「ダッフィー&フレンズ」20周年、7人の”虹色グラデーション”に込められた仕掛けとは?東京ディズニーシーで愛され続ける理由
東京ディズニーシーで愛され続ける「ダッフィー&フレンズ」が、今年20周年を迎える。2005年にダッフィーが初登場して以来、その温かなストーリーと愛らしいキャラクターで多くのファンを魅了してきた「ダッフィー&フレンズ」の世界。今年はいったいどんなメモリアルイヤーになるのだろうか——20年の歴史を振り返り、その魅力や今後の展望を株式会社オリエンタルランド 商品本部・商品開発部の前田翼さんに伺った。
最新イベント『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』の撮り下ろしカットとともにお届け!
ぬいぐるみと一緒に散策するスタイルが大人気に
「20周年という節目を迎えられたのは、ひとえにゲストの皆様のおかげです。今年は特に、皆様の心に深く刻まれるような素敵なご提案ができるように準備しておりますので、ぜひご期待ください。20年の感謝を伝えるために、ゲストとともに祝える特別な時間を作りたいと考えています」と、前田さんはメモリアルイヤーへの意気込みを語る。

株式会社オリエンタルランド 商品本部・商品開発部の前田翼さん 撮影/村田克己
日本では2005年に東京ディズニーシーでデビューしたダッフィー。ダッフィーのぬいぐるみやコスチュームは瞬く間に大人気となった。前田さんは当時について、次のように振り返る。
「東京ディズニーリゾートでは、キャラクターと出会った思い出や記念として、ぬいぐるみを購入し、持ち帰ってくださるゲストがいらっしゃり、ダッフィーについても東京ディズニーシーで初めて出会うキャラクターとして、ゲストに評価していただきました。また、デビュー後しばらくしてから、ダッフィーのぬいぐるみを東京ディズニーシーの中で持ち歩いて、写真を撮ったりしながら楽しむゲストが増えました。多くのゲストがぬいぐるみを持ち歩いている様子が話題にもなり、ダッフィーが広く認知されるようになったと思います」

"サルードス・アミーゴス!"グリーティングドックではダッフィーと写真が撮れる ©Disney
本記事の取材中も、ゲストがダッフィー&フレンズのぬいぐるみチャームやカチューシャなどを身に付けたり、ときにお揃いのコーディネートを楽しんだりしている姿が多く見られた。なかには抱えるほどの大きなぬいぐるみとともに散策しているゲストも。それぞれが思い思いの時間をダッフィー&フレンズとともに過ごしているのが印象的だった。
こうした多彩なグッズ開発において、企画やデザインでどのようなことを意識しているのだろうか。
「プログラムのストーリーやテーマ性に合っているかどうか、キャラクターごとの個性を引き出すことはできているかなどを一番大事にして企画しています。そのほか、一般市場のトレンドを取り入れるなど、様々な角度からグッズやコスチュームを検討し、唯一無二の商品になるよう開発をしております」
特に印象深いテーマとして夏を彩った『ダッフィーのサニーファン』(2019年)を挙げ、「ポータブルファンや透明素材のポーチなど、夏をテーマにしたからこそ開発できた商品がたくさんありました。パーク内のフォトロケーションでゲストご自身のダッフィー&フレンズのぬいぐるみと一緒に写真を撮って楽しんでいただくなど、ダッフィー&フレンズとの夏の楽しみ方をご提案できたイベントになったと感じています」と話す。

ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネスのスペシャルグッズより「ミニタオルセット」 ©Disney
ダッフィー&フレンズのカラフルなグッズの数々は、日々の疲れを癒やし、ここぞという場面で勇気を与えてくれそうだ。前田さんに、現代ビジネス読者にもおすすめのアイテムを伺ってみると、「ミニタオルをカバンのなかに入れておくのがおすすめです。ふとした時に目に入ると元気をもらえますし、実は私自身も愛用しています」と笑顔で語ってくれた。
ダッフィー&フレンズ 7人それぞれの魅力
2022年9月には新しいお友達、リーナ・ベルが加わり、ダッフィー&フレンズはダッフィー、シェリーメイ、ジェラトーニ、ステラ・ルー、クッキー・アン、オル・メル、そしてリーナ・ベルの7人となった。彼らが長年愛される理由はどんなところにあるのだろう。

『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』のプログラム『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』に登場したリーナ・ベル 撮影/村田克己
「それぞれのキャラクターのチャームポイントとして、例えばクッキー・アンは何かと何かを組み合わせて料理を作るのが得意です。また、ジェラトーニは芸術的な視点を持っているので、クッキー・アンとジェラトーニの2人が組めば、きっと新しい発明が生まれることでしょう。そんなダッフィー&フレンズの化学反応にも注目していただければ嬉しいです。
また、ぬいぐるみのふわふわな手触りや見ているだけで癒やされる見た目はもちろんですが、ダッフィー&フレンズの特徴として、やさしい世界観のストーリーがあります。ダッフィーたちがお互いのことを思い合っていたり、助け合ったりする姿に、ゲストの皆さんが経験したことのある気持ちが重なり、長く愛していただけているのだと思います」

『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』のフォトスポットが登場 撮影/村田克己
前田さんにとって思い入れの深いストーリーは、2022年4月から登場した『ダッフィー&フレンズのビューティフル・レイニーデイズ』だという。本作では、“雨の日こそ楽しまなくちゃ”というジェラトーニの提案から、雨の日だからこそできること、感じられる気持ちを見つけていく。
ともすればネガティブになりがちな状況を彼らならではの発想でポジティブに変換し、楽しんでいく姿は、ちょうど新型コロナウイルス流行の影響下で様々な制限が強いられ、ふさぎ込みがちだった時勢において励ましになったという方もいるのではないだろうか。
7人が見つけた「虹」が、かけがえのない思い出に
ダッフィー&フレンズ20周年を彩る記念イベントは『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』。パレード「ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー」では、シャボン玉をふんだんに使った幻想的な演出も注目されている。
ある日、かくれんぼをしていたダッフィーたちが突然の雨にふられ、それぞれの隠れ場所で美しい虹を見かける。7人はこの虹を友だちと一緒に見たいと思うのだが…というストーリーだ。

『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』は、ディズニーシー・トランジットスチーマーラインに乗ったダッフィー&フレンズ7人が東京ディズニーシーの水域を一周するエンタ―テイメント 撮影/村田克己

『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』より、クッキー・アンとオル・メル 撮影/村田克己

『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』より、ジェラトーニ 撮影/村田克己

『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』より、オル・メルとステラ・ルー 撮影/村田克己
「一瞬で消えてしまう虹をみんなで見たかったと思う気持ちから、自分たちで作り出したシャボン玉のなかに小さな虹を見出します。一緒にいたからこそできた嬉しいことや楽しいことは、ダッフィー&フレンズのなかでもかけがえのない思い出になりました。ゲストの皆さんにも、そんなダッフィー&フレンズが感じた想いを20周年の期間を通して体験していただきたいと願っています」

シャボン玉を眺めるダッフィー&フレンズのアート 撮影/村田克己
毎回のイベント初日は、ゲストたちの熱い気持ちにふれることができ、大切な日になっていると話す前田さん。やはり今回の「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」の初日である4月8日も忘れられない一日になったという。
「お祝いの初日には、20年間ダッフィー&フレンズを好きでいてくださっているゲストの皆さんが、お気に入りのコスチュームをぬいぐるみに着せ、ご本人はダッフィー&フレンズとのお揃いコーディネートを楽しんでいたり、水上のエンターテインメントショー『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』をご自身のぬいぐるみとともに見ながら、20年間の思い出を振り返り、涙を流している姿も見受けられました。ゲストそれぞれの表現で20周年を楽しんでいただいている様子に、私たちもとても嬉しい気持ちになりました」

ダッフィー&フレンズへの愛にあふれる前田翼さん 撮影/村田克己
実は今回の「ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス」のスペシャルグッズには「あるアイデア」がほどこされているという。
「今回のコスチュームを着て7人が並ぶとダッフィー&フレンズならではの7色の虹色になるという仕掛けをしています。また、となりのキャラクターの色に影響を受けて、グラデーションになっているデザインは、それぞれの個性が影響し合うことでお互いを成長させている彼らのコンセプトを物語っているんです」

『ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス』7人のコスチュームのグラデーションカラーに注目! ©Disney
メモリアルイヤーを迎え、ダッフィー&フレンズはこれからどのような道を歩んでいくのだろうか。前田さんに、これからの未来に向けてファンへのメッセージをいただいた。
「ダッフィー&フレンズは20周年を迎え、当初1人だったダッフィーは、今では6人もお友達が増えました。1人ではできなかったこと、知らなかったことも、みんながいることでたくさんの経験ができるようになりました。ときにはそっと寄り添い、助け合いながらこれからも成長していくダッフィー&フレンズは、きっとゲストの皆さんの日々の生活のなかにやさしい気付きを与えてくれるのではないでしょうか。これからもダッフィー&フレンズのストーリーは続いていきますので、引き続き見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします」

『ダッフィー&フレンズのカラフルハピネスジャーニー』より、ダッフィーとシェリーメイ 撮影/村田克己
■ダッフィー&フレンズ20周年:カラフルハピネス
https://www.tokyodisneyresort.jp/treasure/duffy/special/duffy20/colorfulhappiness/