「完全にカモにされていた」退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

回答者のプロフィール

回答者のプロフィール, 退職で手にした1500万円。気が大きくなり投資につぎ込んだところ……, 知識不足のままの投資は「完全にカモ」。自己嫌悪で夜も眠れない日々に, 専門家の助言で「損切り」を決断。残った資金で家計の再建へ, お金を楽に増やす「魔法のような話はない」。痛手から学んだ大きな教訓

「完全にカモにされていた」……退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

ママテナ編集部マネーチームは2026年4月、インターネット上で「お金にまつわるトラブル」について、エピソードを募集するアンケートを実施しました。今回紹介するエピソードは、そのアンケートに寄せられたものです。回答者である65歳男性のプロフィールは以下の通り。

回答者本人:男性(65歳)

居住地:神奈川県

同居家族の構成:妻(59歳)

回答者の職業:年金生活

配偶者の職業:パート・アルバイト

現在の世帯年収:約450万円

回答者個人の年収:約280万円

住居形態:戸建て(注文住宅)

現在の金融資産状況:約1200万円

退職で手にした1500万円。気が大きくなり投資につぎ込んだところ……

神奈川県の戸建て住宅で妻と暮らす65歳の男性。現在は年金暮らしで、妻のパート収入と合わせた世帯年収は450万円ほど。貯蓄は約1200万円です。

そんな男性は数年前に手にした1500万円の退職金の一部をあるトラブルで失ってしまったと振り返ります。

実は、男性は「定年退職後、まとまった退職金が入ったことで気が大きくなり、銀行の窓口ですすめられるまま外貨建ての投資信託や複雑な仕組み債に1500万円ほど投じて」しまったのです。

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「完全にカモにされていた」……退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

男性は「当初は分配金を楽しみにしていたのですが、世界情勢の悪化とともに元本がみるみるうちに目減りし、最終的には数百万円単位の損失を出してしまいました」と、残酷な現実を明かします。

知識不足のまま、すすめられるがままにお金をハイリスクな投資信託につぎ込んでしまっていた男性。「老後の生活資金として絶対に手を付けてはいけない部分まで運用に回してしまったことが最大の失敗でした」と、当時の浅はかな判断を悔やんでいます。

知識不足のままの投資は「完全にカモ」。自己嫌悪で夜も眠れない日々に

退職金を数百万円単位で失ったことは、男性の老後生活に暗い影を落としました。

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「完全にカモにされていた」……退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

結果として「老後の資金計画が根本から崩れてしまった」と男性。「毎月の生活費に余裕を持たせるための投資だったはずが、逆に日々の支出を極限まで切り詰めなければならない状況に追い込まれました」と実害の大きさを明かします。

数百万の損失は、もとから予定していたある計画にも影響を及ぼしました。男性は「家のリフォームを予定していた時期と重なってしまい、修繕を諦めざるを得なくなったことが非常に辛く、妻に対しても申し訳ない気持ちで一杯になりました」と振り返ります。

「自分の無知さと浅はかさを呪いました」と当時の心境を吐露する男性。現役時代はエンジニアとして働いており「論理的に物事を考えてきたつもりでしたが、資産運用の世界では完全にカモにされていたのだと痛感し、自尊心がズタズタになりました」と、プライドまでもが打ち砕かれてしまったと言います。

「毎日目減りしていく評価額を見るたびに動悸が止まらず、夜も眠れないほど強い不安と自己嫌悪に苛まれる日々が長く続きました」と男性。精神的にも限界に近い状態だったようです。

専門家の助言で「損切り」を決断。残った資金で家計の再建へ

投資の失敗によって精神的に限界を迎えた男性は、事態を収拾するために動き出します。

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「完全にカモにされていた」……退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

「まずは妻にすべてを正直に話し、謝罪しました」と、一番身近な家族に向きあった男性。「その上で、別の独立系ファイナンシャルプランナー(FP)に相談し、現状のポートフォリオを客観的に診断してもらいました」と専門家の力を借りることにしました。

男性は「銀行の担当者の言いなりになるのではなく、中立的な立場の専門家から『損切り』のタイミングと、残った資産をどのように守りながら運用するかについて具体的なアドバイスを受け、実行に移しました」と振り返ります。

その結果、これ以上の損失拡大を防ぐために不適切な商品はすべて売却することに。

「資産は減りましたが、残った資金で現実的な家計の再建計画を立てることができ、精神的な落ち着きを取り戻すことができました」と、最悪の事態は脱したことを教えてくれました。

お金を楽に増やす「魔法のような話はない」。痛手から学んだ大きな教訓

今思えば、銀行や証券会社の「おすすめ」をうのみにせず、必ず複数の専門家や本で自分で勉強してから判断すべきだったと振り返る男性。

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「完全にカモにされていた」……退職金1500万円を減らし続けた世帯年収450万・65歳男性の激しい後悔

退職金という大きなお金が入ったとしてもすぐには動かさず、「最低でも1年は生活環境の変化を見極めるための待機期間を設ける」べきだったと、冷静になる時間の大切さも感じたようです。

この大きな痛手から得たのは「『楽に増やせる魔法のような話はない』という当たり前の教訓です」と明かす男性。

最後に「自分の理解できない複雑な商品には手を出さないこと、そして資産運用は攻めよりも守りが重要であるということを身をもって学びました」と重い言葉を残してくれました。

(文:ママテナ編集部マネーチーム)

※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2026年4月、「お金にまつわるトラブル」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。

※写真はイメージで本文とは関係ありません。

記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」

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