NHK、13万超え署名受け取り拒否か 紅白出場aespa「きのこ雲ランプ」騒動

aespa

大みそか放送の「第76回NHK紅白歌合戦」に初出場する韓国の4人組女性グループ、aespa(エスパ)をめぐり、中国出身のメンバー、ニンニン(23)が過去に「きのこ雲ランプ」の写真を投稿したことで出演辞退を求める声が相次いでいた問題。NHKは現在でもエスパの出場に「問題なし」という姿勢を貫いているが、オンラインで行われてきた紅白辞退を求める署名運動は、13万筆を超える賛同があったという。この署名運動の仕掛け人が17日、自身のX(旧ツイッター)を通じて、NHKから署名の受け取りを拒否されたと明かしたことで、さらなる波紋を呼んでいる。

「磨童まさを@デスドル創設者」のXアカウント(@masawo_deathdol)

「デスドルノート」創設者、「最終手段」を示唆

へずまりゅう氏

「Change.org」サイトでオンライン署名運動を立ち上げたのは、フォロワー数が80万人を超えるX(旧ツイッター)の暴露系アカウント「DEATHDOL NOTE(デスドルノート)」の創設者である「磨童まさを」。17日、自身のXアカウントを通じて「NHKに13万票の署名を受取拒否されましたが必ず提出するとお約束します。メディアリリースも準備中です」と現状を報告し、「最終手段はパパに言って山名啓雄メディア総局長に直接会ってきます」とポスト。署名の提出に不退転の決意を表明していた。

韓国インターネット通販大手のサイトに掲載されている「きのこ雲ランプ」。「広島」「原子爆弾」などと説明されている

磨童の「最終手段」とは具体的にどんなものなのかは不明だが、この投稿に元迷惑系ユーチューバーで奈良市議のへずまりゅう氏(34)が反応。「デスドルくんよろしくお願いします。NHKはきのこ雲を容認するのか?」と磨童にエールを送っていた。ほかにも「がんばれ!パパ作戦で山名局長に直談判」「流石、口だけの奴等と違うぜ」「応援しております〜」などエールを送る動きが目立つ。

一方で、この騒動に対しては「過剰反応ではないか」という慎重な意見も根強く存在しており、賛否が分かれている。

ニンニン騒動の発端となった「きのこ雲ランプ」とは

騒動の発端となったのは、ニンニンは2020年5月、ファン向けアプリ・Bubbleに投稿した卓上ランプの写真だ。ランプの形状が、原子爆弾のきのこ雲そのものであり、コメントには「かわいいライトを買ったよ。どう?」と記されていた。

韓国の大手通販サイトで展開されていた同一とみられる商品の説明には以下のような文言が明記されている。

・核爆発 ムードライト

・広島のその日

・原子爆弾 きのこ雲

・インテリア 照明 就寝など

この事実を12月3日に産経ニュースなど複数のメディアが報じられると、原爆被害を侮辱するものだとして日本国内で強い批判が巻き起こった。

ニンニンの過去の炎上案件であるはずの「きのこ雲」騒動が、なぜ今も続いているのか。背景には、紅白に出演する芸能人たちのバックグラウンドが関係している。司会陣4人のうち、有吉弘行(51)と綾瀬はるか(40)は広島出身。出場歌手にエントリーされている福山雅治(56)とMISIA(47)は長崎県出身で、故郷である被爆地の歴史と平和への思いから、音楽活動を通じたメッセージもたびたび届けてきたアーティストだ。

さらに、今年の大みそかは「昭和100年・戦後80年」の締めくくりであることも大きい。それだけに、エスパの「きのこ雲」写真への反発は強く、紅白出場者に「原爆容認のグループを許すのか」と余計な火の粉が降りかかるではと懸念する声も見られる。

NHKにとっても紅白は「放送100年」の締めくくりとなる。はたして平穏無事に放送されるのか。それとも本番までに新たな動きが勃発するのか。放送まで、あと13日だ。

■aespa(エスパ) K-POPの4人組ガールズグループ。2020年に「Black Mamba」でデビューし、アバターをコンセプトとした独自の世界観で人気を博す。メンバーは、カリナ:2000年4月11日生まれ、韓国・城南市出身。ジゼル:2000年10月30日生まれ、東京都出身。ウィンター:2001年1月1日生まれ、韓国・梁山市出身。ニンニン:2002年10月23日生まれ、中国・黒竜江省ハルビン市出身。

(zakⅡ編集部・井上悟)