ドウェイン・ジョンソン、アクション俳優のイメージ脱却へ

「ザ・ロック」に変革の時

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俳優ドウェイン・ジョンソンが、もとは「ザ・ロック」というリングネームで人気を博したプロレスラーであることはよく知られており、そのイメージは役者になってからも多かれ少なかれ維持されてきた。それがいま、変革の時を迎えているようだ。

いったい何が?

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要するに、ドウェイン・ジョンソンに「ザ・ロック」の呼び名はもうふさわしくないようなのだ。では、何が起きたというのだろう?

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目に見えて痩せた姿

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世界が異変に気付いたのは、この秋に開催されたトロント国際映画祭あるいはヴェネツィア国際映画祭の場にあらわれたドウェイン・ジョンソンを目の当たりにしてのことだった。同俳優の体重が目に見えて落ちていたのである。

役作りのための減量

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これを受けてソーシャルメディアではありとあらゆる憶測が飛び交ったが、納得のいく説明はつぎのとおり。すなわち映画の役作りである。

「チキンマン」を演じるために

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ベニー・サフディ監督の新作『Lizard Music』のなかで、ドウェイン・ジョンソンは「チキンマン」という70代の老人を演じることになる。一羽のニワトリが大の親友という風変わりな老人で、これを演じるためにジョンソンは30kgの減量に成功したという。

『The Smashing Machine』でも減量

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ベニー・サフディ監督とジョンソンは、今年のヴェネツィア国際映画祭でプレミアが行われた『The Smashing Machine』でタッグを組んだばかりである。同作でジョンソンが演じたのはマーク・ケアーという実在の人物で、UFC(総合格闘技団体アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の伝説的チャンピオンであり、この役のためにも減量を行ったという。同作は銀獅子賞に輝き、ヴェネツィアで15分間にわたるスタンディングオベーションを巻き起こした。

アクションヒーローからの脱皮

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これまであちこちのインタビューで、ドウェイン・ジョンソンは役者としての新境地開拓に取り組んでおり、すでにお馴染みとなったアクションヒーローという役柄からは、距離を取ろうとしているのだと話していた。

新生ドウェイン・ジョンソン

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それゆえドウェイン・ジョンソンは、これまでの役とは肉体的にも精神的にも求められるものがずいぶんと違う、難しい仕事を引き受けることを選んだのだのだろう。ひとりの役者として、一から自分を作り直す覚悟を決めたのである。

難役への挑戦

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『The Smashing Machine』のドウェイン・ジョンソンは、減量に加えて、マーク・ケアーという矛盾に満ちた、そして感情的に脆い側面を持つ人物を演じるという難しい課題に挑んでいる。ケアーはかつて、依存症に苦しめられたり、家族のことでトラブルを抱えたりしていたのだ。

「やりたくてうずうずしていたこと」

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ジョンソンは『ハリウッド・リポーター』誌で語っている。「こういう思い切った変身こそまさに、私がやりたくてうずうずしていたことだった。たしかに、私はこれまですごく運に恵まれていた。長く仕事できたこともそうだし、いろいろな映画に出れたこともそう。それでも、内なる声というか、小さな声がささやくんだ。『待てよ、俺はもっとできるんじゃないだろうか? もっとできるならやりたいし、それはいったいどんな具合になるんだろう?』とね」

マーク・ケアーになりきるために

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『The Smashing Machine』のドウェイン・ジョンソンはマーク・ケアーになりきるために、減量に取り組んだほか、かつらをかぶり、特殊メイクも施している。

写真:A24

アカデミー賞も狙えそう?

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そのような姿勢がきっと高く評価されているのだろう、2026年アカデミー賞の有力候補として、ドウェイン・ジョンソンの名前がすでに挙がっている。

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