引きこもっていた女性が12年ぶりに社会復帰。初出勤の感想は…?/再生のウズメ(11)

引きこもっていた女性が12年ぶりに社会復帰。初出勤の感想は…?

田村ウズメは元子役の40歳。役者になる夢を28歳であきらめ、以降は就職もせず、部屋にこもり続けて早12年。「なんで私は、こんな生き方しかできないの?」とモヤモヤした気持ちを抱えながらも、もはやどう変えればいいのかも分からない――。

そんな娘を見かねた母親は、一縷の望みをかけて「便利屋」を頼ることに。ウズメの汚部屋を片付けにきた便利屋のスタッフ・興梠(コオロギ)は、演技経験のあるウズメを「代行スタッフ」として便利屋にスカウトして…!?

引きこもりアラフォー女の人生再生譚『再生のウズメ』を11回連載でお送りします。今回は第11回です。

※本記事は天堂きりん著の書籍『再生のウズメ』から一部抜粋・編集しました。

待って奥さぁ~ん、ちょっと待っ...!?

なんであなたが追いかけてくるのよ?

最初から気づいてたわ

あの人が私にかけてくれた言葉を愛情だって信じたかったから...

僕はズルい男です

みんなそうやって自分を正当化したがるんですよね

他人を愛せない自分を認めた方が楽に生きられるんじゃないですか

そのハンカチ捨てといてもらえる?

私自分のために前に進むわ

ただいま~~

んー...疲れた......

著=天堂きりん/『再生のウズメ』