カリスマ婚活アドバイザー植草美幸が語る“異性の友人” 雑な言葉は女性NG、メイク話は男性ポカン 理想は「タイタニック」の2人

 これまで1000組以上を成婚に導いてきた恋愛・婚活アドバイザーの植草美幸さん。長年“結婚”のサポートをしてきた植草さんが、いま大切だと考えているのが“異性の友人”の存在です。コラム「婚活アドバイザーが指南! 40代からの異性の友だちの作り方」で、その重要性を解説すると同時に具体的なテクニックも伝授します。

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■“ステップ0”は、感性を鍛えること

 みなさん、こんにちは。植草美幸です。東京・表参道にある結婚相談所「マリーミー」の代表を務め、これまで1200組以上の婚活をサポートしてきた私はいま、「五感を使い自身を客観視するためには、40代以降こそ異性の友人が大切だ」と考えています。今回は前回に続いて異性の友人作りの“初級編”をお伝えしたいと思います。

 異性の友人作りにおける最初の一歩は、当たり前ですが異性がいる場所に出向くこと。ご自身の趣味の場や好きなものなど何でもいいので、とにかく外に出てください。

 たとえばテニスをする方はテニスのコミュニティー、料理が好きなら料理教室、本が好きなら図書館や書店といったようにです。仕事前に毎日30分同じカフェで読書をするのもいいですね。そのうち、「あの人もこのカフェによく来ているな」と頻繁に顔を合わせる人が出てくるのではないでしょうか。テニスは個人的におすすめです。ミックスダブルスで男女でペアを組むことも多いですし、お互いに練習相手を探していますから。

 初回にも書きましたが、異性の友人作りにおける“ステップ0”は、感性を鍛えること。スマホをしまって、五感を使って、まわりにはどんな人がいるのか、その人たちはどんな服を着て何をしているのか、よく観察してほしいんです。

 普段、家と職場の往復しかしていないと、五感が鈍っている可能性が大きい。転んでいる人がいても助けなかったり、落とし物を拾わなかったり――。その状態では、たとえ知り合いでも深いコミュニケーションを取るのは難しいでしょう。ですから、リハビリだと思ってとにかく外に出てください。

■「適度な距離感を保つ」

 顔見知りの方ができたら、いよいよ異性の友人作りの“ステップ1”。ここで意識したいのは「相手も同じ人間である」ということです。相手が女性でも男性でも関係なく、たまたま声をかけたのが異性だったくらいのトーンでいいのです。気構えずにコミュニケーションを取るのがおすすめです。

 イメージは中学時代に異性の同級生と接している感じ。共学に通っていた方はわかると思いますが、当時は男女関係なくフラットに接していませんでしたか? 「相手が異性だからこうしなきゃ」とは思っていなかったはず。性別を意識していなかった中学生や高校生の頃に戻り、垣根なく接することを意識してみてください。

 最初に声をかけるときに、どう話しかけたらいいか――。ここで生かされるのが、ステップ0で鍛えた“感性”です。

 人とまわりの状況を見ることができていたら、「よくここにいらしていますよね」「今日は人が多いですね」と相手や状況に目を向けた声かけや、「その〇〇素敵ですね」と相手の持ち物に臨機応変に触れるといったことができるはず。

 ほかにも、相手が何かに困っていて、自然と手伝うシチュエーションがあるかもしれません。そんなときに声をかけるのがおすすめです。テニスなら汗をかいているときにタオルを渡したり、ボールを一緒に片づけたりですね。

 ここでかける言葉が出てこない人は、人の気持ちがわからない、気が利かない、非常識な人になっているかもしれません。相手を、まわりを見ていない、誰かが困っていても気づかない。他人に興味を持てていないんです。その場合はステップ0を最初からやり直しましょう。

 同性の友人と比べて異性の友人作りで注意する必要があるのは、男性なら「言葉遣い」、女性なら「会話のテーマ」です。両者ともに必要なのは、「適度な距離感を保つ」ことだと思います。

 男性が女性に向けて「おい」や「行こうぜ」といった雑な言葉を使うのは当然ながら控えた方がいい。お互いの信頼関係を構築している段階なのですから。

 女性は同性にしかわからない美容やファッションの話をしたらダメです。今40代以上の男性の多くは、メイクの話をされてもつまらないからポカンとするしかない。親しかったり身内だったりすれば、「やめて」と言ってくれますが、そうした場面でなければ、相手が興味がないことに気づかないままです。

■人生100年時代を一緒に!

 適度な距離を保つというのは、まずは物理的にくっつきすぎないこと。加えて、精神的な距離も必要です。支払いが発生するような場面では、基本的に割り勘に。あくまで性別は関係ない人間関係ですから、対等にしましょうというスタンスが大事ですね。

 私が思う理想的な異性の友人関係は、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。映画「タイタニック」で出会い、25年以上も友情を育んでいる2人です。長い月日のなかでお互いにパートナーができたり、結婚したり、子どもが生まれたりしても、独身時代からの友情関係が続いているんですね。

「僕は美男ではない」「私は美女ではない」と思うことなかれ。かくいう私も30年以上の付き合いがある男性の友人がいます。お互いに結婚したり、離婚したり、子どもができたりしていますが、関係は続いています。「恋愛関係になったかも?」というタイミングもありましたが、ずっといい関係でここまで来ました。

 これを読んでいる40代以降の方も、これから出会って人生100年時代を一緒に長く楽しく過ごせる友人関係を作ってほしいと思います。

 それでも異性の友人なんて本当にできるのかな……と思うあなたに贈りたい言葉は「ダメで元々」。どうせうまくいきませんから、うまくやろうとする必要もない。意識しないでサッと声をかけてみる。たとえば視界に誰かが入ったら「暑いですね」と言ってみる。そんなところから始めてみてはいかがでしょうか。

(構成/Kaori Terada)