サーティワンが「過去最高の売上高」を記録。“大人にも”支持される理由は「3つの強み」
連日の酷暑と付き合っていくための小さなご褒美として思い浮かぶのが、アイスクリームではないでしょうか。日本アイスクリーム協会が今月(6月)に発表した2024年度の販売実績(24年4月~25年3月、メーカー出荷ベース)によると、アイスクリーム市場は6451億円(前年比6.1%増)となり、過去最高を記録しています。
そんな絶好調なアイスクリーム業界の中でひときわ輝く存在が、「サーティワン アイスクリーム」。ド定番ブランドゆえ、オーセンティックな雰囲気を保ち続けているかと思いきや、とんでもない! 実は驚くほどの進化を遂げていることをご存知でしょうか?
子どもから大人までをワクワクさせるようなアイデアにあふれているのです。そこで今回は、サーティワンの最新動向をご紹介しながら、圧倒的に支持されるワケをひも解いてみたいと思います。

レギュラーのダブルコーン。マンガやアニメに出てくるようなワクワク感が漂う。
◆①アニメのような世界観を具現化
サーティワン アイスクリームの魅力の基本は、いつお店に行っても31種類以上のフレーバーが用意されていることにあります。ロングセラーのポッピングシャワー、「推しフレーバー総選挙2025」で1位になったラブポーションサーティワン(通称ラブポ)といったレギュラー陣に加えて、期間限定の新作が毎月登場するのです。ここ最近のフレーバーを見ていきましょう。
キウイ杏仁豆腐(5~6月)
黒みつ入り日本橋のみたらし(5~6月)
マンゴートゥギャザー(5~6月)
ハワイアンクランチ(6月)
これらは昔のアメリカに見られるようなカラフルで甘すぎるアイスクリームとは一線を画すような、甘さ控えめでグルメな大人も気になるような香り高いアイスクリームばかり。日本橋榮太樓が監修したフレーバーだなんて、粋な雰囲気も漂います。

「黒みつ入り日本橋のみたらし」は、日本橋榮太樓とにんべんの監修によって生まれた期間限定。大人も気になる粋なフレーバーだ。 ※なくなり次第終了
そして極めつけは、マンガやアニメに登場してくるようなダブルアイスクリーム。組み合わせは「1024パターン」ほどあり、ご褒美感は半端ありません。
◆②人気キャラクターとのコラボ商品のレベルが高い

7月1日から発売されている「ハテナブロック シングルサンデー」800円 ※なくなり次第終了 ©Nintendo
次に特筆すべきは、人気キャラクターとのコラボ商品について。ポケモン、ディズニー、サンリオ、スヌーピーはもちろんこと、ONE PIECEや名探偵コナンなどの旬のキャラクターとのコラボ商品には待望感が漂います。そして7月1日から登場するのがスーパーマリオとのコラボ商品。即完売で話題になった昨夏の土管カップ入りサンデーをしのぐような、ハテナブロックカップに入った「ハテナブロック シングルサンデー」が発売されたのです。

「ヨッシー ごちそうダブルサンデー」1280円 ※なくなり次第終了 お好みのアイスクリーム2種とヨッシーのタマゴのタマゴボーロやヨッシーフルーツのアイシングビスケットなどがトッピングされた豪華なサンデー。 ©Nintendo
ほかにも、マリオをイメージして開発された新作フレーバー「スーパーマリオ -フルーツサマーソルベ-」や「ヨッシー ごちそうダブルサンデー」やなどが登場。このようにコラボ商品を頻度高く提案しながら着実に業績を伸ばしている(※)要因は、アイスクリーム専門店としての品質へのこだわりが徹底されていることにほかなりません。
※2024年12月期の連結決算では、売上高が前期比23.9%増の306億8800万円。過去最高を記録した。
◆③アイスクリームを食べるシーンを広げてくれる

2024年12月から発売された「31 PÂTISSERIE」は、アイスクリーム専門家の独自の視点で作った新しいアイスクリームケーキだ。
さらに素晴らしいのは、従来のアイスクリームという形に甘んじることなく、進化を続けていること。例えば、昨年12月に発売された「31 PÂTISSERIE」は、アイスクリーム専門家の独自の視点で作られたアイスクリームケーキは大好評で、4月には新作「31 キャラメルナッティケーキ made from キャラメルリボン」が登場しています。
本格ケーキを購入しようとなると4000~5000円が主流になっている今、2500円という価格設定も秀逸で、食べたい時に食べたい分だけ食べられるアイスクリームの強みを生かしながら、本格スイーツの新カテゴリーを確立しつつあります。
またドリンク商品にも抜かりがありません。スターバックスのフラペチーノが作り上げた“フローズンドリンクニーズ”に応えるような独自性のある新商品「ザ・クラッシュソーダ」が夏限定で発売されています。
ザクザク氷とシュワシュワ炭酸を組み合わせたアイスドリンクにお好みのアイスクリームをトッピングしてもらえる特別なアイスクリームドリンクで、アイスクリームが選べる自由度は、カフェチェーンにはない強み。さらに限定フラペよりちょっと安い点が巧妙で、今度は違うアイスクリームに……というリピート欲もしっかりくすぐります。
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あえて厳しい目で改善点や要望を探すなら、果物ごろごろ感が楽しめるようなソルベ、本格スイーツのようなバター・ミルク・チーズの風味を味わえるグルメ度の高いアイスが登場すると、大人の熱狂度はさらに上がるのではないでしょうか。
さて、アイスクリームの可能性は無限大ーーそう感じさせてくれるような新商品やキャンペーンを提案し続けるサーティワンの力強さには脱帽するものがあります。アイスクリーム業界を牽引するリーダーとして、今後ますます目が離せません!
<TEXT/スギアカツキ>
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。