「あんぱん」で注目度アップ 原菜乃華 主演映画「見える子ちゃん」も公開

「今はまだ、学生役のほうが演じやすい」と語る原菜乃華(石井健撮影)
原菜乃華(21)は次世代を担う注目の若手俳優の一人だ。NHK連続テレビ小説「あんぱん」に出演中で、お茶の間での認知度も急上昇している。
6日から主演映画「見える子ちゃん」(中村義洋監督)が公開。突然、霊が見えるようになり狼狽するが、彼らを全力で無視しようと決心する高校生、四谷みこを演じている。
新しいチャレンジ
同名漫画が原作。アニメ版のファンでもあった原は「みこちゃんを演じたい!」という強い思いでオーディションに臨んだ。
「これまでは感情を表に出す役が多かった。感情を押さえ込もうとするみこちゃんを演じることが、新しいチャレンジに思えた」
撮影当初は中村監督から「もっと感情を抑えても大丈夫」と指摘されるなど「あんばいが難しかった」が、監督と一緒にモニターで自分の芝居をチェック。
「目線の動きなどをミリ単位で調整しながら、次第に監督が目指すものとのすり合わせができ、スムーズに撮影を進められるようになりました」
中村監督はホラーの名手だが、今回はホラーの要素を巧みに取り入れた青春学園コメディーと呼ぶのがよさそう。家族愛や社会問題まで描き、ユニークで、かつ最後には胸を打たれる。〝新時代の角川映画〟という趣もある。
「新感覚のホラー作品。いろんな感情がクルクルと動かされ、ジェットコースターやおばけ屋敷の感覚で楽しんでもらえる作品になっているのではないでしょうか」
楽しい「あんぱん」撮影
一方、「あんぱん」の撮影を楽しんでいる。主人公、朝田のぶの妹、メイコ役。「メイコは、家族と一緒の場面が多い」。その家族は、のぶに今田美桜、すぐ上の姉、蘭子が河合優実。吉田鋼太郎と浅田美代子が祖父母役で、母役には江口のりこという豪華布陣だ。
「すてきな方ばかりで、楽しい撮影現場です。日々が勉強。貴重な経験に感謝しながら現場に通い、毎日があっという間に過ぎていきます」

映画「見える子ちゃん」©2025『見える子ちゃん』製作委員会
経験を重ね、どんどん成長しているのだ。
「悩むこともあるし、ネガティブになってしまうことも多いのですが、そこから立ち直るスピードが速くなりました。毎日撮影があり、次があるので切り替えていかないと。悩むのを後回しにするのが、少し、上手になった気がしています」(石井健)

俳優の仕事は「楽しい」と語る原菜乃華=東京都千代田区(石井健撮影)