越まりん「野球少女だった私がアイドルの世界のキラキラに気づくまで」

越まりん「野球少女だった私がアイドルの世界のキラキラに気づくまで」

今年の夏、野球のバッティング&ピッチングが上手すぎる女性の動画がSNSで話題になったのはご存知だろうか。

この動画の女性は、アイドルグループ「スプスラッシュ」の越 まりん(こし・まりん)さん。野球を知らない人でも、このフォームの美しさ、バッティングの上手さは伝わることだろうと思う。

今回、Newsクランチ!ではそんな越さんの単独取材に成功。野球が上手くなったきっかけから、自身のグループのお話まで、越さんのパーソナルな部分に迫りました!

▲越 まりん(スプスラッシュ)

泣きながら練習していました

――越さんがバズったきっかけになったのが野球のスイング動画ですが、もともと、幼少期はどういうお子さんだったのでしょうか?

越:いたずら大好きな超元気な子でした!

――ほかのインタビューで拝見したんですけど、お父様が少年野球の監督をやられていたんですよね。

越:そうなんです、お父さんが少年野球の監督をやっていて、お兄ちゃんもそこで野球をしていて、お母さんはスコアをつけたり、色々手伝ったりという環境で、私も有無も言わさず野球! という感じで、小さい頃からキャッチボールをしてました、で、いつの間にかチームの一員になっていた、という感じです。

――ということは、あまり乗り気ではなかった?

越:そうです。本当に普通の女の子だったので、練習も大変だし、泣きながらやっていました。それが小学校2年生から6年生まで。本当は5年でやめる予定だったんですけど、県の大きな大会で、女の子で野球やってる子が珍しかったのか、表彰されてメダルをいただいたのもあったし、あとうちのチームが私を入れて9人だったんですよ。だからやめるにやめられなくて。

――では、レギュラーでずっと出ていたんですね。

越:はい、ファーストとライトをやっていました。小学校高学年になると体格も違ってくるので、男の子に混じってやるのは大変でした。今みたいに女子野球が盛んだったらもっと印象も違ったと思うんですけど、でも我慢強さみたいなものはそこで培われたかもしれませんね。

――その頃からアイドルを目指していたのでしょうか?

越:いえ、その頃は野球のチアガールになりたいなと思っていました。

――野球に対して嫌な気持ちはなかったんですね。

越:もちろん。練習は大変だったけど、野球自体はすごく好きで、野球に関わる仕事に就けたら良いな、とぼんやり考えていたんです。チアのほかに、球場のビールの売り子さんにも興味がありました。

こんなにキラキラした世界があるんだ!

――野球沼にドップリ浸かっていた越さんが、アイドルを目指すのはどういうきっかけがあったのでしょうか?

越:中学に入って、AKB48さんや乃木坂46さんにドハマリしたんです。小学生の頃は男の子に混じって野球漬けの毎日だったので、こんなにキラキラした世界があるんだ! って気づいちゃって。

――気づくって面白いですね(笑)。

越:はい、気づいちゃったんです(笑)。それでそこから学校から帰ったら、ずっとアイドルのみなさんのMVを見続ける毎日がはじまって。すっごく楽しかったんです。

――その頃の推しはいらっしゃったんですか?

越:大好きな方はたくさんいたんですけど、一番は白石麻衣さん、まいやんですね。すっごくキラキラ輝いていて、いつか私もこんな風になれたら良いなと夢見ていました。乃木坂46さんはライブや握手会にも参加するほどのめり込んでいましたし、ずっと大森莉緒さん(ラストアイドル、Love Cocchiなどで活動)が大好きで、今も憧れで尊敬しているアイドルさんです。

――アイドルとして一本芯がある方に惹かれるんですね。

越:たしかに、そうですね!

――実際にアイドルになったきっかけは何だったんですか?

越:もともと、アイドルにハマってすぐに、受けられるオーディションは受けていたんです。そんな中以前所属していたアイドルグループの事務所に拾ってもらったような感じでした。

――実際にアイドルになってみて、どんな印象でしたか?

越:凄く楽しい! と思いました。実は3歳の頃からダンスもやっていて…。

――え!? 野球のほかにダンスもやっていたんですか?

越:はい、そのほかに水泳もやっていました。

――すごい、ほとんど自由な時間ないですよね、そりゃ野球辞めたいって思いますよ(笑)。

越:(笑)小さい頃からずっとダンスのレッスンはすごく楽しかったので、アイドルになったあとも、ダンスはやっていて楽しい事の一つです。

――確かに、スプスラッシュのライブを拝見するとダンスのすごさに圧倒されます。

越:いえいえ、私だけでいうともっともっと頑張らないといけないと思ってます。歌唱も、もっと頑張らないと、と思っています。

野球のお仕事も増えたら良いなと思っています

――先程、実際にご自身もアイドルを推していたと仰っていましたが、自分がアイドルになって気付いたことはありますか?

越:たくさんありますね。自分も推す側だったからこそ、ファンの方々がくださる応援も、当たり前じゃないんだよな、と思っています。お手紙に自分の想いを書いて伝えてくれるとか、簡単にできることじゃないし、恥ずかしさもあると思うんですが、そこで勇気を出してくれることの尊さを感じています。

――越さんのファンの方々への対応を見ていると、それが伝わってきます。すみません、ひとつ気になったのですが、小6で野球を辞められているのに、あのバッティングフォーム、ピッチングフォームなんですね。

越:そうですね、3年前にやったのが久々でした。体型も野球をやっていた頃からあまり変わっていないと思います。

――それはすごい! 全く頭がブレないフォームで、あれを見たらお父様が野球をさせたかったのもよく分かります。

越:(笑)当時はやめたかった野球ですけど、SNSで公開したバッティングやピッチングを見て、興味を持ってくださる方も多いですし、野球を見るのは大好きなので、野球のお仕事も増えたら良いなと思っています! 家族の影響で、小さい頃からジャイアンツファンです。

夢は始球式!

――では最後に、スプスラッシュとしての目標と、個人としての目標、2つお聞かせいただいてもいいですか?

越:最近のアイドルはSNSが強ければ強いほど有名になれると思っていて、個人的にはこれまであまりSNS周りを上手にできるタイプじゃなかったんですけど、フォームがバズったのもありますし、自分が興味を持たれることがスプスラッシュの認知にもつながると思うので、そこは強化していきたいです。

スプスラッシュとしては、新体制のお披露目もありました。オーディションはほかのメンバーと一緒に見て「良いな」と思った子はほかのメンバーとも満場一致だったので、新しいスプスラッシュにも期待していただきたいです。まず、グループとしての目標はTIFに出ること。今年は個人で企画に出演させていただいたのですが、やはりスプスラッシュとしてグループみんなで来年は出たいです!

アイドルグループとしては、曲を聞かせたい、ライブを盛り上げたい、もっというと対バンライブでほかのグループのファンも持っていきたい、という意欲のあるグループもあると思うのですが、スプスラッシュは例えばライブだとすると、その会場にいるかた全員を盛り上げたい、「あ、この曲聞いたことある!」と思われるような活動をしていきたいと思います。

――すごくグループの事を考えてらっしゃいますよね。越さん、個人としてはやってみたい事はありますか?

越:やはり、始球式ですね。ありがたいことにスイングとフォームがバズったおかげで、野球関連のお仕事も増えてきたので、いつか始球式で私のピッチングを見ていただけたら嬉しいです。お父さんも喜んでくれるだろうな(笑)。