「残留農薬のこと、知らないの?」お米を洗剤で洗う妻 メシマズを指摘できない気弱な夫【漫画】

人それぞれ違いがあり、それが多くの人の個性となっています。味覚や感性が自分と大きく異なる人と交際や結婚をすると、その後に喧嘩の理由となることも多いです。

お米を洗うのに食器用洗剤を使う(なつもりさん提供)

夫婦喧嘩の原因になりやすいのが「パートナーが作ってくれる料理がまずい(味覚が合わない)」というものでしょう。そんな悩みを抱えた夫を主人公に描いた作品が『妻の料理がまずい』(作:なつもりさん)です。

社内恋愛を経て結婚したマサヒコとミヨコ。幸せいっぱいなはずの新婚カップルですが、夫であるマサヒコには深刻な悩みを抱えていました。それは、妻の料理が「美味しくない」ことです。

今まで実家暮らしだったものの、懸命に家事をこなすミヨコは、料理も経験が少ないものの努力して作っています。また、新しい食材を見つけると、「なにこれ?買ってみよう!」とカゴに入れることもあり、料理が嫌いなわけではありません。

ミヨコは自分で作った料理を食べない(なつもりさん提供)

しかし、そんなミヨコが作り出す料理は、とても美味しいと言えるものではないものばかりです。料理をする際、ミヨコは味見をせず、下処理されていない肉や魚を使うため、出来上がる料理は生臭さが残っています。また、冷蔵庫の奥で腐りかけた野菜を使ったり、だしを取らずに醤油だけで味付けしたり、白米すら変な風味がある美味しくない仕上がりで炊き上げるのでした。

それでも一生懸命なミヨコにマサヒコは「料理がまずい」とは言えません。自ら食べてもらって自覚してもらおうとするも、マサヒコが食卓に並んだ料理を「一緒に食べよう」と誘っても、ミヨコは「家事しながらふりかけご飯を食べたから大丈夫!」と答え、家事を続けるのです。

義母は料理が上手なのになぜミヨコは…(なつもりさん提供)

もしかしたらミヨコの家はもともと料理が苦手な家系なのかもしれないと考えていたマサヒコですが、ミヨコの実家での法事でその考えは否定されます。義母が出してくれた食事は、どれも美味しいものばかりで、マサヒコは感動を覚えるほどでした。

マサヒコに感謝する義母に悩みを打ち明けられない(なつもりさん提供)

そこでマサヒコは、ミヨコの料理のことを義母に相談しようとするも、義母から「仕事で悩んでいたあの子が、今は生き生きとしている。家庭に入る方が向いているの。ありがとう」と言われ、家事でも悩みが発生していることを言えなくなってしまいます。

その後も「料理本は読まないの?」とマサヒコが聞いても、「そんな気合入れて作らないよ!家庭料理なんだからテキトーだよ」とミヨコは返事をします。そして料理の改善の糸口を掴めないまま、マサヒコは体調まで悪くなり始めていました。

仕事ができないから家事ができるとは限らない(なつもりさん提供)

どうにかミヨコの料理を改善させたいマサヒコは、仕事を早く終わらせて家に帰ると「一緒に料理を作ろう」と提案します。しかしその時、ミヨコの衝撃的な調理風景を目にすることに。

なんと、ミヨコは「先に米だけ洗っちゃうね」と言いながら、お米に食器用洗剤をかけ始めます。この行動に絶句するマサヒコに、ミヨコは「洗剤で洗わなきゃダメでしょー。マサくんは残留農薬を知らないの?料理のことなんてわからないんだから」と言い放ちます。

限界を迎えるマサヒコ(なつもりさん提供)

その瞬間、我慢の限界を迎えたマサヒコは、「なんなんだよ、毎日毎日…仕事もできない!家事もできない!もう、いいかげんにしてくれよ!!」とミヨコを怒鳴り、逃げるように外へ出ていきました。

今後、ミヨコは料理をうまく出来ていないことに気付くのでしょうか。そしてマサヒコと幸せな夫婦関係を作っていけるのでしょうか。続きが気になる同作について、作者のなつもりさんに話を聞きました。

読者に伝えたい「本当の努力」とは

ー同作のきっかけを教えてください

知人の実体験が元になっています。私自身も食へのこだわりが強く、知人の話を聞いた時の感情を交えながら描いています。また、メシマズのテーマって面白いのですが、知人や私が経験した『家の料理がずっとおかしかったけど、大人になるまでそのおかしさに気付かなかった』というのも割とあるのかなと思ったのもきっかけです。

ー描くときに一番こだわったポイントは?

妻のミヨコというキャラクターについてですね。一生懸命だけど、なんかズレてる!ポジティブで明るい性格だけど、なんか話が通じない!っていう憎めないけどちょっとイライラする感じを意識して描きました。

結局ミヨコは自分の料理の味について疑問を持っていない(なつもりさん提供)

ー同作でなつもりさんが一番伝えたいメッセージを。

夫婦でも恋人でも友人でも、良い関係を継続していくには努力が必要不可欠です。でも、関係を維持するために片方が不満を我慢することは努力ではないです。その一歩先に行くことが本当の努力だと思います!

マサヒコが最後に「夫婦関係を維持するには自分の努力も不可欠だ」と自分に言い聞かせる姿は一見美談のようですが、我慢することは努力ではなく、お互いが本音で向き合い、改善していくことこそが本当の努力だと考えます。

はたしてこのあと、マサヒコはミヨコに「料理がまずい!」と本音を伝えることができるのか、衝撃的な展開が待ち受ける続きは、ぜひブログでお楽しみください!

<なつもりさん関連情報>

▽ナツモリノブログ(同作の続きも読めます)

 https://natsumori.napbizblog.jp/

▽Instagram

https://www.instagram.com/natchi_neco/

【漫画】『妻の料理がまずい』1(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』2(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』3(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』4(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』5(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』6(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』7(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』8(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』9(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』10(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』11(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』12(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』13(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』14(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』15(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』16(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』17(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』18(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』19(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』20(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』21(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』22(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』23(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』24(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』25(なつもりさん提供)

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【漫画】『妻の料理がまずい』28(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』29(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』30(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』31(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』32(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』33(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』34(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』35(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』36(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』37(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』38(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』39(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』40(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』41(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』42(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』43(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』44(なつもりさん提供)

【漫画】『妻の料理がまずい』45(なつもりさん提供)

(海川 まこと/漫画収集家)

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