NHK『あさイチ』で「大人のひとり暮らし」特集。88歳ひとり暮らし「おばあちゃんねる」Youtuber キャベツは千切りレンチンで。鳥の手羽中は小分けして冷凍、タンパク質補給に肉は意識して食卓へ

2025年7月16日放送のNHK『あさイチ』は「大人のひとり暮らし」を特集。40~70代の各世代の部屋を取材し、住まいを快適にするヒント・部屋から見える女性たちの生き方を紹介します。そこで、古い団地でひとり暮らしをする多良美智子さんの、日々の料理の心がけや工夫を紹介した記事(初出:2023年6月2日)を再配信します。

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古い団地でひとり暮らしをする様子をYouTubeで配信し、登録者数15万人を超える人気となっている多良美智子さん。昭和9年に長崎で8人きょうだいの7人目に生まれ、高校生の頃から70年、ずっと料理をしてきたという多良さん。65歳の時に調理師学校に通い、調理師免許も取得したといいます。そんな食べること、料理をすることが大好きな多良さんが行き着いた「簡単でおいしい」料理の秘訣は――。

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【写真】冷蔵庫の野菜室の中は……

野菜をとる ~旬のものを、季節に合った調理法で

野菜はできる限り多くとろうと心がけているので、冷蔵庫の野菜室はぎっしり入っています。そのとき食べたいメニューを考えてから野菜を買うので、ムダにすることはありません。寒い時期は煮物など、食べたいものが季節に合っているので、自然に旬の野菜を買っています。

丸ごと食べきれない大物野菜は、半分や4分の1個で買うことも。1年中常備しているのは、キャベツ、にんじん、玉ねぎ。色々なメニューに使いまわせて、日もちもいい野菜です。きのこ類もいつでも安く手に入るので、冷蔵庫か冷凍庫に何かしら入っています。

どうしても食べきれずに残ったものは、味噌汁やスープに入れて。少しくらい傷んでいても、煮込めば食べられます。

【キャベツ】千切り・レンチンで食べやすく

大好きなキャベツですが、生だと食べづらくなりました。千切りにして、さらに電子レンジで加熱するようにしています。

カツオ節とぽん酢をかけたり、サラダにしたり、肉のおかずの付け合わせにすることも。残ったら、フタ付きの保存容器に移して冷蔵庫に入れ、数日で食べきります。

肉、もやし、千切りピーマンと一緒に炒めたり、焼きそばに入れることもあります。このときも、電子レンジで加熱してやわらかくしてあると、時短になるし、油の量が減らせます。

《固いキャベツは千切りにしてレンチン》

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キャベツ1/4個を千切りにし、耐熱の器に入れる。フタをかぶせ、600Wで約3分加熱。歯ごたえが少し残るくらいに。取り出したら、ほぐして粗熱をとる(写真提供:すばる舎)

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(写真提供:すばる舎)

以前は、食べきれないからと半分のものを買っていましたが、レンチンキャベツを始めてからなくなるのが早くなり、丸ごと1個買いに。芯につま楊枝をさして、冷蔵庫に入れておくと長持ちします。

《芯に楊枝をさして長持ちさせる》

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テレビでやっているのを見て、早速試しました。キャベツの成長を止める効果があるそうです(写真提供:すばる舎)

肉をとる ~タンパク質摂取のため「食べなきゃ」と意識

子どもの頃から魚を食べてきたので、今でも肉より魚をとることが多いです。でも、肉も好きです。家族がいたときは、息子2人なので肉のおかずをよくつくりました。なかでもとんかつは定番おかず。多めに揚げ、翌日は卵でとじてお弁当に入れました。

息子たちが育ち盛りの頃はロースでしたが、大人になってからはヒレが定番に。ヒレだと、脂が少なくてやわらかいので、私もよく食べました。もう家では揚げませんが、ごくたまに外で食べることもあります。

今、家で食べるのは鶏肉か豚肉です。メニューを決めてから買うので、使いきれないことはないし、多めに買って冷凍しておくと便利です。

牛肉は値段が高いのであまり食べませんが、時々、肉豆腐やたたきをつくるために、細切れ肉や塊肉を買います。

【鶏肉】骨付きの手羽中が使いやすい

よく食べるのは手羽、とくに手羽中です。骨付き肉が好きです。1個ずつで、食べる量を調整しやすいし、スープにすると良い出汁が出ます。

むね肉はあまり食べません。もも肉は次男親子が来たとき、唐揚げやチキンカレーなどをつくって食べます。時々ゆで鶏をつくることも。

鶏肉と言えば、子どもの頃によく食べた中華の鶏料理を思い出します。長崎の実家は中華街の中にありました。両親は共働きで忙しかったので、お隣の中華屋さんから夕食の出前をとることがありました。骨付きのゆで鶏だったように思います。

長崎の名物である皿うどんも、同じ中華屋さんでよく頼んでいました。皿うどんは、家でつくるより出前のほうが早かったので、思い出すのはそのお店の味。今でもまだ、中華街で営業をされているお店です。

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『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(多良美智子:著/すばる舎)

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手羽中は数本まとめてラップに包み、冷凍しておきます(写真提供:すばる舎)

《手羽》冷凍して常備

手羽中(手羽先の関節から先の部分をとったもの)は、旨味があり調理しやすいので、常備しています。

よく行くスーパーで売られており、多めに買って5本ずつくらいに小分けにして冷凍。

塩こしょうして、魚焼きグリルで表5分、裏返して5分焼くだけの食べ方が好きです。昼食のおかずにも、晩酌のおつまみにもぴったりで、タンパク質の補給にもなります。

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【手羽のグリル焼き】
手羽中に塩こしょうし、グリルで表裏5分ほど焼く(片面焼きの場合)。生焼けのようなら時間を足して(写真提供:すばる舎)

昼食に食べるときは、朝から冷蔵室に移して自然解凍。晩酌で、突然食べたくなったときは、凍ったまま塩こしょうして焼いてしまいます。焼き時間は、様子を見て調整。

夕食で食べたいなと思うときは、タンパク質不足だという体からのメッセージ。素直に従います。

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【手羽と野菜のスープ】
野菜は何でも。キャベツを入れるとおいしい。手羽から良い出汁が出るので、コンソメは少量で(写真提供:すばる舎)

骨付きで良い出汁が出るので、スープにすることも。鍋に、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどの野菜、コンソメを入れ10分ほど煮込みます。

野菜は冷蔵庫に残っているもの、何でも大丈夫です。手羽中を加えて、さらに10分ほど煮て最後に醤油で薄く味付け。肉が骨からほろっととれて、食べやすいです。

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【鶏皮ぽん酢】
熱湯で2〜3分ゆでた後、流水でしっかりもみ洗い。白い脂肪部分はとる。ゆで汁はスープにしても(写真提供:すばる舎)

《鶏皮》ゆでてさっぱりと

鶏皮は、ゆでて細く切って大根おろしを添え、酢醤油と柚子胡椒でいただきます。ぽん酢でも。

さらに小ねぎをかけると、居酒屋さんのメニューのよう。晩酌のおつまみにぴったりです。

時々行くデパートの精肉売り場で、新鮮な鶏皮が売っているので、見つけたときは買って冷凍しておきます。

※本稿は、『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(多良美智子:著/すばる舎)

の一部を再編集したものです。