「優しい気持ちになれる」とSNSで話題! おばあちゃんの「チュロス」

落ち込む孫を喜ばせたい。おばあちゃんが干し芋をアレンジしておやつ作り

小さな街で暮らす人々の日常を描いた連作短編集『特別じゃない日』が、「優しい気持ちになれる」「日常にある幸せを感じる」とSNSで話題になっています。コンビニでアルバイトをする青年や女子高生、仲のいい老夫婦、アパートの大家さん、同棲中のカップル…登場するのはどこにでもいそうな普通の人たち。特別なことは何も起きないけれど、ふとした瞬間に生まれる小さなつながりは、読む人の心をじんわりと温めてくれます。

「なんでもない日」の中に散りばめられた幸せとは――。優しく切なく描かれる日常をのぞいてみると、疲れた心がほっこり癒やされます。

※本記事は稲空穂著の書籍『特別じゃない日 おばあちゃんのレシピ』から一部抜粋・編集しました。

ごめん、どうしても会社行かなくちゃいけなくなったんだ

なるべく早く帰るから

干し芋食べるか?

お父さん、がんばってるね

この時間ならアニメやってるだろ

チュロス?

お父さんとデートしたときに食べたって

このくらいかしら~

いいわよ、気を付けてね

ないと思うよ?

来週楽しみね

見て見て!

まぁ純加が喜んでるなら

干し芋だ!おばーちゃん、チュロス作って!

著=稲空穂/『特別じゃない日 おばあちゃんのレシピ』