7歳娘の母・森泉に聞く、約30匹の動物とのにぎやかな暮らし 「娘は一人っ子だけど、きょうだいがいっぱいいる感じ」

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった, ■娘と動物たちはきょうだいのような関係, ■保護犬ボランティアで娘は人生勉強, ■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?, ■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を, ■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

 いつも笑顔でポジティブオーラ全開の森泉さん。約30匹の動物に囲まれて、7歳の娘さんのママとして、タレントとして、忙しい日々を送っています。「にぎやかで楽しい」という動物や家族との生活から子育てを全力で楽しむ秘訣まで、たっぷりと語ってもらいました。※後編<森泉が語る子ども時代 慶應幼稚舎入学も高校から米国留学 「学校ではいきなり電動ドライバーを渡され、家を作ったことも」>に続く

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった

――現在約30匹の動物を飼われているそうですね。小さい頃から動物がお好きだったのですか?

 はい。私も母も動物が大好きだったので、ハムスター、ウサギ、爬虫(はちゅう)類などを飼っていました。ただ、母がどうしても犬だけは飼わせてくれなかったんです。というのも母は、生き物を飼うなら、その生き物に合った環境づくりをすることを大事に考えていたんですよね。なので、犬を飼う環境というのは、庭があって、お散歩に行けて、ちゃんと愛情をかけてあげられる環境と考えていたみたいなんです。でも、うちは5人きょうだいで、ただでさえ子育てが大変で。

 私も今なら、その子(生き物)に適した環境を与えてあげられないなら飼えないと理解できます。今はその反動もあってか、たくさんの動物たちと生活しています。

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった, ■娘と動物たちはきょうだいのような関係, ■保護犬ボランティアで娘は人生勉強, ■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?, ■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を, ■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった, ■娘と動物たちはきょうだいのような関係, ■保護犬ボランティアで娘は人生勉強, ■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?, ■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を, ■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

――これだけ多くの動物がいると、お世話が相当大変ではないかと。

 子どもの頃から動物と共に生活してきていますし、お世話も日々のルーティンになっているので、大変よりもにぎやかで楽しいが勝っている感じです。

 ただ、私がひとりでお世話しているわけではなくて。夫や娘、義父母も全面的に協力してくれるので、そこはすごく助かっています。

――はじめて犬を飼ったのはいつ頃でしたか?

 高校留学していたアメリカから帰国後です。そのままアメリカの大学に行くのか、帰国するのかとなった時に、うちの父に「帰ってきたらワンちゃん飼っていいよ」と言われて。

 まぁ父も、私がその言葉を聞いたら日本に帰ってくると分かっていたんでしょうね。私もまんまとつられて帰ってきちゃいました。

 そしたらしばらくして、ちょうど友達の友達がワンちゃんを保護して、飼主さんを探していると言われて、即迎えに行ったのがディエゴ! 私の最初のワンちゃんです。

――運命の出会いですね。

 はい。もともとディエゴは静岡の山の中を走り回っていたワイルドな子。私のところに来ることになって、ディエゴも新しい生活になり、私も日本に帰ってきて、専門学校に行って、芸能界の仕事も始めたけどどうなるか分からなくて。共に環境が変わって不安でいっぱいの中、お互いサポートし合っていた感じでしたね。

■娘と動物たちはきょうだいのような関係

――保護犬の一時預かりボランティアもされていて、おうちには常に8匹前後のワンちゃんがいるそうですね。娘さんと動物たちとはどんな関係なのでしょう?

 娘は生まれたときからたくさんの動物と共に育ってきましたからね。きょうだい同然です。最近では娘がワンちゃんのフードボウルを出したり、下げてシンクに入れたりと、積極的にお世話を手伝ってくれるようになったので、本当にうれしいです。

 ただ、動物はあくまでも私が好きで飼っているので。娘が手伝ってくれるのが当たり前と思ってはいけないと考えています。私が手伝いを強制して娘が動物を嫌いになってもよくないですし。私のほうでも、手伝ってくれてありがとうという気持ちは常に持つようにしています。

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった, ■娘と動物たちはきょうだいのような関係, ■保護犬ボランティアで娘は人生勉強, ■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?, ■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を, ■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

――子育てと動物のお世話の両立は大変ではないですか?

 生き物のお世話は休めないですからね。娘がすごくかまってほしそうなときに、「今ちょっと手が離せないからごめんね」って待ってもらうときもあります。私も5人きょうだいで育ったので、そういうことがよくありました。

 でも、娘は一人っ子だけど、そういう意味でもきょうだいがいっぱいいる感じで、娘にとってもいい刺激になっているのではないかなと思います。

■保護犬ボランティアで娘は人生勉強

――娘さんとは犬の保護活動にも一緒に行かれるのだとか。

 娘に保護活動しているという意識はなくて、お出かけが好きだからついてきている感じ。「また新しい子が来るんだ」って。

 でも、子どものパワーってすごいんです。うちに迎えるワンちゃんって、人慣れしていなかったり、ちょっと臆病な子だったりで、大人にはなかなか心を開いてくれないときもあるんですけど、そういう子も娘には心を許して近寄って行って、おやつをもらうことが圧倒的に多い。きっと何かを感じるんでしょうね。

 そんなときは私が「いいな~」ってやきもちを焼いちゃいます(笑)。

――娘さんは重要な役割を果たしているんですね。

 ただ最近課題がありまして……。娘は保護の一時預かりで来るワンちゃんに対して愛情を持って接してくれるのですが、その分「ずっとうちで飼いたい、誰かに渡したくない」って思っちゃうこともあるんです。

 保護の目的はあくまでも、ワンちゃんの新しいおうちを探して幸せを掴んでもらうこと。そのことはちゃんと説明しているんですけどね。

■小さい頃、犬だけは飼ってもらえなかった, ■娘と動物たちはきょうだいのような関係, ■保護犬ボランティアで娘は人生勉強, ■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?, ■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を, ■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

 ちょっと前に保護したプードルのことも娘は大好きになっちゃって……。そのプードルちゃんはご縁があって知り合いの方が迎えてくれて、大事に育ててくれて、先住犬とも仲良く幸せに過ごしているんですけど、娘はその子に会うと「私のプードルちゃん……」となっちゃうみたい。

「すてきな家族に出会えてよかったね」と娘には伝えていますが気持ちの切り替えは大人でも難しいですからね。なるべく、引き取られた後も状況がわかるように、新しい家族になってもらえる方は私の知り合いの方までとしています。

――娘さん、生き物を飼うことで、人生勉強していますね。駄々をこねずに我慢できたなんて偉い!

 いえいえ。その代わりと言われて、保護犬のミニチュアダックスフンドを迎えることになりました(笑)。

■子育てのこだわりは、こだわらないこと!?

――とても自然体で育児を楽しんでいらっしゃいます。子育てが苦しい、という方も少なくはないなか、どうすればその境地に行けるんでしょうか?

 それは、周囲を巻き込むこと! 夫はもちろん、自分のきょうだいや父母、義父母、あらゆる「面倒見るよ」と言ってくれる人に娘を頼んじゃう。例えばうちの母なんて、娘と喧嘩もするけどすごく仲良しで、ふたりでよく温泉に行っていますし。

 預けるときは相手に「これやらないで、あれやらないで」ってうるさく言わないのがポイント。それぞれの価値観、子育ての方法でいいよって、信頼して預けています。もちろん危険なことをしたらダメですけど。

 だって、ルールをガチガチに決めすぎて、「あれもこれもダメ」って言ったら、せっかく面倒見てくれる人も嫌になっちゃう。そしたら、自分で自分の首をしめるだけです。

 こだわりをなくして、他人に任せるのが一番。そのほうが娘も、いろいろな人からいろいろな影響をもらえていいんじゃないかなと思います。もらえますよね。

■勉強が苦手な母親でも、娘には学習習慣を

――娘さんは7歳。小学1年生ですね。お勉強はどうされていますか?

 帰って来たらまず宿題を並べて、終わらせるという習慣づけを一緒にやっているところです。早く一人でもできるようになるといいのですが、勉強はそのうち私が内容についていけなくなってしまうと思うので、せめて習慣づけだけは頑張ろうと思っています。私も勉強が苦手だったので、今後については「なるようになれ」としか言えません。

 そういえば先日、私が漢字の書き順を間違えて覚えていて、逆に娘に教えてもらうということがありました(笑)。私がわからないことがある時には、パパにバトンタッチです。私より上手に勉強を教えてくれるので、娘もパパっ子で仲良くやっています。

■子育ての正解って? 親はどうあるべき?

――最後に今後の子育ての抱負を教えて下さい。

 子どもは子どもらしく、自由奔放に好きなことをやらせて縛らないのがいいと思う半面、やっぱり親として、ちゃんとお礼を言いなさい、場面によっては静かにしなさいって、礼儀やルールも教えないといけないとも思います。でも、難しいですよね。親がどこまで口を出すかは、課題だと思っています。

――子どもがやりたい、と言ったことは応援するスタンスですか?

 そう思いつつも、親がある程度背中を押すことも大事なのかな。というのも妹の雪は、「海外なんて行きたくない」って言ったのに、親がほぼ強制的に留学させたんですよ。そしたらアメリカが大好きになって、そのまま進学、就職、結婚もアメリカでして、永住しています。

 本当に何が正解なのか、わからないですよね。ただとにかく、この道は間違い、この道は正解ってないですよね。娘がどんな道を進んで、どうなったとしても、その都度フレキシブルに対応してあげられる親でありたい、と思っています。

(構成/阿部桃子)

〇森泉(もり・いずみ)/1982年、東京都生まれ。2002年、19歳でモデルデビュー。2004年、世界の名家の令嬢23名のひとりとしてパリ社交界デビューを果たす。トップモデルとして活躍するほか、「おしゃれイズム」(日本テレビ系)のMCや、「幸せ!ボンビーガール」(日本テレビ系)等のバラエティ番組でDIYの腕前を披露するなど多岐にわたり活躍。大の動物好きでも知られ、約30匹の動物と暮らす。祖母はファッションデザイナーの森英恵さん。ペットとの楽しい暮らしを紹介するYouTubeチャンネル「森泉のIZOOMI Channel」https://www.youtube.com/@IZOOMIChannelも人気。

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