郵便受けに捨てられていた赤ちゃんサビ猫→7年後、“美猫なお嬢さん”になった姿にほっこり
【今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.189】
「保護した翌日に動物病院へ連れて行ったら、先生は冗談で『この子、猫じゃなくてリスですよ』と。私も思わず、笑ってしまいました」
アンチョビ連盟(@anchovy666)さんは愛猫おはぎちゃんの保護時を、そう振り返ります。おはぎちゃんは2018年頃、近所の郵便受けに遺棄されていた子でした。
◆近所の郵便受けに遺棄されていた子猫を家族に迎え入れた
おはぎちゃんが郵便受けに遺棄されていることを知った家主は、通りかかった少女に「うちでは飼えないからあげる」と、無理やり小さな命を託したそう。
困った少女は、向かいに住む飼い主さんに相談。おはぎちゃんは、飼い主さん宅に迎え入れられることになりました。

保護時は生後2ヶ月ほど
少女の手のひらで丸くなっている姿が、おはぎみたい……。そう思い、飼い主さんは「おはぎ」と命名したのだとか。
「後日、女の子に『あの猫は、おはぎって名前にしたよ』と報告したら、『変な名前』って言われちゃいましたが(笑)」

どこか猫らしくなかった、お迎え当初
保護翌日、動物病院へ連れて行くと、おはぎちゃんは「ニャーニャー」ではなく、「ピーピー」と鳴きながら診察台の上で飛び跳ね、猫らしくないかわいい個性を存分に披露しました。
◆抱っこをしたいのに……ツンデレな愛猫に振り回される日々
鳴き声や見た目が個性的だった、おはぎちゃん。猫らしくなったのは、保護から3ヶ月ほど経ち、避妊手術をした後だったそうです。
「サビ猫は、ほぼ女の子だからか根が優しいです。おはぎは怒っても、本気で引っ掻いたりしません」

1歳の頃
一緒に暮らす中で知ったのは、おはぎちゃんが意外とツンデレだということ。飼い主さんが抱っこをしようとすると逃げ回るのに、諦めると、自ら近づき、足元でスリスリ。しかし、その姿を見て、再び抱っこにチャレンジしても、おはぎちゃんは逃げ、“永遠の鬼ごっこ”が繰り広げられます。

抱っこをされると、不満げな表情に
「もともと人見知りの激しい性格ですが、もうちょっと飼い主に甘えてほしいなあ(笑)」
◆ツンデレ猫が唯一甘えるのは、“母親代わりの同居猫”
そんなおはぎちゃんが唯一、甘えるのは同居猫のトマちゃん。おはぎちゃんにとってトマちゃんは、母親のような存在です。

トマちゃんも、おはぎちゃんと同じくサビ柄
おはぎちゃんを迎えた当初、飼い主さん宅にはトマちゃんを含む4匹の先住猫がいたそう。トマちゃんは先住猫たちの中で唯一、おはぎちゃんを甲斐甲斐しくお世話。その愛を受け、おはぎちゃんは心を開いていったのだとか。
なお、おはぎちゃんは最近、自身の命を飼い主さんに託してくれた少女と再会する機会があったそうです。
「でも、おはぎは逃げてしまって……(笑)。『命の恩人に失礼な!』と、おはぎを怒ったら、女の子は『かわいい』って言いながら笑っていました」
おはぎがうちの子になったのは、色々な偶然が重なった結果。ありがたいことだと思っているし、おはぎにもそう思ってほしい――。深い猫愛を持つ飼い主さんは、おはぎちゃんとの出会いを、そんなふうに優しく受け止めています。
突然、託された小さな命を大切に守り続けてきた、飼い主さん。大好きな愛猫たちと暮らす日々が、これからも穏やかなものでありますように。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291