映画「ウイルス」ペ・ドゥナ“キム・ユンソク先輩と共演できるチャンスだと思った”

写真=「BY4M STUDIO」
女優ペ・ドゥナが、映画「ウイルス」について語った。
最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のカフェで、映画「ウイルス」出演のペ・ドゥナのインタビューが行われた。原作小説「青春極限期」をもとに作られた映画「ウイルス」(監督:カン・イグァン)は、わけもなく恋に落ちる致命率100%のウイルスに感染されたテクソン(ペ・ドゥナ)が、“母胎ソロ(生まれてから一度も恋愛経験がない人)”研究員のスピル(ソン・ソック)、長年の同窓生ヨヌ(チャン・ギハ)、そして治療薬を作ることができる唯一の専門家イ・ギュン(キム・ユンソク)まで、3人の男性と一緒にする予期せぬ時間を描いた作品。劇中でオク・テクソン役を務めたペ・ドゥナはこの日、作品に参加した感想について「本当に楽しかったです。当時、明るい役をやりたいと思っていて、この作品で叶えることができました。そして時間が経って、再び明るい役がやりたくなってドラマ『家族計画』を選びました。そうやって時々、重すぎるものを振り切りたい時があるんです。当時は、映画『キングダム』や『私の少女』を撮影して、心が重くなっていました。そのため、かなり遊ぶように撮りました。楽しかったです」と語った。作品を選択した理由について、「キム・ユンソク先輩と共演できるのが、大きな魅力でした。20年以上演技をしてきたのに一度も共演したことがなかったので、今回こそチャンスだ、と思いました」と告白した。そして、実際に共演した感想として、「本当に良かったです。先輩と初めて共演してみたいと思ったのが、映画『暗数殺人』を観てからなんです。そこでチュ・ジフンさんとの共演シーンが多いのですが、ジフンさんを知っているから分かるのですが、すごくリラックスさせてくれているんだなと思いました。俳優なら分かると思いますが、相手役がそういった雰囲気を作ってくれてこそ、より良い演技ができるのだと思います。その時、ユンソク先輩の演技に対する好奇心と共に、共演してみたいと思うようになりました」とコメントした。また、「人が恋に落ちるのはウイルスに感染したような症状だという点に強く共感しました。恋は熱病のようなものだから。可愛く、明るく、優しく、希望的で、現代人のおとぎ話のような感じが気に入り、大きな魅力を感じました」とつけ加えた。「ウイルス」は、新型コロナウイルスが流行する前に撮影を終えたが、パンデミックの影響で公開時期が遅れた。これに関連し、ペ・ドゥナは「コロナ前に撮った映画ですし、想像なのに、なぜ映画と似ているんだろうと思いました。もちろん、深刻さの度合いは少し違いますが。最初は混乱して、その後は悲しくなりました。あまりに多くの犠牲者が出ましたし、非常に深刻で、世界が止まるほど大変な数年間でしたから」と打ち明けた。ただ、「長い時間が経ってからの公開で感慨深いのでは」という質問には、「感慨深いというより、記憶がなかったんです。生まれて初めて見る作品のような感じがしました。とても緊張していて、撮影のエピソードも実はよく覚えていません。私も映画を観ながら『こんなシーンがあったんだ!』と感じたりしました。私が感じたのは、『自分が初々しくて若い』ということです。『若くていいな』」と笑いました。また、「久しぶりに役者さんたちに会って、すごくぎこちなかったです。みんなと会っていたのに、前世に会っていたような気がしました」と照れくさそうに語った。役柄についても語った。ペ・ドゥナは「他の俳優はどうなのか分かりませんが、私は衣装にすごく影響を受けるんです。どんな服を着て、どんなメイクをするかによって、没入度がすごく変わってきます。華やかなドレスを着たら、気分がすごく良くなります。演技もしやすいです。ピンクの防護服も、暑くて大変だったけどよかったです。私自身、ネジが外れていきました」と振り返り、「20代前半によくやっていた演技を久しぶりにやりました。でも実際に自分にもそういう面があって、誰にでもあるのではないでしょうか。社会生活をする時の社会的な姿もあれば、本当に親しい人にしか見せられないおっちょこちょいな姿もあるじゃないですか。甘えたり。人に1つの姿しかないとは思いません。だからテクソンのキャラクターも、自分に全くない部分を作り出したわけではありません」と語った共演した俳優たちとの相性も伝えた。まずソン・ソックとの共演について、「ソックさんとの共演は、Netflixドラマ『センス8』の時から4本目です。何度も共演しているので、楽しく撮影しました。彼は合コンとその夜から登場しますが、キム・ヒウォン先輩が記者試写会で面白い話をしていました。そのシーンがまるで"告白攻撃のようだ"と。テクソンもスピルも、される側としては"告白攻撃"になると思います。本当にぴったりの表現だなと思いました。楽しく撮影しました」と語った。また、キム・ユンソクについては「気楽でした。いろいろな瞬間がありますが、シーンを作って、それが繋がって映画が出来上がっていく中で、先輩は木の幹で、私は小枝のような感じでした。だから信頼して自由に演技することができました」とし、「正確にどこで印象的な撮影をしたかは覚えていませんが、大抵、もともとのセリフより少し面白くしました。アドリブというより、くりかえしになりますが、より面白い方向にしました。また、カットされたシーンも多く、私の印象に残っているシーンはカットされました。イ・ギュンと終盤にベンチで話すシーンで、劇中には短いシーンが入っていますが、本来はもっと長かったんです。お互いの幼い頃の夢を語り合いながら、率直な会話をするシーンでした」と振り返った。女優としての心境も聞くことができた。彼女は以前とは変わったプロモーション方法に対するプレッシャーについて、「プレッシャーというより、私が6ヶ月~1年に1回プロモーションをするのは問題ないと思います。ただ、自発的に毎日SNSをアップし、Vlog(ブイログ:Video+Blog)を毎週アップし、家を全部公開する。こういうことには慎重になろうと思っています」と打ち明けた。続けて「たまに出てきて自分の話をしたり、自分の価値観や人生観を語ることはそこまで影響はないと思います。ですが、Vlogみたいに自分のプライベートを公開するのは避けようと思っています。屋上部屋に住む人を演じたり、お金持ちを演じたり、刑務所の中の人物を演じることもありますが、『嘘じゃないか、ペ・ドゥナはあんなところに住んでない』と思われてしまいそうで。年齢を重ねるにつれて、観客に配慮して自分がアップしたい写真を控えようと思う時があります。私もシェアしたいけれど、ファンのために。私も話したいし、見せたいけれど、すると何万もの人が見るじゃないですか。私のデータが積み重なっていくということだから、そういった部分で不安になります。私の演技寿命を少しでも延ばすために、プライベートの公開は慎重になろうと思っています」と語った。また「最近は、ロマンスを見るのが楽しいです。しかしそれは、社会やニュースに影響を受けているのだと思います。最近のように悲しい時や気持ちが塞いでいる時は、ロマンスや一人の人生が描かれた作品を観たくなります。(そのような意味で)『おつかれさま』(Netflix)が良かったです。大義名分ではなく、人の人生を見ているのが癒されて良かったです」とし、「以前は、ある意味社会的なメッセージがあるものや、SFファンタジーみたいなものが私の興味を引いたとすれば、今は人間の感情の話が観たくなりました。その時々で即興的に『惹かれる』と思う作品がいくつかありますが、流行の影響を少し受けているようです」と振り返った。次の出演作選びについて、「最近は慎重になってきています。たくさん出ていた時は、シリーズ物だったのでたまたま多く出ているように見えました。ドラマ『秘密の森』のように。でも、(作品数は)それほど多くなかったんです。最近はもう少し慎重に選ぼうと思っています。映画が多くないこともあり、さらに慎重になっていまうs。今も注意深く選んでいます」とつけ加えた。最後にペ・ドゥナは「『ウイルス』は、一般向け試写会の反応はとても良かったです。どのように受け止めていただけるか不安がありました。私たちは楽しかったけれど、ジャンルがブラックコメディということもありますし、うまくいくか不安だったんです。ですが、『家族計画』と同様、観客は一風変わったものが好きなようです。爽やかな映画を観たい方は、ぜひ映画館に足を運んでほしいです」と呼びかけた。