Androidスマホを買うときにチェックすべき5つの重要ポイント!

iPhoneと違い、Androidスマホはさまざまなメーカーから数多くの機種が発売されているので、何を基準にして選べばいいのかまったく分からない人も多いでしょう。そこで今回は、Androidスマホを買うときにチェックしたい重要ポイントを5つ紹介します。

Androidスマホってどんなもの? iPhoneとは何が違う?

そもそも「Android」は、Googleが提供するスマホ用オープンOSのこと。Appleだけが販売するiPhone(iOS)と違って、Android OSの提供を受けた日本、韓国、中国、台湾などのメーカーが、個性豊かな製品を自由に開発&販売できるのが大きな特徴となっています。

Androidスマホはメーカーが自由な発想でスマホを開発&販売できます。写真は2つ折りスマホの「Galaxy Z Flip6」ですが、iPhoneにこのような特殊なモデルはありません(画像はAmazon公式サイトより引用)

ただし、Androidスマホの場合はメーカーや機種ごとに設定画面や操作方法が異なりますし、同じモデルの新型に乗り換えた場合でも、操作感がかなり違っている場合もあります。

これに対し、iPhoneは新型に乗り換えてもiOSのバージョンが同じなら、操作性はまったく変わりませんので、iPhoneユーザーはずっとiPhoneを使い続ける傾向にあるのです。

そのようなAndroidスマホを選ぶときは、やはり、普段自分がどのようにスマホを使っているかが重要となります。

たとえば、電話やメール、LINEがメインなら性能が低くても安く買える「エントリーモデル(ローエンド)」で十分でしょう。価格は2~3万円でMNP乗り換え時に1円で買えるのがこのタイプになります。

逆に、写真を美しく撮ったり3Dゲームをサクサクとプレイしたいなら、高価でも「ハイエンドモデル(フラッグシップ)」がオススメ。ただし、こちらは8~15万円以上する高級モデルになります。

また、写真もキレイに撮れ、動画やゲームなどもそこそこ楽しめるのが「ミドルモデル」。価格も3万~8万円くらいなのでコスパはいいでしょう。

■Androidスマホの区分

【エントリーモデル】

価格:2~3万円

性能:最低限のスペック

用途:電話、メール、LINE等がメイン

【ミドルモデル】

価格:3~8万円

性能:何をするにも過不足ないスペック

用途:写真もキレイに撮れ、動画やゲームもそこそこ楽しみたい人向け

【ハイエンドモデル】

価格:8~15万円以上

性能:写真が美しく撮れ、3Dゲームや4K動画などもスムーズに表示できる高スペック機

用途:3Dゲームや4K動画などもバリバリ楽しみたい人向け

たとえば、中国メーカー「Xiaomi(シャオミ)」のスマホは、このようなラインナップになっています(画像はXiaomi公式サイトより引用)

ちなみに、iPhoneはエントリーモデルのiPhone 16e(128GB)でも9万9,800円から。標準モデルのiPhone 16(128GB)は12万4,800円からとなっていますので、基本的にAndroidスマホのほうが最新モデルを安価で買えるでしょう。

というわけで、このあとは2025年2月現在でAndroidスマホを購入する際に、スペック表でどこをチェックすればいいのかを解説します。これで、コスパのいいAndroidスマホを選ぶことができると思いますよ!

このようなスペック表(主な仕様)を見ても、何がなんだか分からないという人も多いでしょう。今回は重要なチェックポイントを解説します(画像はソニー「Xperia Ace III」公式サイトより引用)

【1】 ディスプレイ

ディスプレイは「画面サイズ」「解像度」「リフレッシュレート」「液晶か有機EL(OLED)か」をチェックする必要があります。

まず「画面サイズ」はインチで表記されており、現在は5.5~6.9インチが主流となっています。

たとえば「Xperia 1 VI」は約6.5インチですが、同じXperiaでも「Xperia Ace III」は約5.5インチと小振り。この数字が大きいほど本体が大きく大画面となります。

「Xperia 1 VI」と「Xperia Ace III」のサイズを比較してみましょう。スペック上はたった1インチの差ですが、実際にはこのくらい大きさが変わります(画像はソニー公式サイトより引用)

次に、「解像度」は縦と横のドット数を示しています。基本的にはこの数値が大きいほど細かい部分までキレイに表示してくれるため、高画質になります。

ただし、解像度は数字ではなく「フルHD+」のように表記されることもあります。解像度に直すと「2,340×1,080ピクセル」となりますが、これが現在では標準的なスペックだと覚えておきましょう。

また、ディスプレイの方式が「液晶」か「有機EL(OLED)」なのかも重要です。有機ELは省エネなうえに黒はより黒く、白はより白く表示できるというメリットがあります。

安価なモデルは液晶の場合が多いのですが、今から買うなら、できるだけ有機ELモデルにしておくべきでしょう。

最後に「リフレッシュレート」ですが、これは1秒間に何回画面を更新するかを表しています。通常は「60Hz(ヘルツ)」や「120Hz」などと表記されますが、基本的にはこの数値が大きいほど滑らかな動きを再現できます。

なかには、「1~120Hz可変」となっているモデルもあります。これはゲームをするときには最大120Hzで滑らかに表示しますが、LINEでメッセージを見るだけのときは30Hzまで下げて電力をセーブしたりする機能になっています。

普通にスマホを使っているぶんには60Hzで何も困りませんが、もし、3Dゲームをバリバリ楽しみたいなら、リフレッシュレートが高いモデルを選択しておきましょう。

【2】 CPU(SoC)

CPUとはスマホの頭脳であり、CPUの性能が高いほど処理速度が速くなります。最近はCPUにグラフィック処理や通信機能なども含まれているので「SoC」と表記されている場合が多いのですが、ここでは便宜上CPUと言います。

CPUを製造しているメーカーはいくつかありますが、その代表格はQualcomm(クアラコム)社であり、「Snapdragon(スナップドラゴン)」という製品が一般的です。日本では略して“スナドラ”と呼ばれることもありますよ。

スマホの基本性能を決定付けるのがCPU。ハイエンドモデルには性能の高いCPUが採用されているので、価格も高くなります。写真はQualcomm社のSnapdragon (Image:Poetra.RH / Shutterstock.com)

たとえば、スペック表のCPUに「Snapdragon 8 Gen 3 Mobile Platform」と表示されていた場合は、どこをチェックすればいいのでしょうか?

まず、Snapdragonに続く「8」がこのCPUの世代を表しており、基本的には数字が高いほど新しくて高性能になります。

ただし、「Snapdragon 480 5G Mobile Platform」のように数字が3桁になっていると、逆に性能が低い場合もありますので注意してください。

続く「Gen 3」は第3世代という意味です。同じSnapdragon 8でも3世代目のものになりますので、「Gen 2」(第2世代)よりは新しくなります。

また、「3.3GHz + 3.2GHz + 3.0GHz + 2.3GHz オクタコア」といった表記がありますが、この「GHz(ギガヘルツ)」は、CPUが動作するクロック周波数のこと。この数値が高いほど処理能力は高くなりますが、その分バッテリーも消費します。

ちなみに、クロック周波数が4種類書かれているのは、ゲームなどで高い処理能力を必要とするときは3.3GHzで動作し、負荷のかからないときは2.3GHzで動作するという意味になります。

また、「オクタコア」はCPUにプロセッサが8個あることを意味しており、数が多いほうが処理速度が速くなりますので、クアッドコア(4個)よりもオクタコア(8個)のほうが高性能になりますよ。

CPUのスペック表で、Snapdragonの世代や周波数の数値などを比較すると、どちらが高性能なのかある程度判別できるようになります(画像はシャープ公式サイトより引用)

 

【3】 内蔵メモリ(RAM/ROM)

Androidスマホの内蔵メモリは「RAM(ラム)」と「ROM(ロム)」の2種類があります。どちらも「GB(ギガバイト)」という単位で表示されていて分かりにくいのですが、この2つはまったく別物です。

まず、「RAM」はCPUの一時作業領域のことで、いわゆる“メモリ”のこと。この数字が大きいとスマホがサクサク動き、複数のアプリを同時に起動しても動作が重くなりません。

現状では6GB~8GB程度が標準的で12GB以上あると、高性能機だと思ってください。3Dゲームなどをしたいなら12GB以上のものを選択したいところです。

次に、「ROM」はデータの保管庫のことで「ストレージ」とも呼ばれています。こちらも数字が大きいほど写真や音楽・動画ファイル、アプリなどをたくさん保存できます。

最近は128GB~512GBくらいの機種が多いようですが、写真や動画、ゲームアプリもデータ容量がどんどん大きくなっていますので、現状でストレージが64GBだとちょっと厳しいでしょう。

ただし、AndroidスマホはiPhoneと違って、あとからmicroSD(最大1TB)を追加できるモデルも多いので、その場合は安価にストレージ容量を増やすことができますよ。

microSDカードスロットがある機種なら、本体のストレージ容量が少なめでも、あとから容量を増やせる場合があります(画像はソニー公式サイトより引用)

【4】 バッテリー

バッテリー容量はmAh(ミリアンペアアワー)という数値で表され、バッテリーが100%から0%になるまでに放出できる電気量を示します。

つまり、この数値が大きいほどバッテリー容量が大きく、長時間スマホを使用できるんですね。

最近は6インチ以上の大型モデルが多いので、バッテリーも4,000mAh程度が標準的になってきています。なかには5,000mAhを超えるモデルもありますよ。

とくに3Dゲームや高画質動画を視聴したりすると、バッテリーの消耗も激しいので、そのような人には大容量バッテリーモデルをオススメします。

なお、最近はバッテリーを超急速充電できるAndroidスマホも続々と登場しています。通常のAndroidスマホは最大15~20W程度で充電されますが、Xiaomiなどはパソコン並みに120Wの超急速充電にも対応したモデルを投入しています。

これなら、5,000mAhのバッテリーでも、1%→100%までの充電がたった19分で完了しますので、朝出かけるときにスマホのバッテリー容量がわずかであっても、すぐにフル充電することができるんですね。

ちなみに、最新のiPhoneでもバッテリー充電は27W程度なので、バッテリー充電に関してはAndroidスマホのほうがやや有利だと思います。

たとえば、Xiaomi 14T Proは120Wの超急速充電が可能。ブーストモードなら、5,000mAhのバッテリーを1%からフル充電するのにたった19分しかかかりません(画像はXiaomi公式サイトより引用)

 

【5】 カメラ

スマホで日常の写真を撮っている人にとっては、カメラの性能も重要ですよね。

スマホのカメラ性能は「画素数」と「レンズの明るさ(F値)」で、ある程度は判断できます。

基本的には画素数が多いほど、より精密な写真を撮影できますし、「F値」はレンズの明るさを示すもので、基本的に数値が低いほうが明るくて暗所の撮影に強いのです。

また、最近のスマホには複数のレンズが搭載されており、レンズがひとつしかないと肉眼に近い標準レンズしかありませんが、複数のレンズがあれば凝った写真を撮ることも可能です。

たとえば、見た目より広い画角で撮影できる「広角」、花に近づいて撮影できる「マクロ」、遠くのものを拡大して撮影できる2~5倍「ズーム」などがあります。

ただし、ズームに関しては「光学」かどうかが重要。デジタルズームは標準写真の一部を切り取って補正しているだけなので、同じ3倍ズームでも光学のほうがキレイな写真になるんですね。

「Xperia 1 VI」のカメラはレンズが3つあります。超広角、広角、望遠の3種類で、被写体との距離などで自動的に使うレンズを選択してくれます(画像はソニー公式サイトより引用)

もし、写真を重視するなら、やはりXperiaやAQUOSのハイエンド(フラッグシップ)モデルを選んでおきたいところ。

また、Xiaomiはドイツの高級カメラブランド「ライカ(Leica)」と共同開発したカメラを搭載して、写真にこだわったモデルも用意しています。

こちらは、ライカと共同開発したカメラの主張が激しいXiaomi 14 Ultra。パッと見ただけで多彩な写真が撮れそうなのが分かりますよね(画像はXiaomi公式サイトより引用)

なお、リア(メイン)カメラが5,000万画素でも、フロント(自撮り)カメラは800万画素だったりするモデルもあります。もし、SNSで自撮りをよくする人なら、フロントカメラの画素数もチェックしてください。

まとめ

いかがでしょうか? Androidスマホを購入する際は、まず自分が普段どのような用途でスマホを使っているかをチェックしてみてください。

3Dゲームで遊んだり高画質動画を視聴をしたいのに、ディスプレイサイズが小さく性能の低いエントリーモデルを買ってしまうと、ストレスが溜まります。

逆に、電話やLINEがメインなのに、ムダに高価なハイエンドスマホを買っても、本体が大きくて重いのでイライラするかもしれません。

なお、10数年前のAndroidスマホはエントリーモデルの性能が極端に低く、動作がかなりモッサリしていたので、iPhoneのほうが優秀でした。

しかし、最近のAndroidスマホであれば、2万円程度のエントリーモデルでもWebサイトを見たりLINEをする分には十分軽快に動作します。

たとえば、MNP乗り換えなどで1円で買ったAndroidスマホであっても、安心して使うことができるでしょう。

※サムネイル画像(Image:Mamun_Sheikh / Shutterstock.com)