朝ドラ「あんぱん」最終週(9月22日~)ついに蘭子(河合優実)と八木さん(妻夫木聡)の恋決着?のぶ(今田美桜)入院→拝む登美子(松嶋菜々子)の意味

第112回場面写真より。(左から)八木信之介(妻夫木聡)、朝田蘭子(河合優実)(C)NHK
女優の今田美桜がヒロイン柳井のぶを演じるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(総合ほか)第26週「愛と勇気だけが友達さ」(第126~130回、22日~)の予告が19日、放送された。今年3月31日に始まった物語も、ついに残り5話に。予告には、ついに「アンパンマン」がアニメ化されるようなシーンや、病院に入院するのぶの姿があり、最終週でもストーリーに大きな動きがあると思われる。また、視聴者の注目を集めてきた「蘭子と八木さんの恋」も決着するとみられ、半年にわたり多くの視聴者を釘づけにしてきた朝ドラが、いよいよクライマックスを迎える。
「あんぱん」第25週「怪傑アンパンマン」振り返り
のぶは、一度やめた「あんぱんまん」の読み聞かせを、発行元「キューリオ」の社長、八木信之介(妻夫木聡)の助言で再開。幼い子供たちがアンパンマンに夢中になる姿に八木は今後の可能性を見いだしていた。一方、嵩が編集長を務める「詩とメルヘン」は人気雑誌に成長。八木の指示で「アンパンマン」の連載が同誌で始まったが、大きな話題になることもないまま連載は終わった。そんななか、作曲家いせたくや(大森元貴)の発案で、ミュージカル「怪傑アンパンマン」が動き出し、多忙をな嵩に代わり、のぶが準備を支えた。戦争で傷ついた人や大切な人を失った人が、それでも人生は捨てたものじゃないと思える舞台にしたいと語るのぶ。嵩はその思いに静かにうなずいた。
しかし開演を直前にしても、チケットの売れ行きは芳しくなかった。のぶは旧知のパン職人、屋村草吉(阿部サダヲ)に協力を頼むが、草吉は忙しいと拒否。母の羽多子(江口のりこ)や妹の辛島メイコ(原菜乃華)はチラシを配り、必死に舞台を宣伝した。迎えた初日、客席の空席にたくやは頭を抱えた。のぶがごめんなさいと謝ると、嵩はまだあきらめていないと言い、来てくれた人たちだけでも楽しませようとスタッフを鼓舞した。会場には、のぶのお茶の弟子、中尾星子(古川琴音)がいた。アンパンマンの大ファンだという星子は、純粋にミュージカルが観たくて来たと目を輝かせ、アンパンマンがもっと多くの人に愛されると信じていると述べた。

柳井嵩(北村匠海)、マノ・ゴロー(伊礼彼方)(C)NHK
やがて受付に向かったのぶは、読み聞かせをした子供たちが続々と来場するところを目撃する。妹の朝田蘭子(河合優実)は「お姉ちゃんの努力、無駄やなかったがやね」と労った。客席には、戦死した嵩の幼なじみ、田川岩男(濱尾ノリタカ)の息子、和明(濱尾ノリタカ)と孫の明男(橋本則行)の姿もあり、のぶは胸いっぱいにその光景を見つめた。
客席はたくさんの子供たちで埋まり、のぶはその様子をカメラに収めた。クライマックスでは、役者陣とコーラス隊が並び、「怪傑アンパンマン」のテーマを歌った。その隅ではメイコが一緒に歌っていた。和明も最初は笑わずに舞台を見ていたが、息子の笑顔に顔をほころばせた。ミュージカルが終了すると、会場は大きな拍手に包まれ、嵩はホッと胸をなでおろした。
終演後、あんぱんを抱えた草吉が現れた。八木が大急ぎで草吉にあんぱんを発注していた。のぶとメイコは、群がる子供たちにパンを配る草吉をあたたかく見守った。そこに嵩が駆け寄る。草吉は「あんぱんまん」にダメ出ししながらも「まあ、お前らしい作品だからいいんじゃないか?」と言い、辛かった戦争経験を思い出しながら「あのとき、アンパンマンがいてくれりゃあなぁ…」とつぶやいた。そして、絵本の顔が丸いアンパンマンに触れ、誰かに似てないかと尋ねた。嵩は、戦死した弟の千尋(中沢元紀)の小さいころがアンパンマンのモデルだと明かした。
のぶは和明を追いかけた。舞台を観た和明は、嵩がこの作品に込めた優しさのようなものを受け取ったとし、戦場で父が現地の孤児に抱いた感情も少しだけわかった気がすると続けた。そして「死んだ父さんにも、今日の舞台を観せちゃりたかったです」と口にした。
最終週「愛と勇気だけが友達さ」の予告は、年老いたのぶが「あなたはアンパンマンを好きになってくれた」というアップから始まった。のぶは子供たちへの読み聞かせを続けており、嵩がアフレコスタジオのような場所にいるシーンもあったため、どうやら「アンパンマン」がついにアニメ化されるものと思われる。気になるのは病院のベッドにいるのぶ。義母の登美子(松嶋菜々子)が拝むような場面はそこと関連があるのか。そして号泣する八木と笑顔の蘭子が意味するものは? 最後は「アンパンマン、優しいキミはいけ! みんなの夢、守るため」というのぶの言葉が続いた。SNSには「来週、アンパンマンがアニメ化される?」「のぶが病気になるとこまで書くんだね…」「蘭子ちゃんのために八木さんが動いてた!」「八木さんと蘭子、どうなる?」「八木さんと蘭子の決着は、ちゃんと書いてくれるよね?」などのコメントが寄せられている。

(壇上前列中央から左へ)浜辺ヒラメ(浜野謙太)、古川マモル(西山潤)、小宮ミカ(佐竹桃華)(C)NHK
「あんぱん」とは?
人気アニメ「アンパンマン」の原作者として知られるやなせさんと小松暢さんの夫婦をモデルにした朝ドラ。生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかったヒロインとその夫の人生を描く。脚本は中園ミホさん。主題歌「賜物」をRADWIMPSが歌い、「語り」を同局の林田理沙アナウンサーが務める。27日に最終回が放送される。