「秋の園遊会」愛子さま深みのある「赤」にあふれる気品 “色かぶり”? 佳子さまは「3年前の紅」

 天皇、皇后両陛下主催の秋の園遊会が、28日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開催された。両陛下の長女の愛子さまと秋篠宮家の次女の佳子さまは、ともに「赤」のお召しものだった、“色かぶり”?と話題になったが、服の細部にそれぞれの“らしさ”が色濃く出ていると専門家は話す。

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 28日午後1時50分、快晴の空の下、「君が代」が流れ、天皇陛下と皇后雅子さまが園遊会の開催場所である赤坂御苑の小高い丘「三笠山」に立たれ、秋篠宮さまと秋篠宮妃紀子さまに続き、両陛下の長女・愛子さま、秋篠宮家の次女・佳子さま、そして、女性皇族の方々が並ばれた。女性皇族方のお召し物は、赤坂御苑の木々の緑に映えていた。

■SNSでも「かぶってる?」の投稿

 園遊会の様子は、リアルタイムで報道番組のネット放送でも流れ、SNSで書き込みをしながら視聴していた人たちからは、

「愛子さまと佳子さま、おふたりとも、赤の装い!」

「お洋服の色、愛子さまと佳子さま、かぶってる?」

 という声があがっていた。

 愛子さまと佳子さまのお召し物は、色でいうと「赤」ではあるが、かぶったというよりは、「秋の園遊会ということで、落ち着いた色で華やかなもの、そして秋らしさといったときに、お手持ちのお洋服の色がかぶりやすくはなることはあり得るので、たまたまだと思います」と話すのは、服装心理・ファッション分析に定評があるスタイリストの角佑宇子(すみ・ゆうこ)さんだ。

 色は同系だが、角さんは、「全体的なシルエットからディテールまで、愛子さま、佳子さまのそれぞれ独自のスタイルが顕著に表れていて、どちらも素敵でした」と言う。

 えんじ色に近い「赤」、ボルドーカラーとも表現される深みのある「赤」だったのは、愛子さま。今回の愛子さまの装いに角さんは「クラシカルな印象で、“上品”で“上質”なというキーワードが当てはまるようなオーセンティックなスタイルを意識されている着こなしでした」

 オーセンティックとは、「本物の」「正真正銘の」を意味する形容詞。ファッション用語で使われるときは、正装そのものを指すこともあるが「正統派」の意味でも使われる。角さんが、愛子さまの装いに上品さを感じたポイントのひとつは「襟」と、そのあしらいだ。

「愛子さまのジャケットは、襟先が丸みを帯びている“クローバー・リーフ・ラペル”が特徴的でした。この形の襟先は、雅子さまもお好きなようで、装いでよくお見かけする特徴的な形です。上襟のところはシルクで、同じシルク素材は、帽子のリボン、ポケットのフラップ部分にも施されています。部分的にシルクを使っているのはポイントで、クラシカルな装いを意識され、愛子さまの品格を引き立てています」

 深みのある色合いだが、シルクのあしらいによって、控えめながらも上品な華やかさも醸し出している。まさに、愛子さま“らしさ”がよく出ている。

■「紅白コーデ」で話題になった佳子さまの「赤」

 一方、佳子さまは「あのときの赤」。2022年11月に、愛子さまと一緒に秋季雅楽演奏会に出席したときにお召しになられていたものだ。白いスーツの愛子さまと深紅のスーツの佳子さまは「紅白コーデ」と話題になった。

 佳子さまの今回の装いに角さんは「過去にもお召しになられたものですが、ご自身のキャラクターにふさわしい服装をされていると思います。フェミニンだったり、大人カワイさだったりがちりばめられていますね」

 特に佳子さまらしさが出ているのは、ジャケットのフェミニンなあしらいだという。

「ジャケットの華やかさが感じられます。ジャケットはテーラードジャケットですが、ステンカラータイプといって、前ボタンが上の方まであって、丸襟になっています。ステンカラーだとフェミニンな要素が強くなるので、佳子さまらしいポイントだと思いました。ボタンがくるみボタンではない点も華やかで可愛らしい。またジャケットの裾部分は、ペプラムスタイルで、背中のほうによりギャザーが入っていて、全体的にフェミニンな印象です」

■愛子さまより少し短めのスカート丈

 愛子さま、佳子さまそれぞれの“らしさ”が特徴的だったもうひとつのポイントは、「スカートの丈です」と角さんは指摘する。どちらもひざ下丈だったが、佳子さまは愛子さまよりも少し短めだ。

「丈だけでなく、佳子さまのスカートは、愛子さまに比べると横に広がる“フレア度”が高い。見た目の形に大きな差はないですが、丈の短さとフレアの違いから、歩いた時に揺れ感が軽やかで、フェミニンな感じがより際立ちますね」

 同じ「赤」なれど、それぞれの“らしさ”が出ていた愛子さまと佳子さまの秋の園遊会でのお召し物。園遊会の洋装といえば、24年4月、愛子さまの園遊会“デビュー”での装いは、桜色のスーツだった。初々しいピンクのスーツもお似合いだったが、今回は印象が全く異なる落ち着いた色合いだったことに角さんは驚きを隠せない。

「愛子さまは、まだ20代前半なのに、本当によくお似合いでした。今回の装いは、雅子さまが好んで着ていらっしゃるクローバー・リーフ・ラペルでしたし、“お母さまから何かアドバイスをいただいているのかしら”?とも思ってしまいました」

 見ている側に安心感すら感じさせるほど、落ち着いて見えるが、まだ23歳の愛子さま。着こなしの“先輩”雅子さまとご相談されたのかもしれない。

(AERA編集部・太田裕子)