フィット」。すでに販売店では価格が明らかになり、予約受注がスタートしています。 今回の改良では、グレード構成の刷新や装備の充実、フロントマスクのデザイン変更など、注目すべきポイントが目白押しです。 この記事では、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが、販売店への取材より判明した新型フィットのグレード別価格を徹底解説。 従来型やライバル車との価格・燃費比較をはじめ、今回のマイナーチェンジの背景、実用性の高さから見る買い得グレードまで、分かりやすくご紹介します。

ホンダ フィット e:HEV RS(ボディカラー:プレミアムサンライトホワイト・パール)
新型フィットは2026年7月9日(木)にマイナーチェンジで登場
今の小型/普通乗用車ではSUVの人気が高いですが、ハッチバックボディのコンパクトカーも好調です。小型/普通乗用車の販売総数のうち、30〜40%を占めています。
その主力車種とされるホンダ フィットが、2026年7月9日(木)に、比較的規模の大きなマイナーチェンジを実施します。外観のデザインや装備を変更して、グレードの整理やグレート名の変更をします。
販売店では6月上旬から価格(180万6200円〜)を明らかにして予約受注を行っているので、その内容を見ていきましょう。
新型フィットの価格とグレード
まずは販売店での調査で判明した、新型フィットのグレード別の価格を紹介します。
新型フィットのグレード構成と価格(販売店調べ)
ガソリン、ハイブリッド(e:HEV)別に価格を一覧表でまとめました。
新型フィット(ガソリンモデル)の価格一覧表
新型フィット(ハイブリッドモデル)の価格一覧表
パワーユニットは、従来と同じく直列4気筒1.5Lのノーマルガソリンエンジンとハイブリッドのe:HEVですが、本革シートなどを標準装着していた豪華指向の「LUXE(リュクス)」は廃止されます。

参考:ホンダ フィット「リュクス」(従来型)のフロントビュー
従来型では、ステアリングヒーターも「リュクス」の専用装備でしたが、改良後はe:HEVの幅広いグレードに標準装着されます。前席シートヒーターの設定も拡大させます。
グレード名も変更され、従来の「BASIC(ベーシック)」は「X」に変わります。「HOME(ホーム)」も「Z」になります。

参考:ホンダ フィット「ベーシック」(従来型)のフロントビュー, 参考:ホンダ フィット「ホーム」(従来型)のフロントビュー

参考:ホンダ フィット「ベーシック」(従来型)のフロントビュー, 参考:ホンダ フィット「ホーム」(従来型)のフロントビュー
「リュクス」が廃止されたので、グレード構成は、「X」、「Z」、従来から設定される「CROSSTAR(クロスター)」、「RS」の4種類です。
新旧グレード別の価格比較表
グレード構成は少し複雑なので、表で整理します。
フィット(ガソリンモデル)のグレード比較表
フィット(ハイブリッドモデル)のグレード比較表
グレード別の特徴
ここでは、それぞれのグレードの特徴を紹介します。
「X」の特徴
「X」は価格が最も安いグレードで、装備もシンプルです。ただし、前席シートヒーターなどは装着できません。
とくにノーマルガソリンエンジンの「X」は、2WDの価格が唯一200万円を下まわる180万6200円なので、出費を抑えたいユーザーに適しています。
販売店では「Xは営業車などに使う法人のお客様が中心です」と述べています。
「Z」の特徴
「Z」は前述の通り、従来の「ホーム」から発展した売れ筋グレードです。
2WDの価格はノーマルガソリンエンジン搭載車が214万5000円、ハイブリッドの「e:HEV Z」は249万9200円です。
「クロスター」の特徴

参考:ホンダ フィット「クロスター」(従来型)のフロントビュー
「クロスター」は、従来と同じくSUV風のグレードです。
16インチタイヤ(185/60R16)を装着して、最低地上高(路面とボディの最も低い部分との間隔)もほかのグレードに比べて25mm前後は高めています。悪路のデコボコを乗り越えやすいです。扁平率が60%なので、空気の充填量も多く、乗り心地も快適です。
ただし、「クロスター」ではノーマルガソリンエンジンが廃止され、e:HEVのみになりました。2WDの価格は273万5700円です。
「RS」の特徴

参考:ホンダ フィット「RS」(従来型)のフロントビュー
「RS」はスポーツ指向の強いグレードで、専用にセッティングされた足まわり、可変式ステアリングギアレシオなどが採用されます。後者は交差点の左折などで、ステアリングホイールをたくさん回す必要がないように、ステアリングのギヤ比を変化させる機能を採用しています。
「RS」もノーマルガソリンエンジンが廃止されてe:HEVのみになりました。
駆動方式は従来と同様に2WDのみで4WDは選べません。改良後の価格は289万9600円です。フィットの2WDでは最も高価です。
グレード別の主な装備内容
グレードは集約、装備は充実
今回のマイナーチェンジで、「RS」や「クロスター」のノーマルガソリンエンジン搭載車が廃止されるのは残念ですが、買い得な「Z」にステアリングヒーターや前席シートヒーターが標準装着されたことは注目されます。
買い得グレードは「e:HEV Z」
新型フィットで推奨度が最も高いグレードは、従来の「ホーム」から発展した「e:HEV Z」です。
ステアリングヒーターや前席シートヒーターなど、燃費効率でも有利な人気の快適装備を新たに採用して、価格は240万円台の249万9200円に抑えました。
ノーマルガソリンエンジンの「Z」に比べて、35万4200円の上乗せに収まります。
新型フィットの価格は割安か|ライバル・従来型との比較
ここでは、新型フィットとライバル車の価格差、および従来型との価格差について解説します。
アクアとの価格比較
ライバル車のトヨタ アクア「G」の価格は265万4300円です。
新型フィット「e:HEV Z」には、「ディスプレイオーディオ」や100V・1500Wの電源供給機能は装着されませんが、価格は15万5100円安いです。

トヨタ アクア「G」のフロントビュー
新型フィット「e:HEV Z」とトヨタ アクア 「G」の価格を一覧表でまとめました。
新旧フィットで比較すると従来型から9万4600円の値上げ
ただし従来型のフィットに比べると少し値上げされます。
従来の「e:HEV ホーム(2WD)」は240万4600円でしたが、改良後の「e:HEV Z」は249万9200円です。

参考:ホンダ フィット「ホーム」(従来型)の走行イメージ
新型フィット「e:HEV Z」ではステアリングヒーターや前席シートヒーターを標準装着しますが、装備の充実を考慮しても、実質2万円前後は値上げされます。今は原材料費や輸送費が高騰しており、値上げせざるを得ない状況です。
新型フィットの魅力|優れた室内の広さとシートアレンジ
フィットは、価格に対する実用性の高さにおいて、ライバル車に対して大きな強みを持っています。
全長を4m前後に設定して、全高も立体駐車場を使いやすい高さに抑えたコンパクトカーですが、燃料タンクを前席の下に搭載するホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用。
これにより、後席はコンパクトカーの中で最も広く、大人4名でも快適に乗車できます。

参考:ホンダ フィット(従来型)の後席,参考:ホンダ フィット(従来型)の後席格納時の荷室

参考:ホンダ フィット(従来型)の後席,参考:ホンダ フィット(従来型)の後席格納時の荷室
また、シートアレンジも多彩で、格納時の荷室は非常に広く、フラットで大きな荷物も楽に積載できます。
この優れた実用性があるからこそ、新型フィットの価格はコンパクトカーの中でも割安だと言えます。
新型フィットの燃費
マイナーチェンジに伴うWLTCモード燃費の変化を整理します。
新型フィットの燃費一覧表
新型フィットの燃費を一覧表にまとめました。
新旧フィットの燃費比較|以前よりも若干悪化に注意
新型フィットのWLTCモード燃費は、従来に比べて若干悪化します。
ノーマルガソリンエンジンを搭載する従来の「ホーム(2WD)」は18.5km/Lでしたが、改良後の「Z(2WD)」は18.1km/Lに下がります。
e:HEVも同様で、従来の「e:HEV ホーム(2WD)」はオプション装備などに応じて28.7〜29.0km/Lでしたが、改良後の「e:HEV Z(2WD)」は28.4km/Lです。
マイナーチェンジの背景|販売不振の解消を狙うデザイン刷新
近年の販売実績と市場からの評価を踏まえ、フロントマスクなどのデザイン変更が実施された背景について説明します。
フィットのマイナーチェンジでは、装備の充実と価格の変更が注目されますが、フロントマスクも改善されます。
とくに従来型の「ホーム」は市場で「カッコ悪い」という声も上がっており、売れ行きにも影響を与えていたからです。

参考:ホンダ フィット「ホーム」(従来型)のフロントマスク
2025年度(2025年4月〜2026年3月)におけるフィットの1か月平均登録台数は約3800台でした。ホンダのコンパクトミニバン、フリードの約7400台に比べて約半分しか売れていません。
今回のマイナーチェンジは、販売不振を解消することも目的にされ、「Z」にはスポーティフロントグリル&スポーティバンパーが採用されています。これは従来型の「RS」に準じたデザインです。

参考:ホンダ フィット「RS」(従来型)のフロントマスク
新型フィットはマイナーチェンジで機能と装備を充実させて、選ぶ価値が強まりました。
【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:小林 岳夫 画像提供:本田技研工業】
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