綾瀬はるか「脚本を読んだときに涙が止まらなくて…」26年4月公開映画『人はなぜラブレターを書くのか』で主演 『舟を編む』の石井裕也監督が脚本、編集

感動の実話をもとにした映画に主演する綾瀬はるか ⓒ2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会
女優、綾瀬はるか(40)が2026年4月17日公開の映画「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督)に主演することが4日、分かった。地下鉄の脱線事故で亡くなった男性へ20年以上の時を経てつづった手紙が奇跡を起こす実話の物語で、豪華共演陣が集結。綾瀬は「脚本を読んだときに涙が止まらなくて、心が揺さぶられました。ラブレターに秘められた物語をぜひ見ていただきたいです」と呼びかけた。
一通の手紙から始まる感動の実話が映画になる。
2000年3月8日、東京メトロ日比谷線で発生した脱線事故で高校生の富久信介さんが当時17歳で亡くなった。ボクシングに情熱を燃やした正義感の強い少年だった。20年後(映画では24年後)、彼が通っていた大橋ボクシングジムに手紙が届く。それは当時、彼に思いを寄せていた女性からのラブレター。富久さんの家族さえ知らなかった彼の素顔がつづられた手紙はメディアでも紹介され、〝富久さんが生きた証〟は世の中に知られていく-。
この実話を「舟を編む」(2013年)で映画賞を総なめにした石井監督が脚本、編集も兼ねて製作。
主人公の寺田ナズナを演じた綾瀬は、「生きたい、もっと見てたい、家族を愛して、家族に愛されて、生きてきた証のような思いの中で、初恋の人に24年越しのラブレターを書いたのかも…」と思いにふけった。ナズナの学生時代を演じる女優、當真あみ(19)は、綾瀬と同一人物を演じる難しさに直面しながら撮影。「ナズナが経験し積み重ねた感情をつくっていけるように演じた。当たり前に思っていた日常をしっかりと見つめて大切にしたいと感じた」と振り返った。

小野ナズナ(當真あみ)ⓒ2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会
富久さんが通ったボクシングジムの先輩で第17代WBC世界スーパーフライ級チャンピオンのプロボクサー・川嶋勝重役の菅田将暉(32)は当初、オファーを断ることも検討したが今を生きることに真っすぐな川嶋の姿勢に共感して受諾。「今の自分に必要な作品だったのか、使命感のようなものが湧いてきたハードな撮影。一生に一度の経験をさせてもらいました」とうなずいた。

川嶋勝重(菅田将暉)ⓒ2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会
富久さんを演じた俳優、細田佳央太(23)は「撮影の内外を問わず役と同様に温かい距離を保ち続けてくださった菅田さんには感謝してもしきれない」と最敬礼。
甘酸っぱい一通のラブレターからよみがえる青春物語に注目が集まる。
★豪華な共演陣
他の共演者も豪華だ。現在のナズナの夫を演じる妻夫木聡(44)は「少しずつほどけていく家族の形を一日一日確かめながら撮影する日々は不器用で素直になれないけどとてもいとおしい時間でした」と述懐。富久さんの父役、佐藤浩市(64)は故人への思いが「より深く歴史を刻んでくれると信じたい」と願った。

寺田良一(妻夫木 聡)ⓒ2026映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会