激動のテレビ局を救うのは『女子アナ界のニューヒロイン』テレビマン&識者が注目の逸材たち

南後杏子(24)TBS(早稲田大学卒)身体を張った企画も厭わない姿勢がテレビマンに評価された。ゆくゆくは音楽番組に携わることを目指している

日本テレビの水卜麻美アナ(38)、テレビ朝日の弘中綾香アナ(34)、TBSなら江藤愛アナ(39)か。キー局の「看板女子アナ」の顔ぶれは、実はここ10年近く変わっていない。若手の人材不足が叫ばれる女子アナ界において、新人の育成は喫緊の課題だ。この苦境を乗り越えうる次世代のニューヒロインは存在するのか? 今回、FRIDAYはテレビ局スタッフや女子アナウォッチャー、識者などに緊急取材を敢行。そこで浮上した入社3年目以下の逸材たちを紹介していこう。

ポスト田村真子の逸材

キー局のなかで「最も若手の育成がうまくいっている」と見られているのがTBSだ。女子アナ評論家の丸山大次郎氏が育成のポイントを解説する。

「’18年に入社した田村真子アナ(29)以下、20代の若手が育っている理由は、『ラヴィット!』や公式YouTubeチャンネルの『ガメガメ。』など、若手が活躍できる場が用意されているからです。たとえば、’23年に入社した南後杏子アナ(24)は、昨年『ラヴィット!』に出演した際に、田村アナと一緒にビリビリ椅子に座るや、エビのように身体をのけ反らせてスタジオを沸かせました。

このリアクションが局内で評価され、田村アナが夏休みをとった際に1週間にわたって代役のMCを務めています。しかも、そこで再びビリビリ企画に挑戦したり、オープニングトークで生歌を披露したりと、しっかり爪痕を残した。芸人からいじられる隙があり、罰ゲームでは嫌がりながらも最後はきちんとノッてくれる。今一番伸びている若手バラエティアナといっても過言ではありません」

ポスト田村真子の筆頭格である南後アナに対抗心を燃やしているのが、同期入社の御手洗菜々アナ(24)だ。

「御手洗アナは臨場感のあるスポーツ中継に定評がある。ニューイヤー駅伝や全日本高校女子サッカー選手権などの中継を任されており、今夏の世界陸上も視野に入ってきている。南後アナが『ラヴィット!』のようなバラエティ色の強い番組に向いているなら、御手洗アナは堅めの報道やスポーツ取材で力を発揮するタイプ。本人は南後アナにかなりライバル意識をもっているらしく、親しい知人には″絶対に負けたくない″と漏らしているといいます。現状、南後アナが一歩リードしているというのが局内の共通認識ですが、今後二人のバトルがどうなるか楽しみですね」(制作会社スタッフ)

’25年入社組でまだ初鳴きも終えていないのだが、すでに業界の注目を集めているアナがいる。フジテレビの吉岡恵麻アナ(22)だ。

「幼少期から18年間にわたって硬式テニスを続け、さらには学芸員や防災士の資格も保有するなど、多彩な経歴を引っさげて入社しました。何より際立っているのが、ミス日本グランプリという経歴です。173㎝の長身で、他の新人に比べて圧倒的に華があります。要注目のアナですね」(前出・丸山氏)

御手洗菜々(24)TBS(関西学院大学卒)南後アナと苛烈な同期争いを繰り広げる。情報番組を担当しつつ、近年はスポーツ中継でも実力を発揮している

ベストイレブンの面々は……

実力や将来性、今の人気度などの項目を評価基準に、テレビマンと識者への取材を重ねて本誌が選出した「注目の若手女子アナベストイレブン」。前出のキー局報道番組プロデューサーが総括する。

「フジテレビと元タレントの中居正広(52)の騒動の影響で、これからの女子アナの売り出し方は大きく変わってくる。加藤綾子アナ(40)や田中みな実アナ(38)のように、下ネタも厭(いと)わない過激なバラエティ番組に出演させてブレイクさせる手法はもうとれないでしょう。これからの民放アナはどんどんNHKに近くなり、アナウンス力や番組の進行技術を持った品のある実力派が評価されていくようになると思います。報道や情報番組で堅実にアナを育成してきたTBSに勢いが出てきたのは、そうした時代の流れです。今回取り上げられたアナたちは、時代に合ったやり方で自分を売り出すことが求められるでしょうね」

今回名前が挙がった11人のなかから、激動のテレビ局を救う次世代のスターアナが生まれることだろう――。

『FRIDAY』2025年6月27日・7月4日合併号より