”レンタルなんもしない人”とは:「何もしない」という新たな職種
ブラブラしていても大丈夫?

いまもむかしも若者が何もせずブラブラしていると、周囲の大人たちから「働け」とせかされるものだ。ところが、「何もしないこと」を仕事にしてしまった人物がいるようだ。
画像:morimoto_shoji / Instagram
「何もしないこと」を仕事に

ほとんど何もせずに収入を得る方法を開拓したのは、“レンタルなんもしない人”こと森本祥司さん(41)だ。
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この仕事を思いついた理由

森本さんはユーチューバーのドリュー・ビンスキー氏によるインタビューの中で、2018年に「何もしない」ことを理由に出版社の事務職を解雇されてしまったが、それがきっかけとなり、“レンタルなんもしない人”という発想が生まれたと語っている。
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サービスの内容は「自分のレンタル」

ロイター通信によるインタビューに対し、森本さんは自身の仕事について次のように解説:「(サービスの内容は)基本的に私自身のレンタルです。クライアントが望む場所に赴きますが、それ以上はとくに何もしません」
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年間およそ1,000件の依頼

また、今年1月に放送されたCNBC放送の番組『Make It』の中では、毎年およそ1,000件の依頼を受けていることを打ち明けた。
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”レンタルなんもしない人”のサービス料は?

森本さんのサービス料は最近まで、2~3時間のレンタルで1万~3万円となっていた。
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料金体系を変更

2024年には、このサービスで1,000万円あまりを稼ぎ上げたという森本さん。しかし、今後はクライアント自身がサービス料を決める方式に変更するようだ。CNBC放送が伝えた。
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森本さんのコメント

同放送に対し、森本さんは「顧客が料金を決める方式ですから、続けられるかどうかはわかりません。しかし、やってみるのは愉快なものです」とコメント。
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”なんもしない人”の家族は?

森本さんは結婚しており、7歳の子供もいる。それでも、“レンタルなんもしない人”の目的は生計を立てることではなく、「人生を楽しむこと」だとしている。
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何もしない人をレンタルする意味とは?

ところで、クライアントはなぜ、何もしない人をレンタルするのだろうか? それはひとりで何かをするのがイヤなときに、相方を務めてもらうためだ。
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「最近の日本人にぴったり」

CNBC放送のインタビューを受けた野村総合研究所のコンサルタント、坂田彩衣氏は“レンタルなんもしない人”について、「恋愛や結婚をはじめとする面倒な関係は望まないが、気軽にデートしたり食事したりできる相手は欲しいという、最近の日本人にぴったり」だとコメント。
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クライアントの要望には何でも応じる

ロイター通信によれば、森本さんはクライアントと一緒にシーソーで遊んだり、電車の窓越しに誰かを見送ったりと、クライアントの要望には基本的に何でも応じるそうだ。
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セラピストではない

森本さんいわく、“レンタルなんもしない人”は心理セラピーのサービスではない。しかし、『ワシントン・ポスト』紙のインタビューに対しては、多くの人々の問題を耳にする中で、他者を批判せず共感することを学んだと語っている。
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誰もが問題や秘密を抱えている

森本さんは『ワシントン・ポスト』紙に対し、「一見、ふつうで元気そうな人々が、衝撃的な過去や秘密、信じがたい問題を抱えていることもあります。むしろ、とんでもない問題を抱えてやって来る人々は、悩んでいるようには見えないものです。元気そうに見える人でも、みなそれぞれトラブルや秘密があるのです」とコメント。
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意外とハードな仕事

“レンタルなんもしない人”が唯一、受け付けていないのは「親密な」行為だ。ロイター通信によれば、冷蔵庫の移動を手伝ってほしいという依頼を断ったことがあるというが、これは単に体力の問題である。実際、“なんもしない人”と銘打っているわりには、ハードな仕事も多いようだ。
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客観的に見てハードな状況

CNBC放送の『Make It』に出演した森本さんいわく:「炎天下で列に並んだり、極寒のなか何時間も立ちつくしたり、知らない人ばかりのパーティーに参加したり、ひとりで舞台に上がって観衆の前で何もせず突っ立ったりと、客観的にみてハードな状況に何度も置かれてきました」
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辛いことがあったとしても……

さらに、「どんな辛いことがあったとしても、それはこの仕事をしているからこそ起きた出来事なので、大切にしたいと思います」と語っている。
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