高田純次「普通に挨拶してもしょうがないでしょう?」 "テキトー男"が語る『じゅん散歩』秘話

座右の銘をお願いすると「『じゅん散歩』に出るためにね」と「必ず朝起きる!!」と書き……。直筆の色紙をアゴで挟みおどけたポーズ
『じゅん散歩』での独特な和ませ方の理由
「どうも。ジャパニーズ、ジョージ・クルーニーです」
現れたイケオジのベタな挨拶に、取材現場の雰囲気が一気に和む――。
俳優、お笑い芸人、タレント……。どの肩書もテキトーでないように思われる。あえて言うならエンターテイナー、高田純次(78)だ。
都内を街歩きする冠番組『じゅん散歩』(テレビ朝日系)が、9月で10周年を迎えた。番組人気の要因の一つが、街ゆく人々へかける純ちゃんのユーモア溢れる言葉の数々。以下「テキトー男」高田が明かす。
「『どうも。高田純次です』と、普通に挨拶してもしょうがないでしょう。テレビカメラの前で地元の人は緊張しているんだから、『ジョージ・クルーニーです』ぐらいかまさないと。リラックスしてもらうために、まず相手に笑ってもらいます」
高田の和ませ方は独特だ。例えば妙齢の女性が歩いていると……。
高田「お嬢さん、どこの女子大?」
妙齢女性「私、何歳だと思ってるの?」
高田「オレ、当てちゃうよ。20代から80代の間でしょう」
本人が解説する。
「基本的にロケは午前中に行われるから、街に学生やサラリーマンが少ないんです。歩いているのは高齢者の方がほとんど。でも高齢男性に話しかけると、9割が下ネタなんですよ。朝の番組なので撮影してもカットされてしまう。だから男性とはなるべく目を合わせないで、女性に話しかけるようにしています」
本気か冗談か判断しがたい話であるが、番組には台本がないという。高田がアドリブで当意即妙なコメントができる背景には、想定外のことばかりが起きた数奇な人生が関係しているのかもしれない。
「挫折続きだったからね、オレの人生は。信じてもらえないけど、地元の国領(東京・調布市)では小中学生のころまで『神童』と呼ばれていたんです。成績は学年で常に10番以内。フツウに大学に行って、会社で働く地道な人生を思い描いていたんですが……。
現役の時も、一浪しても大学にすべて落ちてしまったんです。ショックでしたね。高校の仲の良い友達の中で、大学へ行けなかったのはオレだけ。今でも、合格発表で自分の受験番号が見つからない夢を見ます」
その後も高田は、就職した宝石販売店を奥さんに内緒で退社し劇団へ入団。『天才・たけしの元気が出るテレビ!』(日本テレビ系)でブレイクし、40歳を超えてから出演したCMの〝5時から男〟というコピーが流行語となりテキトー男のイメージが定着した。
『じゅん散歩』は、高田の予想外に展開する人生が凝縮された番組なのだろう。
10月2日発売の『FRIDAY10月17日号』と有料版『FRIDAY GOLD』では、高田の脱力コメントや数奇な人生について詳報。テキトー男の本領がビンビン伝わってくる独自写真も多数掲載している。

爽やかな好青年だった高校時代

宝石を販売していた会社員時代

「若い女性との不倫現場を『FRIDAY』に撮られないかな。相手はいないけど」と遠くを見つめる
『FRIDAY』2025年10月17日号より