養子とは知らされず。叔父の家のごちそうに浮かれる娘と母が交わした別れの会話

風邪引かんようにね…

山奥の農村で生まれ、父を亡くしたことで養子に出されたキヨさん。

当時9歳だった彼女を待っていたのは、休むことも、遊ぶことも許されない過酷な日々でした。

イジワルな養母から家事や畑仕事にとこき使われ続け、常に暴言を浴びせられる毎日。「どうして私だけが、こんな目に遭わなければならないの……」そう思わずにはいられない出来事が、何度もキヨさんを襲います。

それでも彼女は、生きることを投げ出しませんでした。

漫画家・ゆっぺさんの祖母、キヨさんが体験した戦中戦後。絶望の中で見つけた小さな希望と、人生を生き抜いた軌跡を描く物語『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』をお送りします。

※本記事はゆっぺ著の書籍『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』から一部抜粋・編集しました。

登場人物1

登場人物2

叔父さんの家に来るか?

ランドセルを持っておいで

風邪引かんようにね…

胸を踊らせていました

ゆっくりしていきなさい

子どもは単純でいいね

お母ちゃん心配してないかな

転校するの?

もらってあげたんだよ

どうして私を捨てたの?

著=ゆっぺ/『親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話』