新たに熱帯低気圧が発生か 海面水温は沖縄~西日本で30℃ 今後の動向に注意

今週は17日(水)~18日(木)に広く雨となり、この雨を境に猛烈残暑は収まる見込みです。ただ、南の海上では活発な積乱雲がボコボコ発生中。17日(水)には熱帯低気圧に発達する予想も。海面水温は沖縄~西日本にかけて30℃と台風が発達する要素があるため今後の動向に注意が必要です。

新たに熱帯低気圧が発生か 海面水温は沖縄~西日本で30℃ 今後の動向に注意

●南の海上で活発な積乱雲が発生中

南の海上で活発な積乱雲が発生中

今夏は過去最も暑い夏となったため、海面水温も南の海上から沖縄や西日本にかけて30℃くらいと高くなっています。

そんな中、フィリピンの東海上では活発な積乱雲がボコボコ発生中です。15日(月・祝)15時現在、南シナ海に低圧部が発生していますが、これとは別に、16日(火)までにフィリピンの東海上で新たに低圧部が発生する見込みです。また、17日(水)午前9時にはフィリピンの北部付近で熱帯低気圧(TD)が発生する予想です。

「低圧部」とは、低気圧性循環はみられるもののその中心付近がはっきりしない熱帯擾乱のことです。中心付近が認められると「熱帯低気圧」となり、中心付近の最大風速が17.2m/s以上となると「台風」となります。

台風まで発達するかまだ分かりませんが、台風は一年間に25個くらい発生し、平年値は9月は5.0個と、8月5.7個に次いで多くなっているため、日頃から備えを万全にしておきましょう。

●沖縄~西日本で海面水温30℃以上

沖縄~西日本で海面水温30℃以上

今年は梅雨明けが早く、猛暑が続いたことから海面水温が高くなっています。7月の海面水温は、解析値のある1982年以降で、日本海北部、日本海南部、北海道南東方、本州東方では1位、東シナ海北部では1994年と並んで1位タイとなりました(速報値)。

現在も沖縄~西日本の太平洋側にかけて、海面水温は30℃以上と高くなっています。

●今年の台風 日本近海で発生・発達 今後の動向に注意

今年の台風 日本近海で発生・発達 今後の動向に注意

先日、台風12号は、8月21日午前9時に鹿児島県薩摩川内市の西の海上で発生し、8時間後の21日17時に鹿児島県日置市付近に上陸しました。また、台風15号は9月4日午前3時に奄美大島の東で発生し、22時間後の9月5日1時に高知県宿毛市付近に上陸しました。

今年のように、日本近海の海面水温が高いと、熱帯低気圧で北上してきて陸地に近い所で台風に発達することがあるため、特に注意が必要となります。

また、この時期は本州付近に秋雨前線が停滞しやすくなります。秋雨前線+台風は大雨パターンとなるため、今後の動向に注意が必要です。日頃からハザードマップを確認したり、側溝の掃除をして水はけをよくしておくなど対策をしておきましょう。