猫背椿“フユ”が明かした過酷な二重生活…見上愛“りん”らは夫の看護へ シソンヌ・じろう登場に視聴者から反響<風、薫る>

りん(見上愛)&直美(上坂樹里)はフユ(猫背椿)の夫・康介(じろう)の洗髪を行う
見上愛と上坂樹里がW主演を務める連続テレビ小説「風、薫る」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第43回が5月27日に放送。りん(見上)と直美(上坂)がベテラン看病婦・フユ(猫背椿)に手術介助を教えてもらうため、彼女が夫・康介(シソンヌ・じろう)と暮らす自宅へ訪問する様子が描かれた。(※以下、ストーリーのネタバレを含みます)
すれ違う看病婦と看護婦見習い…患者に寄り添う見習いたちの優しさ
「看護婦見習いに看護の仕方を教えてもらうように」という藤田(坂口涼太郎)の言葉から、さらに溝が深まった看病婦と看護婦見習いたち。そんな中、診察中の女性の子どもを抱っこで預かる喜代(菊池亜希子)の様子を見た看病婦・ツヤ(東野絢香)は、仕事が増えるからやめてほしいと苦言を呈する。すると喜代は、自身に子どもができなくて離縁された過去を明かし、「最初はね、赤ん坊みるのもつらかったけど、だんだん楽しくなってきています」と笑顔を見せる。
一方、ゆき(中井友望)とトメ(原嶋凛)は、入院患者の小野田(宮地雅子)の食欲がない様子を気にかけていた。「実家のリンゴを食べさせてあげたい」というトメの言葉に、小野田は優しい笑顔を見せる。そして、忙しい商家に嫁いだ娘に3年間会っていない事実を打ち明けつつも、「あなたたちが娘みたいに優しくしてくれるから…胸がいっぱいだわ」と、見習いたちの温かい応対に感謝を伝えるのだった。

ツヤ(東野綾香)に自身に子どもが生まれなかったことを話す喜代(菊地亜希子)
明かされるフユの過酷な二重生活…直美が提案した“ある条件”
そんな中、りんは個室の患者を多く受け持つようになり、多忙な日々を送っていた。これでは手術介助の勉強ができないと焦りを覚えるりん。
改めて看病婦・フユに手術介助を教えて欲しいと頭を下げるが、「お金を払うなら」とあしらわれてしまう。そこに直美が加わり、「お互い力を合わせれば仕事も早く終われるし、ご家族の待つ家にも早く帰れるはずです」と言葉を重ねる。するとフユは、子どもは小さい頃に奉公に出したという、つらい過去を吐露。「亭主が足悪くして、仕方なく、恥を忍んでこの仕事に就いたの。私はあんたたちとは違ってこの仕事やりたくてやってるんじゃないの。他人の看病するくらいなら家で亭主看ていたいわよ。そんなにトレインドナースとやらが素晴らしいなら、うちの人の看護もしてほしいものだわ」と本音をぼやく。
この言葉にひらめいた直美は、自分とりんでフユの夫の看護をすると申し出るのだった。

りん(見上愛)はフユ(猫背椿)に手術介助を教えて欲しいと頼み込む
フユの自宅へ訪問…夫・康介の洗髪で伝える“看護”の心
後日、フユの自宅を訪れたりんと直美。夫・康介は腰を損傷し、足が不自由になってしまっていた。りんたちの言動に、康介は「きみたちはただの看病婦なんかとは違うようだ」と言葉をかける。その“なんか”という看病婦を見下すような表現に引っかかりを覚えつつも、2人は心を込めて康介の洗髪を行う。
翌日、当直上がりのフユに看護の報告をするりん。しかし、フユは2人が勝手にやったことだからと「礼は言わない」と告げ、冷たい視線を向けるのだった。
フユの苦境に共感の声…じろう演じる夫・康介の登場にも反響
フユが抱える複雑な家庭事情が明らかになった今回。SNS上では「フユさん、仕事も大変で家に帰れば夫のお世話があるなんて…それは看護婦見習いの指導したくないよね」「息子を奉公に出すほど貧しいとは…一人でずっと頑張っているんですね」と、彼女の頑なな態度の背景に同情する声が相次いだ。
また、新たに登場した、シソンヌ・じろう演じる夫・康介に対しては、「旦那さん気難しい人なのかと思ったら、意外と素直でかわいらしい人だった」「じろうさん!待っていました!」といった歓喜のコメントが集まる一方で、「旦那さん、フユさんを“看病婦なんか”って言うのはダメだよ」と、当時の看病婦の地位の低さや切なさを指摘する声も上がっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

りん(見上愛)&直美(上坂樹里)は夫・康介(じろう)の訪問看護を行う