衣類の洗濯物は裏返しで洗う? それとも表? 実は、汚れがよく落ちるのは⁉
●写真はイメージです。写真提供/ピクスタ
洗濯するときの衣類は、「表・裏返し・脱いだまま…?」のどの状態で洗っているかを「たまひよ」アプリユーザーに調査してみました。洗濯方法の正解をナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに聞いてみました。
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裏返して洗う派 VS 表で洗う派の理由とは…?
まず、みんなの洗濯方法とその理由について迫ってみました。
◾️ほこりがたまりやすいポケットつきのボトムは裏返し
「ポケットがついているボトムスのみ、裏返して洗っています。ポケットを縫いつけている部分の内側にほこりがたまるときがあるので、裏のほうが取れやすいような気がしています」(しおしお)
◾️靴下は裏返しに
「洋服は表にして、靴下は裏側にして洗っています。菌が張りついていそうなほうを洗うイメージなので…」(しらたま)
◾️汚れのひどいものは手洗いしてから
「衣類は、表にして洗っています。汚れがひどいものは先に手洗いしてから洗濯機に入れています」(みんと)
◾️プリントのあるものと靴下は裏返し
「プリントのあるものは裏返し、夫の靴下は毛玉が出るので裏返してネットに入れて洗っています」(山盛りご飯)
◾️カゴに入れた時の状態で洗濯
「私のものは表、夫のものは裏返しで洗っています。夫のものは身体に触れている部分を外側にして洗っています。私は、乾かすときも、着るときも戻すのが面倒なので表で洗っています。あとは、基本カゴに入れられたときの状態で洗濯しています」(りん)
◾️表返して洗うのが基本
「できるだけ表に返して洗っていますが、子どもの便汚れや汚れた箇所によっては裏返しにしています。ズボンの裾など、まくったまま砂遊びをしていると砂が入っていることがあるので、洗濯機に入れるときは伸ばした状態で入れています」(MARIA)
◾️大切な衣類は裏返し
「傷むのが心配なニットやトレーナーなどは、裏返していますが、他はあまり気にしていません」(おくらかーちゃん)
◾️傷みが少ないと聞いてから裏返し
「表面の傷みが少ないと聞いて、すべて裏返しで洗っています。たたむときに表に返すのは面倒だけど、慣れたら何も思わなくなりました」(あーさん)
◾️裏返しはたたむときに面倒
「表にしています。裏返しのほうがいいと聞いたことはありますが、たたむときに面倒くさいので表にしています」(りり)
◾️脱いだまま洗濯の方が時短に
「脱いだままそのままにして洗い、乾いたあとは、もとの状態に戻したほうが時短になる気がする」(ぽんし)
洗濯物は裏も表でも汚れ落ちは変わりません!大切なのは衣類の汚れをゆるめること
洗濯物の裏表は、汚れの落ちに関係ないと、本橋ひろえさん。その理由と、洗濯物の汚れを落とす効果的な方法について教えてもらいました。
「汚れのひどいものは予洗いされていたり、プリントものは裏返しで洗ったり、丁寧に洗濯をされていると思います。みなさんが実践されているように、色あせしやすいプリントや色もの、ほこりや糸くずなどがたまりやすいポケットのついている洗濯物は、裏返して洗濯が正解です。
けれど、基本的に洗濯物の汚れの落ち具合は、表でも裏でも関係ありません。
というのは、そもそも洗濯機は、衣類を水流で揉んだり、こすったりして汚れを落としているわけではないからです。洗濯機の水流は、繊維の中の汚れを洗い流すものなのです。
洗濯物をきれいに洗い上げるポイントは、衣類に染み込んだ皮脂や油汚れを洗濯液で溶かし出すことです。
汗汚れはたっぷりの水だけで落ちますが、皮脂や油汚れは水と洗剤だけでは落ちにくいのです。お湯で作った洗濯液につけおきすることで、洗剤に含まれる界面活性剤が洗濯物の繊維の中まで染み込み、汚れを溶かし出しくれるので、お湯洗いがオススメです。
洗い方は、まず洗濯機の表示通りの洗剤を入れて40度前後のお湯を低水位まで注ぎます。洗濯機を少し回して洗濯液を泡立ててから、洗濯機を一時停止。その中に、洗濯物を投入し、水面から洗濯物が出ないくらいにお湯を注ぎ、5分ほどつけおきし、洗濯液を浸透させます。ジーンズや厚めの衣類、フリースなど洗濯液が浸透しにくいものは、15分ほどつけおくといいでしょう。そのあとは、いつも通りに洗濯機におまかせで大丈夫です。
お湯が使えないご家庭は、深めのバケツや洗面台で洗濯液を作って、軽く押し洗いしてから、5分ほどつけおきするという方法があります。そのあとは、洗濯液を捨てて、すすぎ+脱水します。
また、お風呂の残り湯を活用する場合は、お風呂に最後に入った人が出たあとすぐに、残り湯を使って洗濯するのであればOK。ただし、お風呂のお湯は30度以下になると、皮脂やたんぱく質をエサに雑菌が繁殖するので、冷めた残り湯を洗濯に使うのは避けましょう。
洗濯機にお任せするより少し手間はかかりますが、洗い上がりは変わりますから、試してみてください」(本橋ひろえさん)
大切な衣類を守る洗濯のポイント
■洗濯物は、水の中で泳ぐぐらいの量が目安
洗濯をするときは、水の量に対して、洗濯物の量が多くなりがち。水の量が少ないと汚れ落ちが悪くなるだけでなく、洗濯物同士がこすれあって生地を傷める原因に。水量は洗濯物が水の中で泳げるくらいが目安です。
■柄ものやプリント、色物はネットを使って!
デリケートな衣類をネットに入れて洗濯するように、色柄ものもネットに入れて洗濯を。
黒や紺などの色あせは、色落ちするのではなく衣類が水の中でこすれあい、けばだつことが原因です。大きめのネットは、他の洗濯物とからみやすいので、立体的で小さめなものがオススメです。ネットは、繊維クズが入りにくい目の細かいものを選んで。
■裏返しで干す
洗濯物を傷み(色あせなど)から守るためには、紫外線対策も重要です。色柄ものは裏返して干すのが正解。また、ポケットのある衣類も裏返しで干したほうが乾きやすいです。我が家では、紫外線対策のために、夏は夜洗濯して干し、朝取り込んでいます。
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ほとんどの洗濯物の汚れ落ちは、裏表関係ないのですね…。それよりもお湯と洗剤で汚れを落とすことが大事ですね。
(取材・文/酒井範子、たまひよONLINE編集部)
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2026年2月の情報で、現在と異なる場合があります。
本橋ひろえさん

PROFILE)
北里大学 衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、東京を中心に各地でチュラルクリーニング講師になり、ナチュラクリーニング講師としてテレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境&手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン&楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』などがある。
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