中国の不動産バブル危機:未完成のままゴーストタウン化した高級住宅街をウシが闊歩
完成しないまま廃墟となったマンション

洋風の高級マンションが立ち並ぶはずだったこの場所。建設工事が終わる前に放棄され、いまや廃墟となってしまっている。
中国の瀋陽市にある

このゴーストタウンがあるのは中国東北部の中心都市、瀋陽市だ。『ニューヨーク・ポスト』紙によれば、2010年に建設がはじまったが、購入希望者が足らず、計画は頓挫したという。
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「ステート・ゲスト・マンションズ」

このプロジェクトは「ステート・ゲスト・マンションズ」と呼ばれる富裕層向けの高級住宅地を開発するというものだったが、不動産会社「緑地控股集団」は2012年に中止を決めた。
1軒も売れないまま中止

地元の農家はAFP通信に対し、「これらの邸宅は莫大な価値をもつはずだったが、1軒も売れなかった」と語っている。写真は建設中止となった洋館の内部。
中国における失敗した巨大プロジェクト

一方、『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙によれば、2億3,000万ドル規模の不動産プロジェクトのなれの果てであるゴーストタウンは現在、地元農家と牛たちに占拠されているとのこと。
不動産会社はデフォルト

さらに、このプロジェクトを手がけた中国屈指の住宅不動産開発業者「緑地控股集団」は2023年7月にデフォルトに陥ってしまった。
中国における不動産バブル崩壊の危機

しかし、このようなケースは緑地控股集団に限った話ではない。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙によれば、今年8月に上場廃止となった大手不動産会社「恒大集団」の場合、建設中だった120万戸のうちおよそ80万戸が未完成のまま残されているという。
実現しなかった計画

最初にご紹介した「ステート・ゲスト・マンションズ」には、ゴルフコースやコンベンションセンター、高級ホテルが併設されることとなっていたが、いずれも実現することはなかった。
中国当局の頭を悩ませる不動産業界

『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙いわく、中国では人々が不動産購入に慎重になっており、かつては安全な投資先だった不動産業界がいまや最大のリスクとして、中国当局の頭を悩ませている。
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