菅井友香、櫻坂46卒業から3年で変化「ダメな自分を好きに」 「ロンダリング」で藤原丈一郎とタッグ

「ロンダリング」に出演する菅井友香 撮影:中村嘉昭 ヘアメイク:花岡恵 / Megumi Hanaoka スタイリスト:TOCO

女優の菅井友香が、7月3日にスタートした連続ドラマ「ロンダリング」(カンテレ・フジテレビ、木曜深夜0時15分ほか)に出演する。2022年にキャプテンを務めていた櫻坂46を卒業し、来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)への出演も決まるなど女優として成長著しい菅井に、撮影現場の様子や、卒業から3年たって変化したことなどを聞いた。

本作はカンテレとFODがタッグを組んだドラマ枠の第3弾。“死者の声が聞こえる”という役に立たない特殊能力を持つ主人公、緋山鋭介(藤原丈一郎)が、嫌々ながらも社会の闇に足を踏み入れ、非業の死を遂げた人々の人生に寄り添い奮闘する社会派ミステリー。緋山のお世話係兼相棒で、自身も霊を見ることができる蒼沢夏凜役を菅井が演じている。

撮影中は「頭が疲れました」

――ご自身が演じる夏凜はどんな女性?

「夏凜は、異変がある場所などを色で認識できる能力を持っているんですけど、自分はそんな力はほしくなかったと思っているので、普段はあまり使わないようにしています。勤めている『アマミ不動産』で仕事をしている時は、社長の天海(大谷亮平)が知っているからその能力を活かしてはいるけれど、本当はなるべく使いたくないと思っているタイプです。そんな夏凜ですが、緋山くんに出会って影響を受けていって、少しずつ考え方が変わっていくところが面白いと思います」

――撮影中、苦労した点は?

「巧妙なストーリーをひも解いていくような作品で、セリフ量もたくさんいただいたので、事件を整理していくシーンでは、『今どの位置にいるんだっけ?』と分からなくなることがありました。撮影中、自分の頭で整理しながら夏凜を演じるのが大変で…。結構いろいろなことが起きるんですけど、どことどこがつながっているのかと考えながらだったので、混乱しちゃって頭が疲れましたね(笑)」

――自分で理解できなかった時はどなたかに教えてもらったのですか?

「何でも相談できる温かいチームで、監督もミスがないかと見守ってくださって、そういう方がたくさんいらっしゃったので、『今のシーンはこういう解釈で大丈夫ですか?』『今どこの位置でした?』と何でも聞けて、一緒に整理してくださったので、すごくチーム感が良くてありがたかったです」

藤原丈一郎とのバディは「自然と」

――藤原さんとバディ感を出すために相談しましたか?

「藤原さんとは、撮影合間の数分でもセリフを一緒に確認しようという感じで、移動中でもずっとセリフの確認をしながら、いい作品になるようにと真面目にやっていました。なので、バディ感を作ったというか、自然とそうなって見えるかもしれません。同い年ですし、『ここ、確認しよう』とか何でも言える関係性だったので、すごくありがたかったです。たくさんセリフがあるシーンで、私が早めにセットに入って練習していた時に、藤原さんはお休みしていてるのに来てくださって、『セリフ合わせしよう』と言ってくださいましたし、夏凜が緋山を殴ったり蹴ったりするシーンでは上手に受けてくださって、全力でぶつかることができたので、やりやすくて心強かったです」

「ロンダリング」に出演する菅井友香 撮影:中村嘉昭 ヘアメイク:花岡恵 / Megumi Hanaoka スタイリスト:TOCO

――ご自身では、不思議な現象を信じているタイプ?

「私は霊を感じたり見えたりしないんですけど、母はそういうのを感じやすいタイプなので信じています。母が深夜にマラソンをしていた時に、柳の木の下でありえない倒れ方を人がいたと言っていたので、霊って本当にいるのかもと、その時に思いました。

自分では、高校時代に乗馬クラブに泊まりがけで行っていた時、隣の部屋でずっとベッドを動かしている音がして、全然寝られなかったんです。何か作業しているのかなと思ったんですが、次の日、隣の部屋にいったら誰もいなかったんですよ。そこのスタッフさんに聞いても、『その部屋には誰もいないよ』と言われて…。あれはちょっとおかしい。絶対、何かがいたなって思っています。でも、その部屋で過去に何か起こっていたのかとか、真相は聞かなかったです。でも、私は、薄い壁の向こう側でお化けがいて何かをしていたんだろうなって今でも思っています」

「ロンダリング」に出演する菅井友香 撮影:中村嘉昭 ヘアメイク:花岡恵 / Megumi Hanaoka スタイリスト:TOCO

――現場でそういう体験は?

「霊が見えるという役どころで、ちょっと見えるようになった気がしたので、廃墟とかのシーンで『ここ怪しい』『怖い、ここなんかいる!』とか言って、みんなを怖がらせていました(笑)」

――霊は見えないとのことですが、そのほかの特殊能力は備わっていたりしますか?

「前日にある人のことを考えていたら、翌日バッタリ会ったことがあります。その人に会いたいなと思っていたんですよ。そうしたら、偶然ショッピングモールで会ったり、食べたいなと思ってたものを、タイミングよくいただけたりとか。そういう引き寄せみたいなことはよくありますね。ラッキーなだけかもしれないです」

「朝ごはんは絶対に食べます!」

――仕事の時のルーティンやジンクスがあれば教えてください。

「朝のルーティンとしてなるべく朝ごはんをしっかり食べるようにしたいなって思っています。今回の現場では、スタッフさんが朝ごはんを作って持たせてくださったんですよ。ちゃんとカンテレのキッチンでおいしいのを作ってくださって、メッセージに『がんばろう!』と書いてあって、それにすごく元気をもらっていました。朝ごはんは絶対に食べるという小さい頃からの習慣を大事にしてます。今でも、時間がある時にパッと食べられるようにおにぎりとかを用意して、しっかり食べてお仕事に集中できるようにしています。すぐお腹が鳴っちゃって、音声さんにバレて恥ずかしいから…という理由もあります」

――アイドルを卒業してから、心境の変化や成長したなと感じる部分は?

「ロンダリング」に出演する菅井友香 撮影:中村嘉昭 ヘアメイク:花岡恵 / Megumi Hanaoka スタイリスト:TOCO

「グループにいた時は、1人で仕事の時もグループを背負っていて、キャプテンとしてという気持ちは常にあったんですけど、そういう気持ちをどんどん排除していって、見せないようにしていたダメなところも、どんどん出していきたいなと思えるようになったのは、私の中での変化でした。マネジャーさんも『もっと自分をさらけ出していっていいんだよ』『そういうダメな部分を含めて“菅井友香”を知ってもらえたらいいよ』『役に活かせるかも』と言ってくださったりするので、ダメな自分を好きになっています」

――周りから成長したねと言われたことは?

「今作で、1カ月ぐらい関西に行ったり来たりした時、マネジャーさんがいらっしゃらずに自分1人で全部やっていたんです。そうしたら、マネジャーさんに『しっかりしたね』と言われました。自分から前もって行動を確認するようになって、『この資料ありますか?』とか聞いたり、誰かに言われる前に準備をしたり。でも、この前、車の中に忘れ物をしちゃって届けてもらったこともあったので、まだダメダメかもしれないですけど、そうやって感じてもらえたのだから成長してると思いたいです。ちゃんとすればできるんだろうなぁ(笑)」

菅井友香(すがいゆうか)プロフィル

1995年11月29日生まれの29歳。出身地は東京都。15年、欅坂46の1期生オーディションに合格し、芸能界デビュー。22年、グループを卒業後、女優、タレントとしてさまざまな番組に出演中。「競馬 BEAT」(カンテレ)、「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)ではレギュラーMCを務めている。26年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)への出演が決定している。