朝ドラ「ばけばけ」波乱の第6週(11月3日~)薄汚れた三之丞(板垣李光人)の意味…タエさま(北川景子)は?トキ(髙石あかり)ヘブンの女中に?

第12回場面写真より。雨清水三之丞(板垣李光人)(C)NHK

女優の髙石あかりがヒロイン松野トキを演じるNHK連続テレビ小説「ばけばけ」(総合ほか)第6週「ドコ、モ、ジゴク。」(第26〜30回、11月3日から)の予告が31日、放送された。次週、来日したレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)の家と、彼の世話をする女中探したスタート。また、松野家の遠戚、雨清水家が残酷な現実に苦しめられるようで、その一端が感じられるようなカットもあった。ゆっくりだが、動き出した物語に多くの視聴者が今後の展開に期待を寄せている。

第5週「ワタシ、ヘブン。マツエ、モ、ヘブン。」(第21~25回)振り返り(ネタバレあり)

前夫の銀二郎(寛一郎)と別れたトキは22歳になっても貧しく、シジミ売りで生計を立てていた。ある日、松江に外国人教師が来ると聞き、興味本位で船着き場へ。小汽船の上で群衆に手を振るヘブンの姿を見たトキは「天狗だ…」とつぶやき、その不思議な存在に心を奪われた。松江に上陸したヘブンは片言の日本語であいさつし、市民を魅了するが、トキは彼と握手した際、その手に違和感を覚えた。

その後、ヘブンは通訳の錦織友一(吉沢亮)の言うことを聞かず勝手に振る舞い、宿泊先も勝手に変更。そこは、トキのお得意様である花田旅館だった。

初めて迎えた日本での朝、幻想的な松江の景色に感動したヘブンは、恋人イライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)へ手紙を書いた。そこには、日本は想像以上に素晴らしい国で、この滞在記を書き終えたら帰国するなどとつづられていた。

一方、トキは遊女のなみ(さとうほなみ)からヘブンへの使いを頼まれ、滞在先の花田旅館を訪れる。旅館を営む平太(生瀬勝久)や女将ツル(池谷のぶえ)、女中ウメ(野内まる)らと交流するなか、次第にヘブンへの興味を深めていった。

花田ツル(池谷のぶえ)、松野トキ(髙石あかり)、花田平太(生瀬勝久)(C)NHK

そのころ、島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)は錦織に、島根を一流県にするためヘブンを引き留めよと命じた。プレッシャーを感じる錦織は授業の相談に訪れるが、なぜかヘブンは応じず、錦織のことを避けていた。トキはなぜヘブンが逃げるのかと不思議がった。

ヘブンの初登校の日。平太たちはヘブンのために豪勢な朝食を用意するが、ヘブンは「タベタクナイ」と言って部屋から出てこない。その様子を立ち寄ったトキが目にした。ヘブンと話がしたい錦織が、無理やり襖を開けようとしたとき、トキが「ヘブン先生は、怖いんだないでしょうか?」と声をかけた。トキによると、松江に着いたヘブンと握手した時、彼の手が震えていたという。異国から来て初めての街で初めて日本人に会い、その人たちが自分に期待しているということがプレッシャーとなっているのではないと伝えるトキ。そして「ヘブン先生も…人間です。私たちと同じ…天狗でも鬼でもカッパでもなく」と続け、今はそっとしておくべきだと述べた。

だが錦織は襖を開けた。ヘブンが「出て行け!」と声を荒らげると、「江藤知事から聞きました。あなたが教師でないことを」と続けた。島根県知事の江藤安宗(佐野史郎)の話では、ヘブンは、古事記を読んで日本に興味を持ち、日本の滞在記を書くために来日した新聞記者だった。机の上には拙い日本語が書かれた紙。ヘブンは生徒のために一生懸命、日本語を勉強していた。「ミスターヘブン、日本語は要りません。教育的な言葉も必要ありません。あなたが話す言葉を、あなた自身を、みんなは待っています。それでも困ったら、私がいます」。錦織の英語にヘブンは「ワタシ…ダイジョウブ?」と尋ねた。錦織は改めて「あなたを、待っています」と返した。ヘブンはほっと息をつき「アイムハングリー。ハラヘッタ」ともらした。錦織は、ヘブンの気持ちを教えてくれたトキに感謝。トキは「いえ、私は…」と恐縮した。

松野トキ(髙石あかり)(C)NHK

「ばけばけ」第6週「ドコ、モ、ジゴク。」(第26~30回、11月3日から)の予告は、ヘブンが平太たちに「ココ、ジゴク! リョカン、デマス」と訴えるシーンからスタート。すると、錦織と江藤が「女中か」とつぶやくカットが続き、次週、ヘブンの家と、彼の世話をする女中探しが始まる。ヘブンはトキの母、フミ(池脇千鶴)と握手し、笑顔を見せるトキの幼なじみ野津サワ(円井わん)の姿も。そして汚れた着物を着てひざまずく雨清水三之丞(板垣李光人)もいた。当主の傳(堤真一)が亡くなり、お姫様育ちの妻、タエ(北川景子)は松江を去ることを決めたが、その息子である三之丞のこの姿は何を意味するのか。ヘブンはなみにも急接近。ヘブンの妾になることが目的のなみにとってはまたとないチャンスだが、トキは何か悩んでいるようだった。

SNSには「来週はヘブン、住む所を探すの巻」「あれ? なみさんが女中になるの?」「女中はおトキが最適」といった声が。やはり雨清水家の“その後”が気になる視聴者は多く、「松江を出ていったタエ様はどうしているのだろう」「予告で板垣李光人くんの格好がみすぼらしくなってたんだが、じゃあおタエ様は…?」といった書き込みもあった。

朝ドラ「ばけばけ」とは?

松江の没落士族の娘、小泉セツと、その夫で作家のラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。島根や熊本などを舞台に、怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の姿をフィクションとして描く。脚本は「バイプレイヤーズ」(テレビ東京)や「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」(総合)などで知られるふじきみつ彦氏。主題歌「笑ったり転んだり」をハンバート ハンバートが歌う。