『トップガン』で一世を風靡したが、忽然と姿を消したケリー・マクギリス
一世を風靡した大スター

1957年にカリフォルニア州ニューポート・ビーチで誕生したケリー・マクギリス。名門ジュリアード音楽院で学んだ後、はじめは舞台芸術の世界で活躍していたが、ハリウッドデビューを果たした。
『刑事ジョン・ブック 目撃者』

ブレイクのきっかけはハリソン・フォードと共演した『刑事ジョン・ブック 目撃者』だった。この作品の中でケリーはアーミッシュの女性を好演。アカデミー脚本賞・編集賞の獲得に貢献した。
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『トップガン』

『トップガン』(1986年)では、海軍戦闘機兵器学校の紅一点、チャーリー役を熱演。色気は残しつつも、型破りな演技を見せた。とりわけ、トム・クルーズとの名コンビぶりは際立っていたが、それはスクリーン内だけの話だった。
2009年にカミングアウト

80年代の映画界で同性愛について語るのはご法度だった。ケリーも例にもれず、レズビアンであることをずっと隠し通していたが、2009年になってようやくカミングアウトすることができた。
美容整形はナシ

若さにこだわるハリウッドにおいて、美容整形を受けないというケリーの決断は異例だった。その結果、オファーは途絶えてしまったが、本人は気にしていないようだ。
地味なスリラー映画

『トップガン』で大ヒットした後は『告発の行方』『キャット・チェイサー』に出演したほか、90年代の地味なスリラー映画にも登場。ヒット作には恵まれなかったが、自分にふさわしい役だけを演じていたのだ。
性的暴行のトラウマ

実は、ケリーは80年代に性的暴行を受けたことがあり、そのトラウマが表舞台を去る一因となった。そして、人知れずハリウッドから姿を消したのだった。
カウンセラーとしての活動

ハリウッドを離れたケリーはノースカロライナ州へ移住。依存症の女性のためのカウンセラーとして活動しはじめた。もはや、バラエティ誌の表紙を飾ることはなくなったのだ。
『トップガン マーヴェリック』には出演せず

2022年には『トップガン』の続編『トップガン マーヴェリック』がリリースされたが、言うまでもなくケリーの姿はなかった。しかし、ケリー本人は「歳を取って肥ってしまいました。見た目通りの年齢です」と述べており、意にも介していない。
映画スター向きではなかった?

そもそも、ケリーにとって、スポットライトの中心は居心地が悪かったようだ。最近のインタビューでは、「欲望の対象」になるのがイヤだったと語っている。
80年代の象徴

ともあれ、ケリー・マクギリスはスキャンダルや野心とは無縁の、気取らないスターであり、80年代の象徴だったのだ。
SNSでの発信はしない

ケリーはSNSでの発信を行っていないほか、未練がましくメディアに登場するのも避け、パートナーとひっそり暮らしている
。
ハリウッドとはウマが合わなかった?

いずれにせよ、若さにこだわらない同性愛者はハリウッドからはじき出される運命だったのだろう。
スピンオフは不要

おそらく、ケリーが見せた最大の挑戦は映画界への復帰を望まなかったことだろう。誰もがスピンオフの制作を求めているわけではないのだ。
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