せんだみつお、海老名香葉子さんを追悼「ふところの深い方」若い頃から世話になり感謝

海老名香葉子さん(右)にかわいがられたせんだみつおも、涙に暮れた
タレント、せんだみつお(78)が29日、生前かわいがってくれたエッセイスト、海老名香葉子さん(享年92)の訃報に接し「ふところの深い方でした。お世話になりました」と涙ながらにしのんだ。
せんだは若い頃、東京・浅草の寄席で香葉子さんの夫で先代の林家三平さんの落語を見て大ファンに。三平さんのようになりたいとお笑いの世界を目指し、1960年代以降、ラジオやテレビに引っ張りだこになった。
「僕が文化放送の番組でパーソナリティーを始めた頃、三平師匠が初めて出てくれましてね。僕のことをなぜか『せんたくやさん』って言うんですよ。後で、その真意を尋ねたら、『だって、私がせんたくやさんと言えば、聞いている人は、違うよ!せんださんだよって覚えてくれるでしょ』とおっしゃったんです」と感謝した。

海老名香葉子さん(前列左)のそばで初代林家三平さんの決めポーズ「どーもすいません」をするせんだみつお(右)とせんだの長女夫妻(後方)
それ以来、三平さん夫妻にも世話になり、三平さんが亡くなった後も、せんだが時折、香葉子さんの自宅へ。右のこぶしを額にあてて「どーもすみません」という三平さんの決めぜりふの物まねをすると、香葉子さんはいつも喜んでくれたという。
せんだは「僕が以前、交通事故の不祥事を起こして謹慎中も、香葉子さんは金銭面も含め何かと支えてくれました。仏様のような女性で、三平さんに対してと同じように感謝しかありません。香葉子さんが毎年3月に行う東京大空襲の慰霊祭にも毎年のように行かせていただきました」と声を詰まらせた。

先代林家三平さんの写真パネルを前に三平さんの決めポーズを取るせんだみつお=東京・台東区の博物館「ねぎし三平堂」