広陵野球部「暴行事件」井澤健太朗アナ炎上→水卜麻美アナに称賛

今夏の甲子園の開会式に臨む広陵ナイン=甲子園球場(泰道光司撮影)
一向に収束の兆しが見えない、広島の高校野球の強豪・広陵高校野球部の暴力事件。同校は7日、今夏の甲子園の1回戦で旭川志峯(北北海道)に3-1で勝利しながら、史上初の〝不祥事による大会中の辞退〟という不名誉なかたちで、その名を甲子園の歴史に刻まれることになった。
広陵野球部の一連の騒動は、SNSで加害者の特定や誹謗中傷が過熱し、大荒れ状態に陥っている。
そんな中、広陵野球部の暴力事件を巡る、テレビ朝日の井澤健太朗アナウンサー(31)の発言に批判が殺到し、一方で、日本テレビの水卜麻美アナウンサー(38)の発言には称賛の声が集まっている。
井澤アナの発言に批判殺到「SNSが終わらせた」発言に反発
井澤アナは、11日放送の情報番組「スーパーJチャンネル」(テレビ朝日系)の中で、広陵野球部の暴行事件に言及した際、「大前提として被害を受けた方、そして受けたとされる方が納得できる調査、対応が必要だと思います。それとは別に、SNSの何気ない投稿が高校球児の夏を終わらせてしまうということも投稿する前に考えてほしいと思います」と発言したのだ。

水卜麻美アナ
この発言が反感を買い、「まずは被害者がいるって認識から入ったら 高校球児の未来をってそもそも潰してるのは 本人らやで?」「SNSの何気ない投稿が高校球児の夏を終わらせてしまう? 仲間だった被害生徒一人守れない部員しかいない高校球児と学ばない指導者終わらす為に捨て身の特攻するしかなかったんだろう」などと厳しい声が相次いだ。

広陵野球部の中井哲之監督=7日午後、兵庫県西宮市の甲子園球場(泰道光司撮影)
この井澤アナの発言と対照的に称賛の声が集まっているのが、水卜アナの発言だ。
水卜アナは13日放送の情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)の中で、広陵野球部の暴力事件について、次の通りに語ったという。
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やっぱり元々の部内にルールがあったりとか、ってことでも、指導と暴力っていうのは大きな違いがあると思う。
子どものやったこととか、そういうのはまったく関係なく、やっぱり暴力はだめだ、というところを、時代とかも関係なく、もう絶対だめなこと。
そこはやっぱりちゃんと学校が向き合って、そういうもの(暴力)をスポーツ界からも学校界からもすべてなくす、という方向に、とにかくまずはそこに動いてほしいなという風に思います。
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「暴力は絶対だめ」水卜アナの毅然とした姿勢に共感広がる
この水卜アナのコメントを報じた「日刊スポーツ」の記事がX(旧ツイッター)上で拡散され、井澤アナの発言と比較され、「#井澤健太郎 アナと違って、やっぱり #水卜麻美 アナは別格だよね。 常識と良識の違いだね」「さすが水卜ちゃん」などの反応が寄せられた。
広陵高校は今夏の甲子園を辞退した理由として、学校がSNS上で爆破予告を受けたと説明した中、14日には、甲子園球場(兵庫県西宮市)に爆破予告をしたとして、男が逮捕される事件も発生した。
9~10日の間に、ユーチューブの動画のコメント欄に、「高校野球帰れ 甲子園 爆弾仕掛けた 逃げろ」などと書き込み、全国高校野球選手権大会の関係者の業務を妨げたとして、兵庫県警甲子園署に威力業務妨害の疑いで逮捕されたのは、大阪府柏原市法善寺の作業員、山崎晃平容疑者(43)。山崎容疑者は、容疑を認めているという。
14日配信の「日刊スポーツ」の報道では、甲子園署の担当者の話として、「(過去の暴力事案で大会中に出場辞退した)広陵高校の件の関連性も含めて捜査をしている」という内容が伝えられた。
広陵野球部で明らかになった2つの暴力事案と調査状況
広陵野球部でこれまでに明らかになっている事案は2つ。1つは6日に公表されたもので、カップラーメン禁止違反が発端で、学校側は、上級生から下級生への暴力行為を認めた。
一方、SNS上で被害部員の関係者が〝告発〟していた、性器や便器を舐めるように要求したとする性的いじめについては、学校側は、「新たな事実は確認されなかった」としている。
この事件の被害部員は3月末で転校し、7月に被害届を提出した。日本テレビの、「捜査関係者によると部員から任意で事情を聞いているということです」という報道もある。
2つ目の「別の事案」については、広陵高校の7日の声明で公表されたもので、「指摘された事項は確認できませんでした」と否定しつつ、元部員の保護者からの求めに応じて第三者委員会が設置され、調査が進んでいることを認めた。
この「別の事案」については、元部員側が、6日公表の事案と同様の暴力行為や性被害を訴えており、これを想起させるような〝実名告発者〟による、登場人物がすべて実名のフェイスブック投稿のスクリーンショットが拡散されている。第三者委の調査は年内に結論が出るとみられている。
野球部の中井哲之監督(63)の責任を問う声もある中、広陵の堀正和校長は10日の会見で、「監督とはそういう話(進退について)はまだ一切しておりません」「今後抜本的に(野球部の)運営体制を調査。調査期間中は指導から外れてもらう」と答えた。
堀校長によると、生徒が登下校で追いかけられる事態が発生しているといい、一連の騒動の影響は野球部以外の生徒にも及んでいる。