「一石二鳥」は英語でなんていう? 英語でも似た表現になることわざ【学校でも塾でも習わない ワザあり英語】
日本と同じように海外にもことわざはあり、同じ意味やよく似た意味で使われているものが数多くあります。学校でも塾でも習わない英語・第16回は、英語も似た表現になることわざについて紹介。30歳・第2子出産後に英語を学び直して通訳者・翻訳家になった神本亜紀さんが解説します。

「時は金なり」を英語にすると? イラスト:やまざきりすけ
「あの日本語、英語ではどう表現する?」「ネイティブに流行っている言葉は?」など、学校でも塾でも習わない英語表現や英単語を、30歳・第2子出産後に英語を学び直して通訳者・翻訳家になった神本亜紀さんが紹介。
第16回のテーマはことわざ。日本語と似たような表現になる英語のことわざについて紹介します。
似ているから覚えるのが簡単!
「『時は金なり』を英語にすると?」の答えは?
Time is money.
ことわざの中には、〈Time is money.〉のように日本語と英語の表現が似ているものがあります。では、次のことわざは英語でどのように表現するかわかるでしょうか。
①「一石二鳥」
②「ローマは一日にして成らず」
③「ペンは剣よりも強し」
答えは……、
①〈Kill two birds with one stone.〉
②〈Rome wasn’t built in a day.〉
③〈The pen is mightier than the sword.〉
これらは意味も同様なので、難しく考えることなくネイティブとの会話に使うことができるでしょう。
ただし、「転石苔むさず」ということわざは要注意。英語では、〈A rolling stone gathers no moss.(転がる石には苔が生えない)〉と日本語と変わらない表現をしますが、国によってことわざの解釈が違います。
日本とイギリス→「転がる石に苔が生えないように、軽々しく行動を変える人は成功できない」といったネガティブな解釈。
アメリカ→「転がる石に苔が生えないように、常に活発に動いている人は慣習にとらわれず柔軟だ」といったポジティブな解釈。
イギリスでも近頃は、個人の考えによってポジティブな解釈で使う人もいますが、一般的なイメージを覚えておくといいでしょう。
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「いただきます」「よろしくお願いします」 英語にならない日本語
英語と日本語で同じ表現をする言葉がある一方、英語にならない、あるいは英語にするのが難しい日本語があります。
「いただきます」「よろしくお願いします」「お疲れ様」「しょうがない」などがその言葉です。
また、働き方改革のキーワードとして、ビジネスの場でよく出てくる「生きがい」「働きがい」といった言葉も英語に置き換えるのが難しいワード。比較的新しい言葉では「ツンデレ」も適切な英訳語がなく、説明が長くなってしまうので通訳者や翻訳者泣かせの言葉です。
「侘び寂び」「空気を読む」なども含め、日本独特の文化や美意識、感性はふさわしい英語がなく伝えるのが難しい分、ネイティブの興味関心を誘う言葉でもあります。