猫の手も借りたい?要人から贈り物続々 インドネシア大統領ペットに“外交攻勢”

在インドネシア中国大使館から贈られたキャットタワーとボビー(ボビーのインスタグラムから、共同)
キャットタワーやぬいぐるみ―。インドネシアのプラボウォ大統領の愛猫に外国大使館や海外の要人から贈り物が相次いでいる。中国系動画投稿アプリTikTok(ティックトック)で約130万人のフォロワーを持つ人気猫。中国やオーストラリアなどが飼い主である大統領の気を引き、外交を円滑に進めるため、猫の手も借りようと意欲的だ。(共同通信ジャカルタ支局=山崎唯)
大統領宮殿に住むが、元々は野良猫。地元報道によると「ファースト・キャット」は国内初という。大統領就任前のプラボウォ氏が2017年に私邸で保護し「ボビー」と名付けた。
贈り物に熱心なのが在インドネシア中国大使館だ。2024年3月「中国語と英語を学び、優れた外交官になって」と手紙を添え、おもちゃを贈呈。私邸から宮殿への引っ越し祝いには豪華なキャットタワーを贈った。
オーストラリアのアルバニージー首相もジャカルタで首脳会談を行った2025年5月「オーストラリア❤インドネシア」と記された赤いスカーフをボビーに寄贈。自身の愛犬トトが「トト❤ボビー」と書かれた赤いスカーフを巻いた写真をインスタグラムに載せ、親密さをアピールした。
米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏、フランスのマクロン大統領もぬいぐるみを贈った。
世界最多のイスラム教徒を抱えるインドネシアでは、イスラム教の預言者ムハンマドが猫を大切にしたとの伝承の影響からか、猫好きが多い。元々こわもてで知られた元軍人のプラボウォ氏は、大統領選からボビーと戯れる写真を前面に出して人気をつかみ、温厚な好々爺の演出にも成功した。
2025年5月、警備員に囲まれ国民の前に姿を見せたボビー。参加した慈善オークションで、ボビーの服2着に計1200万ルピア(約11万円)の値が付いた。今後も国内外で人気が続きそうだ。

ボビーにスカーフを贈ったオーストラリアのアルバニージー首相=2025年5月、ジャカルタ(プラボウォメディアチーム提供、共同)

オーストラリアのアルバニージー首相の愛犬トト(上)とボビーにスカーフを贈ったアルバニージー首相(下)(アルバニージー氏のインスタグラムから、共同)

ボビーをなでるオーストラリアのアルバニージー首相(中央)=2025年5月、ジャカルタ(プラボウォメディアチーム提供、共同)

地図
肥料・農薬なし、民間農学校で学ぶ自然栽培 高齢化で増える耕作放棄地再生へ、神奈川県
日4―0オ(13日) 日本ハム・福島が今季初勝利
内田ことこ、首位守りツアー初V ミネベアミツミ女子ゴルフ最終日