金利上昇で注目! 個人向け国債に「年間60万円」投資したらいくら増える? 最新金利で利子を試算
初めての資産運用に選ばれる理由と、知っておくべき中途解約時の注意点

金利上昇で注目!個人向け国債に「年間60万円」投資したらいくら増える?最新金利で利子を試算
6月5日に発表された米雇用統計が堅調だったことを受け、米国市場に連動する形で国内の長期金利も上昇し、足元では2.7%台で推移しています。
かつての超低金利時代とは異なり、債券への投資妙味が増している昨今、投資初心者でも取り組みやすい「個人向け国債」への関心が高まっています。
個人向け国債は国が発行しているため信頼性が高く、資産運用が初めての方でも安心して始められるのが大きな特徴です。
たとえば、毎月5万円ずつコツコツと資金を貯めていくと、年間で60万円になります。
この資金をただ銀行に預金しておくのではなく、すべて個人向け国債での運用に回した場合、1年間でどれくらい増えるのでしょうか。年限ごとにシミュレーションしてみましょう。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
個人向け国債とは?
個人向け国債は、国が発行しているため信頼性が高く、資産運用が初めての人でも安心して始められる特徴があります。

個人向け国債とは
最低1万円から購入することが可能であり、取扱金融機関で簡単に申し込めるほか、譲渡や相続にも対応しています。
個人向け国債は毎月発行が行われており、その時々の市場動向に合わせて適用される利率が設定される仕組みです。
今月の最新金利がどのような数値になっているか、それぞれのタイプ別の特徴とともに詳しく確認していきましょう。
2026年6月に募集される「個人向け国債」の金利はどのくらい?

個人向け国債の金利
個人向け国債には3つのタイプが用意されており、2026年6月募集分におけるそれぞれの金利が発表されています。
半年ごとに金利が見直される変動10年の金利は1.74%、満期まで金利が変わらない固定5年は1.86%です。
同じく満期まで一律の金利が適用される固定3年の金利は、1.51%に設定されています。それぞれの特徴を理解して選択することが大切です。
個人向け国債を60万円購入した場合の受取利息シミュレーション
2026年6月の金利を基に、個人向け国債を60万円分購入して満期まで保有した場合の受取利息を試算します。
固定3年を60万円購入して3年間保有した場合、税引前の受取利息は27,180円、税引後の手取り利息は21,658円です。
固定5年を60万円購入して5年間保有した場合の受取利息は税引前で55,800円、税引後の手取り利息は44,464円となります。
変動10年を60万円購入して10年間保有した場合、税引前の受取利息は104,400円、税引後は83,191円です。
ただし、変動10年は実勢金利に応じて半年ごとに適用利率の見直しが行われるため、実際の受取利息は今後の金利動向で変わります。
ここでの変動10年の試算結果は、便宜上10年間金利が一切動かなかった場合を想定した数値となっています。
知っておくべき個人向け国債の中途解約の注意点
個人向け国債は原則として、発行から1年が経過した時点から中途換金の手続きを行うことができるようになります。
中途換金は1万円単位で行うことが可能ですが、満期前に解約する場合には一定の金額が差し引かれる点に注意が必要です。
具体的には、換金する金額に応じた直近2回分の各利子相当額に0.79685を掛けた金額が差し引かれます。
まとめ
2026年6月募集分の個人向け国債は、変動10年が1.74%、固定5年が1.86%、固定3年が1.51%に設定されています。
これらは種類ごとに運用期間や金利の決まり方が異なるため、それぞれの特徴を理解して選ぶことが大切です。
一般的に年限が長い種類ほど資金の拘束期間は長くなりますが、その分だけ適用される利回りが高くなる特徴があります。
また、固定金利は満期まで利率が変わりませんが、変動金利は半年ごとに見直されて上下する点に違いがあります。
なお、資産運用で広く利用されているNISA(少額投資非課税制度)ですが、個人向け国債の購入には利用できません。
事前のシミュレーション通りの確実な利息を得るためには、中途換金をせずに満期償還まで保有することが基本となります。
そのため、金利の高さだけで選択するのではなく、ご自身のライフプランに合わせて無理なく保有し続けられるかを十分に検討しましょう。
参考資料
・財務省「個人向け国債の金利情報」
関連記事
6月も1000品目超値上げ…「生活防衛」で注目集まるドンキ(PPIH)の株主優待、最新ルールを解説
「35年も資金拘束される」は誤解?ソフトバンクGの個人向け新発社債(5.12%)が【実質5年】とされる理由
【OLC(4661)】次回限定で2,000株→100株でOK!「ディズニーパス」がもらえる特別優待に熱視線も、株価は安値引けで調整続く(2026年6月5日)