林原めぐみブログ巡り賛否過熱 津田大介氏、百田尚樹氏、フィフィも参戦

林原めぐみ

人気アニメ「名探偵コナン」(日本テレビ系)の灰原哀役などで知られる声優、林原めぐみ(58)が8日に政治的な発言の難しさになどについてつづったブログが、ネット上で大きな議論を巻き起こしている。10日までにX(旧ツイッター)でトレンド入りし、インフルエンサーのみならず多くのユーザーが反応。賛否が激しく飛び交う事態となった。

津田大介氏

発端となった「興味がない、わからない、知らない」と題したブログで林原は、選挙の投票率が低い日本の現状に強い危機感を表明。一部の民泊利用者や外国人観光客による迷惑行為に言及し、政治への無関心が、日本のマナーや「おもてなし」精神、世界に誇るアニメ文化にまで悪影響を及ぼす可能性を憂えたという内容だった。

「日本ザリガニが外来種に喰われちゃった」発言の波紋

特にネットで大きな波紋を呼んだのは、外国人観光客のマナー違反を受けて、林原が「しっかり取り締まらないとやばい 日本ザリガニがあっという間に外来種に喰われちゃったみたいになってしまう」という言葉で主張したことだ。ブログのコメント欄には「ヘイトスピーチだ」との批判が寄せられた。Xでも「外来生物の例えは酷いね」「安易なエンタメ化はやっぱ良くないんですよ」といった声が上がる一方で、「わかりやすかった 日本を壊されたくないよ」と賛同するユーザーも多くいて、意見は二分した。

百田尚樹氏

“規制が急務”と津田大介氏 “当たり前のこと”と百田尚樹氏

林原のブログとそれに対するネットの反応を受け、ジャーナリストの津田大介氏(51)は同日、Xで「『林原めぐみ』でX検索すると大変な事態になってることを把握。既存メディアが力を失い極右や陰謀論系ユーチューバーのコンテンツが常時おすすめに表示されるような世界線なのだから、ユーザーのリテラシー不足だけを責めても何も問題は解決しない」とポスト。続けて「EUレベルのプラットフォーム規制が急務」との見解を示し、SNSのあり方について問題提起した。

フィフィ

ただ、林原はブログで政治家の裏金問題を批判した上で、有権者に向けて投票に行くことの重要性を強調しており、「とにかく、選挙権がある人は(18歳からね)今一度、その権利を考えて欲しいと言いたかった」と記していた。読者からは「国民は意見に左右されないので、これからも自由に議論できる日本であってほしい」「選挙に行くことがまず重要だ」といった好意的なコメントが寄せられている。

作家で政治団体「日本保守党」の党首である百田尚樹氏(69)は同日、Xで林原氏のブログが炎上しているというネットニュースを引用し、「なぜ、当たり前のことを言うだけで、炎上するのか!今の日本社会は当然のことが言えない空気になっている」と擁護。百田氏はかねてより外国人観光客の増加に対して懐疑的な姿勢を示しており、今回の林原の発言に共鳴する姿勢を見せた。

フィフィ、仕事への影響「心配ですね~」

また、タレントのフィフィ(49)もXで「心配ですね〜」と書き出し、「こうして正論を発信しただけで、干されちゃうんですよ…経験者語る。あーやだやだ」と、林原の本業である声優の仕事への影響を懸念している。

人気声優からの異例ともいえる今回の発信は、多様な反応と衝突を生んだが、林原がブログの結びで「やはり政治的な発言は、難しい」と漏らしたように、ネットにおける言論の難しさを浮き彫りにしたようだ。