夜逃げ先の条件は「海に近い」こと。末期ガンの依頼者が振り返る人生/夜逃げ屋日記5(13)

でも…この条件だけは外せないんだよな…
借金に苦しむ人、暴力に怯える人、家族に縛られた人。
「もうここでは生きられない」と救いの手を求めた人たちの最後の拠りどころとなるのが、やり手の女性社長が率いる特殊な引っ越し業者「夜逃げ屋」です。
漫画家業が軌道に乗らず、苦境に立っていた宮野シンイチさん。テレビで衝撃を受けた「夜逃げ屋」への直撃取材をきっかけに、宮野さん自身も夜逃げ屋で働くことになりました。
外からは普通に見える家庭でも、一歩踏み入れると見えてくる衝撃的な現実。そんな夜逃げの実情を次々と目の当たりした宮野さんは、大きく心を揺さぶられていきます。
夜逃げ屋で働く作者がリアルに描き上げるコミック第5弾『夜逃げ屋日記5』をお送りします。
※本記事は宮野シンイチ著の書籍『夜逃げ屋日記5』から一部抜粋・編集しました。

登場人物

生まれ故郷

転移先がちょっと難しくてな

どうしても海を眺められる場所へ行きたいんだとさ

考えないといけないことが盛りだくさんですね…

み…ミツコさん!

なんかこう…反応が悪いというか…

なんだ?やりづらいか?

そういう夜逃げ…ですか

人生を…振り返ってました

生まれ故郷の倍の年月をここで過ごしたんです

そんなワガママ許されるんでしょうか

この夜逃げ中断してください
著=宮野シンイチ/『夜逃げ屋日記5』