「OneDrive」のバックアップ機能を切ったらファイルがなくなった……を防止する改善/新しいアプリアイコンなども導入へ

「エクスプローラー」から「Copilot」アクション, 「OneDrive」オフラインモードのプロセス, フォルダーバックアップのオプトアウト体験の見直し, 「OneDrive」アイコンの更新

「OneDrive」のアイコンが新しく

・窓の杜から ダウンロード

米Microsoftは10月21日(現地時間)、Windows向け「OneDrive」同期アプリの新機能を発表した。最近のバージョンでは、以下の改善が行われているという。

「エクスプローラー」から「Copilot」アクション

「Microsoft 365 Personal」または「Microsoft 365 Family」アカウントを持つユーザーであれば、「OneDrive」フォルダーのファイルを右クリックすることで、以下の「Copilot」アクションが利用できる。

要約 :ファイルの内容を簡潔でわかりやすく要約

FAQの作成 :ドキュメントをもとに「よくある質問」のリストを生成

質問する :ファイルの内容についてAIに質問する

ファイルの比較 :最大5つのファイルを比較し、その違いを強調した簡潔な表を作成

「OneDrive」オフラインモードのプロセス

「OneDrive」オフラインモードのプロセスは、これまで「Microsoft SharePoint」(Microsoft.SharePoint.exe)という名前だったが、「Microsoft OneDrive Sync Service」(OneDrive.Sync.Service.exe)と改められた。アイコンも「SharePoint」から「OneDrive」のものに変更され、わかりやすくなった。

フォルダーバックアップのオプトアウト体験の見直し

「重要な PC フォルダーを OneDrive にバックアップする」(PC Folder Backup、Known Folder Move)機能で同期したフォルダー(既定ではドキュメント、写真、デスクトップ)を解除(オプトアウト)するときのプロセスが見直された。

「エクスプローラー」から「Copilot」アクション, 「OneDrive」オフラインモードのプロセス, フォルダーバックアップのオプトアウト体験の見直し, 「OneDrive」アイコンの更新

フォルダーバックアップ機能

「OneDrive」のフォルダーバックアップ機能は複雑で、無効化したときにファイルがどこにあるのかわからなくなり、なくしてしまったのではないかと戸惑ったり、「OneDrive」にファイルを消されてしまったと勘違いするユーザーが少なくない。

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フォルダーバックアップ機能を停止する際に、2つの選択肢が用意されるように

そこで、バックアップを停止する際に、ファイルの保存先をユーザー側で選べるようになった。仮に「デスクトップ」フォルダーのバックアップを停止したとして、その挙動を説明する。

OneDrive 内のみ :デスクトップフォルダーを単に「OneDrive」フォルダー(C:¥Users¥¥OneDrive¥Desktop)から既定のローカルフォルダー(C:¥Users¥

¥Desktop)へ戻す。ファイルは「OneDrive」フォルダーにそのまま残り、ファイルの移動は行われない。(既定の)新しいローカルデスクトップフォルダーには、ファイルが残された「OneDrive」フォルダーへのショートカットが作成される

自分の PC 上のみ :デスクトップフォルダーを「OneDrive」フォルダー(C:¥Users¥¥OneDrive¥Desktop)から既定のローカルフォルダー(C:¥Users¥

¥Desktop)へ戻す。「OneDrive」フォルダーから(既定の)新しいローカルデスクトップフォルダーへのファイル移動も行われる

注意が必要なのは、後者のファイル移動には「ファイル オンデマンド」(Files on-demand)の仕組みが絡む点だ。

この機能は既定で有効になっており、「エクスプローラー」にファイルがあるように見えても、それは単なるプレースホルダーで、実体はクラウドにしかない(雲マーク型バッジ)ことがある。ユーザーが利用するときはじめて、バックグラウンドでファイルの実体がダウンロードされ、ローカルに保持される(チェックマーク型バッジ)仕組みだ。クラウドファイルをすべてローカルにダウンロードしてしまうと、日ごろ使いもしないファイルでローカルストレージを圧迫されてしまう可能性があるが、ダウンロードを“必要に応じて(オンデマンド)”行う仕組みならこれを防止できる。

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「ファイル オンデマンド」(Files on-demand)により、「エクスプローラー」にファイルがあるように見えても、実体がローカルにあったりなかったりする

さて、実は後者の「自分の PC 上のみ」 で移動の対象となるのは、“ローカルに保持されている”ものだけだ。そのため、ファイルの実体がクラウドのみにあり、ローカルにはプレースホルダー(場所取り)しかないファイルは移動されず、「OneDrive」フォルダーにプレースホルダーが残っているだけの状態になってしまう。ファイルの実体はクラウド上に残されているが、ローカルストレージには見当たらない状態になり、混乱のもととなる。

よくわからない場合は、バックアップを停止する前に、あらかじめそのフォルダーのファイル実体すべてをローカルにダウンロードしてしまえばよいだろう。フォルダーを右クリックして、[このデバイス上に常に保持する]コマンドを実行すれば、ファイルの実体がすべてローカルにダウンロードされ、後者のファイル移動の対象となる。

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よくわからない場合は、[このデバイス上に常に保持する]メニューコマンド

「OneDrive」アイコンの更新

最後に、タスクトレイの「OneDrive」アイコンがアップデートされる。先日実施された「Microsoft 365」(Office)アプリのアイコン刷新を反映させたもので、よりクリーンでモダンな外観となる。