Androidのストレージ容量不足を解消する「隠れデータ」を消す方法

「Samsung Galaxy Z Flip 6」を使い始めて1年以上になりますが、ここ数週間で、ストレージ容量不足の通知が届くようになりました。

そこで当然のことながら、古い写真や動画を大量に削除し、ダウンロードフォルダを整理したうえで、スマホのストレージをもっとも圧迫すると思われる何カ月も開いていないアプリをアンインストール(英文記事)しました。

しかし、せっかく空き容量を増やしても、わずか数日後には再び「容量不足」の警告に悩まされることになります。

改めて「設定」アプリを開き、何がこれほど多くの容量を占有しているのかを確認したところ、「その他のファイル」という項目を見つけました。

Samsung Galaxy端末の標準ホームアプリ「One UI」を使っている場合、この項目は「詳細設定」をタップしないと表示されません。 

実際にタップしてみると、「ゴミ箱」などの追加カテゴリとともに「その他のファイル」が現れました。そこにはなんと20GB以上のデータが居座っており、まさにこれがストレージを消費していた真犯人だったのです。

通常のストレージ整理では解決しない

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Image: MakeUseOf

「その他のファイル」を探し始める前に、私はこれまで何度もしてきた定番のクリーンアップ手順をひと通り試しました。真っ先に疑ったのはフォトギャラリーです。数か月前に2万枚もの写真の山を消した(英文記事)ばかりだったので、また使用中の容量が増えていたのを見て驚きました。

再度「カメラロール」を確認し、スクリーンショットを削除して、「ごみ箱」も空にしました。また、「ダウンロード」フォルダを整理し、数カ月間使っていないアプリをいくつか一時的に削除しました。

しかし、これだけクリーンアップしてもストレージ画面に表示される256GBの容量はほとんど減っていません。それどころか、画面に表示されているカテゴリ(画像、動画、アプリなど)の数値をすべて足しても、全体の総使用量には到底届かないのです。スマホが示す「使用量」と、実際に確認できる「内訳」の間には、なんと数十GBもの謎のズレがあったのです。

本来、ストレージ画面に表示される各カテゴリは、使用容量の内訳を正しく示すためのものです。それらをすべて足せば、スマホが報告する総使用量とほぼ一致するはずでした。

ところが現実には、ストレージの大部分がどのカテゴリにも分類されない「謎のデータ」に占領されていたのです。これでは、いくら写真やアプリを削除したところで根本的な解決にはなりません。そもそも、そのデータが一体どこに隠されているのかすら、当時の私には見当もつきませんでした。

「その他のファイル」の謎

ストレージの内容を確認する

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Image: Tashreef Shareef / MakeUseOf

その他のファイルを確認する

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非表示のバックアップの保存内容

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保留中のファイルの保存内容

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未分類の保存内容

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一般的なストレージ整理のアドバイスは、メディアやアプリに焦点を当てるものがほとんどです。ストレージ表示で目に見えるカテゴリなので、それは理にかなっています。

ただ、私が見落としていたのは、スマホには「その他のファイル」という包括的なカテゴリがあり、そこに写真や動画、アプリの合計よりも多くのデータがひっそり溜まっていたことでした。

「その他のストレージ」は、画像、動画、オーディオ、ドキュメント、アプリといった既存カテゴリに分類しきれない、すべてのデータが格納される場所です。そこには、システムファイル、標準的な形式に当てはまらないアプリデータ、キャッシュファイル、そしてさまざまな一時ファイルが含まれます。

Samsungの場合、ストレージ画面から「その他のファイル」をタップすると、3つのタブに分けた詳細を表示します。つまり、「非表示のバックアップ」、「保留中のファイル」、「未分類」という3つです。

Samsungの公式サポートページでは、この内訳には一切言及されていません。最新の更新時点でも、公式ドキュメントには、「『その他のストレージ』は、中身を閲覧できず、アプリのキャッシュ消去により、間接的にしか容量を減らすことしかできません」と書かれていますが、実際にはアクセス可能なのです。

ちなみに「その他のストレージ」の中身は、下記のようになっていました。

非表示のバックアップ」には300個のファイルがあり、1.81GBを占めていました。これらは、Samsungのギャラリーアプリで編集した写真の複製であることが判明しました。写真を編集するたびに、ギャラリーは安全策としてオリジナルを保存しており、それらのコピーが知らぬ間に蓄積されていたのです。

そして、「保留中のファイル」には、5869個、4.18GBのファイルがありました。一見すると不穏な大量データに思えますが、中身の大半は、アプリがフォトギャラリーに対して「このフォルダはスキャンしなくていい」と伝えるための「.nomedia」というマーカーファイルや、途中で中断された転送データの残骸でした。

最後に、もっとも巨大だったのが「未分類」で、29157個のファイル、5.02GBを占めていました。その中身は、ほぼすべてが「WhatsApp」(「LINE」のようなメッセージアプリ)関連でした。リストの上位は、「msgstore-incr-*.db.crypt14」というファイルで埋め尽くされており、これは、WhatsAppが毎日作成している暗号化されたデータベースのバックアップでした。

この内訳を確認できたことで、初めて、ストレージがどこに使われているのか明確に把握できました。ただし、それをすぐにすべて取り戻せるわけではありません。

削除できるのは、3つのタブのうち1つだけ

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「その他のファイル」の中身が判明したのは収穫でしたが、実際の整理作業は想像以上に厄介でした。

Samsungでは、この3つのタブのうち1つからしか、直接ファイルを削除できません。「非表示のバックアップ」には完全な削除機能があるため、1.81GBのほぼすべてを問題なく削除できました。これらは、すでに編集して保存してある写真のコピーなので、削除しても問題ありません。

残る2つのタブは、事情が異なります。「保留中のファイル」と「未分類」のいずれにも、「詳細」というオプションしかありません。そこには、ファイル名と場所が表示されるだけで、その画面からファイルを削除することはできないのです。

そのため、保存場所をメモし、「マイファイル」アプリや、該当する元のアプリに切り替えて、そこから削除する必要があります。これは手間のかかる作業です。

その他のストレージ容量をさらに減らすには、影響を受けているアプリのキャッシュを手動でクリアするという方法もあります。

その場合は、「設定> アプリ」から対象アプリを選択し、「ストレージ」をタップして、「キャッシュを削除」または「データを削除」をタップします。

キャッシュの削除は安全です。一方でデータ削除は、ログイン情報や設定を消去してしまうため、操作をよくよく理解している場合を除いては、キャッシュ削除に留めるのが良いでしょう。

結局、私は両方の方法を組み合わせて対処しました。「未分類」タブを埋め尽くしていたWhatsAppのバックアップについては、WhatsApp自体のストレージ管理画面から、不要なものを削除しました。

「保留中のファイル」にある「.nomedia」ファイルや細かな残骸については、それらが何らかの役割を果たしていることが多いので、ほとんどそのままにしておきました。この一連の作業で、約8~10GBの空き容量を取り戻すことができ、ひとまずストレージ不足の警告は出なくなりました。

「消えたストレージ」は、本当は消えていなかった

繰り返し思うことは、ストレージは、実際には消えていたわけではなかったという点です。データはすべてスマホの中に存在していましたが、Samsungがデフォルトでは表示せず、空にするツールも簡単には提供していないカテゴリに分類されていただけなのです。

どこを見るべきかさえわかれば、計算のズレはすぐに解消されました。表示されているカテゴリと、「その他のストレージ」に含まれるデータを合計すると、スマホが示していた使用容量と一致していたのです。

Androidを使いこなす裏ワザ

充電ケーブルを買い換えるなら

著者:Tashreef Shareef

『MakeUseOf』のライター。2007年から愛用しているMicrosoft Windowsのノウハウを中心に、質の高いコンテンツを発信。

サイト構築やブログ運営の経験を持つ開発者でもあり、そのバックグラウンドを活かした説得力のある技術解説を得意とする。

Original Article: I finally figured out what was eating my Android storage - and the culprit wasn't what I expected by MakeUseOf