夜中に窓をカリカリする物音。脱走した子猫が戻ってきたと思ったら

夜中に窓をカリカリする物音。脱走した子猫が戻ってきたと思ったら

小さな街で暮らす人々の日常を描いた連作短編集『特別じゃない日』が、「優しい気持ちになれる」「日常にある幸せを感じる」とSNSで話題になっています。コンビニでアルバイトをする青年や女子高生、仲のいい老夫婦、アパートの大家さん、同棲中のカップル…登場するのはどこにでもいそうな普通の人たち。特別なことは何も起きないけれど、ふとした瞬間に生まれる小さなつながりは、読む人の心をじんわりと温めてくれます。

「なんでもない日」の中に散りばめられた幸せとは――。優しく切なく描かれる日常をのぞいてみると、疲れた心がほっこり癒やされます。

※本記事は稲空穂著の書籍『特別じゃない日』から一部抜粋・編集しました。

お隣さん、意外といい人たちでしたね

それよりあなた!ベランダどうなってんのよ!!

ゾロッ

大変でしたね...

ネコ探しています!

写真にそっくりな子、こないだ保護して

えっ

窓開けっぱなしにした吉田君が悪いよねぇ

じゃあまだ住めるんですね

あれ!? 見つかってんじゃん!

著=稲空穂/『特別じゃない日 猫とご近所さん』