俳優アン・ソンギさん「金冠文化勲章」を受章…葬儀に多くの著名人が弔問
写真=Newsen DB韓国の文化体育観光部は昨日(5日)、アン・ソンギさんに金冠文化勲章を追贈すると発表。文化勲章は文化芸術の発展と国民の文化享受に貢献した功績が顕著な者に授与される勲章だ。今回の金冠文化勲章受章はアン・ソンギさんの60年以上にわたる韓国映画の発展への貢献を称えるもので、2005年の宝冠文化勲章(3等)、2013年の銀冠文化勲章(2等)に続く3度目の勲章となる。アン・ソンギさんは昨日午前9時ごろ、ソウル龍山(ヨンサン)区にある順天郷(スンチョンヒャン)大学病院の集中治療室で、家族に見守られる中、死去した。享年74歳。故人は昨年12月30日午後、自宅で食べ物を喉に詰まらせ意識を失い、救急搬送された。その後、心停止状態で心肺蘇生法(CPR)を受け、救急室に搬送されたが、意識不明のまま入院から約1週間後にこの世を去った。アン・ソンギさんの葬儀場はソウル聖母病院葬儀場31号室に設けられ、5日間にわたり映画人葬として葬儀が執り行われる。出棺は9日午前6時で、埋葬地は楊平(ヤンピョン)にある自然葬施設「ピョルグリダ」となる。イ・ジョンジェやチョン・ウソンら映画関係者が棺を担ぎ、故人の最後の旅路を見送る。葬儀は、(財)シン・ヨンギュン芸術文化財団と(社)韓国映画俳優協会主管で映画人葬として行われ、名誉葬儀委員長シン・ヨンギュン、ペ・チャンホ監督、韓国映画俳優協会イ・ガプソン理事長、シン・ヨンギュン芸術文化財団職務代行シン・オンシク、韓国映画人協会ヤン・ユンホ理事長など4人が共同葬儀委員長を務める。故人との別れの場には、多くの人々が訪れた。この日、最初に葬儀場を訪れたパク・サンウォンは「とても悲しいが、天国で安らかに演技を続けておられるだろう」と語った。故人の60年来の親友チョー・ヨンピルも葬儀場を訪れ、「前回入院した時にも来た。大丈夫だと思っていたのに突然こんなことになって、本当に残念だ。まだやりたいことがたくさんあったはずなのに⋯⋯」とし、「子供の頃、学校が終わると一緒に家に帰ったことを思い出す。安らかに眠れ、と伝えたい。ソンギ、また会おうね」と伝えた。故人と「ツー・コップス」「ラジオスター」など様々な作品、番組で共演したパク・チュンフンは、「心から尊敬する先輩であり、人格的に尊敬する方が亡くなられ、本当に悲しい」とし、「40年間、先輩と映画を撮らせていただけたことは俳優として幸運だ。そして、人間として良い影響を受けたことにも感謝している。悲しい気持ちを表現しようがない」と語った。祖国革新党のチョ・グク代表も葬儀場を訪れ、「幼い頃、アン・ソンギ先生の映画を観て育った」とし「個人的な縁はないが、私は1人のファンだ。先生のような方がいらっしゃったからこそ、今の韓流ブームがあると思う」と述べた。ファン向けの弔問スペースも設けられた。葬儀委員会は5日から8日までを公式追悼期間と定め、該当期間中にソウル中(チュン)区ソウル映画センター内に市民追悼スペースを設ける。追悼スペースは毎日午前10時から午後6時まで開放され、誰でも自由に弔問可能だ。1957年にキム・ギヨン監督の「黄昏列車」でデビューしたアン・ソンギさんは、以降60年あまりで約200本の映画に出演した。代表作は映画「ツー・コップス」「シルミド/SILMIDO」「美術館の隣の動物園」「光州5・18」「神の一手」など。2019年に公開された主演映画「よりそう花ゝ」では第53回ヒューストン国際映画祭で韓国人俳優史上初のプラチナ賞、主演男優賞の2部門を受賞するの快挙を果たし、「ディヴァイン・フューリー/使者」でパク・ソジュンと共にメインキャストを務めるなど、近年まで精力的に活動を続けていた。その後、2019年に血液がんと診断され、2020年に完治判定を受けたが、再発を公表。治療に専念していたが、2022年には出演映画「ハンサン ―龍の出現―」が公開されるなど、生涯を通して精力的な演技活動を続けていた。