「燃えろいい女、燃えろサナエ」に自民党内でも賛否 党大会のサプライズゲスト・世良公則さんが替え歌熱唱

 12日の自民党大会には、サプライズゲストの一人としてミュージシャンで俳優の世良公則さん(70)が登場し、代表曲の「燃えろいい女」など2曲をギターの弾き語りで披露した。

第93回自民党大会でパフォーマンスを披露したミュージシャンの世良公則さん(右)と、そこで起こった「サナエコール」に応える高市首相(コラージュ)

◆「品位を落とす演出」「ネタとしては許される」

 世良さんが歌詞のサビを「燃えろサナエ」と替えて歌うと、最前列で聴いていた高市早苗首相(自民党総裁)は立ち上がり、会場の後方に向かって両手を突き上げる場面もあった。往年のヒット曲に会場は盛り上がったが、公的な場での選曲としてふさわしいかどうかを巡り、参加者の間で賛否が割れた。

世良公則さんのパフォーマンスで起こった「サナエコール」に応える高市首相=12日、東京都港区で(横田航洋撮影)

 ある閣僚経験者は、立党70年を迎えた自民党と同い年との縁で大役を引き受けた世良さんには責任はないとしつつ、「誰が決めたかは知らないが、品位を落とす演出だった。やるべきではなかった」と指摘。

 別の議員は「一緒に『サナエ』と叫ぶ参加者もおり、大きな拍手も起きていた。『ネタ』としては許されるのではないか」と擁護した。

第93回自民党大会でパフォーマンスを披露するミュージシャンの世良公則さん=12日、東京都港区で(横田航洋撮影)

 党大会では歌手やスポーツ選手などの著名人がゲストとして招待されるのが慣例となっている。この日は、再生医療分野で注目される武部貴則大阪大教授(39)も登壇し、講演した。過去には、谷村新司さんや松崎しげるさんらも歌を披露した。(大野暢子)

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