「1日3回もジムで筋トレを…」過度な役作りで苦しんだ経験を持つ俳優たち
※この記事は、摂食障害についての内容を含みます。
「自分のありのままの身体を愛そう」という考え方を、“ボディ・ポジティブ”といいます。
その影響はいま、映画やテレビ界にも広まり、自分の身体に負担をかける「過度な役作りはやめよう」という考え方が浸透してきています。

イメージ画像 / Via Boonyarit Buaban / Getty Images
今回は、役作りにおける不健康な食生活や過度な運動に苦しんだ経験を持つ、男性俳優たちのインタビューを紹介します。
1. マシュー・マコノヒー

Amy E. Price / Getty Images

Focus Features
映画『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013年)で、やせ細ったエイズ患者の役を演じるため、体重を約20キロ 落としたマシュー。
撮影中は毎日、ごく少量の食事しか摂っていなかったといいます。
「正直大変だった。毎週3キロずつ体重を落とすんだ。朝はダイエットコーラ、卵白2個、鶏肉1枚、そしてまたコーラの繰り返しだった」
「体重は64キロまで落ち、いつもおなかが空いてイライラしていた。まるで『エサをくれ』と鳴く、ひな鳥のような生活を送っていた」
2. クリスチャン・ベイル

Paramount Classics

Paramount Classics
映画『マシニスト』(2004年)の撮影前の4カ月間で、約28キロの減量に成功したとクリスチャン。当時の食事はリンゴ1個、ツナ缶1つ、コーヒーだったそう。
2019年のメンズ・ヘルス誌 のインタビューでは、こう明かしています。
「これ以上、肉体改造をしようとは思いません。年を取ったし、これまでのように体重の増減をしていたら、死んでしまうような気がするからです」
3. チャニング・テイタム

Tristar Media / Getty Images

Warner Bros. Pictures
映画『マジック・マイク』シリーズで知られるチャニング。続編をこれ以上やりたくない理由をトーク番組 で明かしました。
「映画のためだけではなく、日常生活でも筋トレをしているけれど、そうだとしてもあの身体づくりは異常でした」
「いつもお腹を空かせなきゃいけなかった。あんなに身体を絞っていたら、健康なわけないです」
4. ジェシー・メトカーフ

Gonzalo Marroquin / Getty Images for CLD PR / White Fox

20th Century Studios
映画『モテる男のコロし方』(2006年)の撮影中、不健康な生活 を送っていたと話すジェシー。撮影がないときはつねにジムに行っていたそう。
「ろくな食事も摂らずに、1日3回もトレーニングしていました。毎晩ジムで鍛えて、サーモンを食べる生活でした」
5. ザック・エフロン

Paramount Pictures Studios
映画『ベイウォッチ』(2017年)の撮影後、「二度とあんな体型にはなりたくない」と語っていたザック。
「身体にほとんど余裕がない状態で撮影していて、ものすごく大変でした」
「皮下の“水っぽさ”をなくして、6パックを4パックにする…。そんなのバカげているし、あれは現実とは思えなかった…」
ザックは自身のドキュメンタリー番組 で「半年間、炭水化物も摂っていなかった。解禁したときは気が狂いそうでした」と話しています。
6. ブラッドリー・クーパー

Kevin Winter / Getty Images for Spike TV

Warner Bros. Pictures
映画『アメリカン・スナイパー』(2014年)の役作りで増量を経験しているブラッドリー。
GQ誌 によれば、ブラッドリーのパーソナルトレーナーは「彼に強制的に食事を与えなければならなかったことがいちばんつらかった」と話しています。
ブラッドリー自身も当時のつらい記憶について次のように語りました。
「自分の身体を見て、心からショックを受けました。ピザやケーキならまだしも、当時は1日に6000キロカロリーを摂取していたんです」
7. 50セント

Randall Emmett
映画『オール・シングス・フォール・アパート』(2011年)でガン患者の役を演じるため、2カ月半で体重を約20キロ 以上を減らしたといいます。
流動食と1日3時間のトレッドミルでのランニングで減量したのだとか。
マネージャーは心配になって医者に診てもらうことを勧めたそうですが、当時の50セントはこう思っていたと話します。
「自分がイメージする役のルックスに合わせなければいけなかったから、病院には行きたくなかった」
「当時は減量に夢中で、自分の身体のことはまったく気にならなかった。鏡を見るたびに『もっと小さくならなきゃ』と、ずっと考えていた」
8. トム・ハーディ

Getty Images
映画『ダークナイト ライジング』(2012年)の役作りでは、トレーニングと増量に追われていたというトム。同時に、こんなことにも気を付けていた と明かしました。
「思い切った肉体改造には代償が伴います。若いころは何ともなかったけれど、40代になると急激なトレーニングと増量には気をつけなければいけません」
「身体を壊したわけではないですが、以前より身体が悲鳴を上げているのは確かです。子どもを抱っこするのが、ちょっときつく感じるんです」
9. ジョージ・クルーニー

Warner Bros. Picture
映画『シリアナ』(2005年)の役作りのため、1カ月で約13キロ の増量を経験したジョージ。
「“好きなものをいっぱい食べられて最高じゃん”と、みなさん思うでしょう。でも現実は、毎日大食いコンテストに参加しているかのようで苦しいんです」
「自分自身が惨めになりました。イタリアにいるのに食べるのがまったく楽しみじゃなかったんですから。美食の国イタリアでそんなことを思う人なんて普通はいませんよ」
一部読みやすさのために編集してあります。
この記事は英語 から翻訳・編集しました。 翻訳:髙島海人