進次郎陣営「ステマ報道」牧島かれん氏の反論 山田宏議員は説明要求

自民党総裁選2025の候補者討論会でボードを掲げる自民党の小泉進次郎農水相=24日午後、東京都千代田区(酒井真大撮影)
今週発売の「週刊文春」が、9月22日に告示された自民党総裁選の最有力候補とされる小泉進次郎農水相(44)の陣営が、動画配信サービス「ニコニコ動画」で、いわゆる〝ステマ〟コメントをするよう指示するメールを出していたと報じたことで、SNS上が騒然としている。

自民党総裁選2025の候補者討論会でボードを掲げる自民党の高市早苗前経済安保相=24日午後、東京都千代田区(酒井真大撮影)
肯定的なコメントをあえて投稿し、世間に進次郎氏が圧倒的に支持されている雰囲気を演出することで、「それなら応援しよう」という流れを作り出す手法であり、文春はこれを、「いわゆるステルスマーケティングの一種と言っていいだろう」としている。

牧島かれん氏
進次郎陣営のステマ報道に対し、今回の総裁選で高市早苗前経済安全保障担当相(64)を支援する山田宏参院議員(67)は24日、自身のX(旧ツイッター)で、「今般の自民党再生をかけた大事な総裁選を貶める重大な事案だ」とし、説明を要求した。
文春報道によると、ステマコメントを支持するメールの送り主は牧島かれん元デジタル相(48)の事務所。
陣営関係者の話として、「ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いて欲しい」という要請があり、コメント例として、「あの石破さんを説得できたのスゴい」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」などが挙げられていたという。
中には、「ビジネスエセ保守」という、高市氏への誹謗中傷とも取れるコメント例があったというが、牧島氏は文春の取材に対し、「特定の候補者を意識したものではありません」と反論している。
コメント例については、支援者からの問い合わせに対するもので、選対本部が正式に発足する前に、牧島氏の事務所から送った参考例だとしている。
こうした文春報道に対し、高市氏を支援する山田議員は24日、自身のXで、「これが事実とすれば、今般の自民党再生をかけた大事な総裁選を貶める重大な事案だ。しかも前デジタル大臣の事務所が、デジタル技術を駆使して自陣に有利になるよう『世論を誘導』したとすれば、デジタル行政そのものの信頼すら揺るがしかねない問題だ。小泉陣営は、開かれた透明性のある総裁選のためにも、まずは速やかに説明責任を果たすことが求められる」と苦言。
25日には、「しかも牧島さんは、党広報本部のネットメディア局長であり、今回の総裁選の偽情報問題対策の責任者です」とコメントした。総裁選への影響が注目されている。
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小泉進次郎農林水産相の推薦人(選対本部長は加藤勝信氏)
【衆院】加藤勝信(旧茂木派)、伊東良孝(旧二階派)、遠藤利明(無派閥)、大串正樹(無派閥)、神田潤一(旧岸田派)、島尻安伊子(旧茂木派)、田所嘉徳(無派閥)、田中和徳(麻生派)、辻清人(旧岸田派)、中西健治(麻生派)、西銘恒三郎(旧茂木派)、根本拓(無派閥)、野田聖子(無派閥)、牧島かれん(麻生派)、宮路拓馬(旧森山派)
【参院】阿達雅志(無派閥)、梶原大介(旧二階派)、上月良祐(旧茂木派)、福山守(無派閥)、三原じゅん子(無派閥)
(敬称略)
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高市早苗前経済安保担当相の推薦人(選対本部長は中曽根弘文氏)
【衆院】古屋圭司(無派閥)、安藤高夫(旧安倍派)、今枝宗一郎(麻生派)、尾崎正直(旧二階派)、黄川田仁志(無派閥)、工藤彰三(麻生派)、小林茂樹(旧二階派)、高木啓(旧安倍派)、中村裕之(麻生派)、仁木博文(麻生派)、平沼正二郎(旧二階派)、松島みどり(旧安倍派)、松本尚(旧安倍派)、山口壮(麻生派)
【参院】有村治子(麻生派)、生稲晃子(旧安倍派)、小野田紀美(旧茂木派)、片山さつき(旧安倍派)、中曽根弘文(旧二階派)、若林洋平(旧二階派)
(敬称略)
■小泉進次郎(こいずみ・しんじろう) 1981年4月14日生まれ。神奈川県横須賀市出身。関東学院大学経済学部卒業、米国コロンビア大学大学院政治学部修士号取得。米国戦略国際問題研究所(CSIS)研究員、父で元首相の小泉純一郎の秘書を務めた後、2009年8月、衆議院議員に初当選。当選回数は6月。
これまで環境大臣兼内閣府特命担当大臣(原子力防災)兼気候変動担当を務めた。2024年9月に出馬した自民党の総裁選挙では3位に終わり、決選投票に進めなかった。今年5月からは農林水産大臣を務めている。
妻はフリーアナウンサーの滝川クリステル。2020年の第一子の男児、2023年に第二子の女児が誕生している。趣味は野球、サーフィン、映画、文楽、落語。尊敬する人物はジョン・F・ケネディ。
■高市早苗(たかいち・さなえ) 1961年3月7日生まれ。奈良県立畝傍高校卒業、神戸大学経営学部経営学科卒業(経営数学専攻)。米国連邦議会Congressional Fellow(金融・ビジネス、近畿大学経済学部教授(産業政策論・中小企業論)などを歴任した。1993年7月に衆議院議員に初当選。当選回数は10回。
これまで総務大臣、自民党政調会長、経済安全保障担当大臣などを務めた。2021年9月の自民党の総裁選では、安倍晋三元首相の支援を受けたが、3位となり決選投票に進めなかった。2024年9月に出馬した自民党の総裁選挙では1回目の投票で1位となったが、決選投票で石破茂首相に敗れた。
夫は夫で元衆院議員の山本拓。趣味はスキューバダイビング、楽器演奏、野球や武道などの観戦。尊敬する人物は松下幸之助と両親。目標とする政治家はマーガレット・サッチャー元英国首相。
(zakⅡ編集部・小野田聡)
■小野田聡(おのだ・さとし) ライター歴2年。産経デジタル新卒入社6年目。現在はzakⅡ編集部に在籍。エンタメ・スポーツ分野の執筆経験が豊富。1996年生まれ。X(旧ツイッター)のアカウントは@zakdesk。