ワークマン「疲労回復パジャマ」で眠りが変わる?【再配信】

寝ている間に疲労回復を促す「リカバリーウェア」が注目されている(撮影:筆者)
世界的に見ても、日本人の平均睡眠時間は短い。OECDの調査では、日本は加盟国中ワーストクラスで、なんと半数以上が「睡眠不足」と自覚しているという。仕事や家事、スマホ時間の長さも影響し、慢性的な疲れがたまりやすい生活環境になっている。
そこで注目されているのが、寝ている間に疲労回復を促す「リカバリーウェア」だ。
※この記事は2025年8月公開記事を再配信したものです。
ワークマンが投じた“価格爆弾”
上下1万5000円が常識の市場に、ワークマンが投げた“価格爆弾”──上下で2560円のリカバリーウェア。
「え、パジャマに1万5000円!?」──そんな値札を見て諦めた経験がある人は少なくないだろう。ここ数年、リカバリーウェア市場は右肩上がりで成長している。寝ている間に疲労回復を促すという“夢のような機能”をうたう商品が続々登場し、プロアスリートや著名人の愛用も話題だ。
ただし、この分野の主力商品は高価格帯が多い。上下セットで1万5000円前後は珍しくなく、機能の魅力は理解できても、日常使いするにはハードルが高かった。
そんな状況に一石を投じたのが、ワークマンの「メディヒール リカバリールームウェア」だ。トップス1280円、パンツ1280円。上下そろえても2560円という価格設定は、有名ブランドの約1/6。普通の部屋着より安く、試しやすい価格帯だ。

「メディヒール」は効果が認められた一般医療機器だ(撮影:筆者)
デザインはTシャツとパンツというオーソドックスな形。色は落ち着いていて、部屋着にも外出着にも使える。

裏地はツルツルかつサラサラ(撮影:筆者)

パンツの裏地はこんな感じ(撮影:筆者)
袖を通すと、裏地のツルツル感とサラサラ感に驚く。薄手ながらもペラペラ感はなく、軽やかで動きやすい。暑い時期は涼しく、寒い時期は重ね着で対応できる。
機能のカギは、生地に練り込まれた高純度セラミックス。体から放出される遠赤外線を反射して血行を促進し、疲労回復を助けるという仕組みだ。この技術は高級ブランドのリカバリーウェアにも採用されているが、ワークマンは独自の生産・流通体制で価格を大幅に下げている。
ユニクロでは「エアリズムコットンパジャマ」(上下4990円)、GUでは「ドライルームウェア」(上下約2990円)が人気だが、いずれも吸汗速乾や通気性といった快適性が中心で、疲労回復を目的とした素材は採用されていない。しまむらでは「快眠パジャマ」(上下約2000〜3000円)が販売されており、保湿加工や柔らか素材が特徴だが、血行促進機能はない。
こうして見ると、ワークマンは低価格帯で唯一、遠赤外線反射による疲労回復機能を搭載したブランドとして、差別化がはっきりしている。
3晩の着用で見えた変化
実際に「メディヒール リカバリールームシャツ/パンツ」を3晩連続で着用してみた。
全体を通して、朝起きたときの肩の重さやどんより感が軽減される場面が何度かあった。もちろん体調や睡眠環境によって効果の実感には差があるが、着心地の良さから「日常的に使いたい」と思わせる製品だ。今では筆者の生活に欠かせないウェアになっている。
SNSやレビューサイトにも、実際の使用感に基づいた声が寄せられている。
■高評価
「部屋着にしては高機能すぎる」
「在宅勤務中に着ると肩こりが楽になる気がする」
「飛行機や夜行バスの移動で着たら快適だった」
「洗濯しても乾きが早いので旅行にも便利」
■低評価・注意点
「袖口がやや狭い」
「真冬は重ね着が必要」
「効果はよくわからなかったが着心地は良い」
夏場はエアコンや扇風機との併用がオススメ
もちろん、いくつか留意しておきたい点もある。
疲労回復の実感には個人差があり、必ずしも全員に同じ効果が得られるわけではない。真夏の高温多湿な環境では遠赤外線による温感が熱としてこもる場合があり、エアコンや扇風機との併用が望ましい。
また、長期使用や頻繁な洗濯による機能持続性は未検証であり、あくまで日常生活を快適にするサポートウェアとして捉えるのが適切だ。医療的効果を保証するものではない点も理解しておきたい。
そのうえで、パジャマとしてだけではなく、日常着用でも在宅勤務日には日中から着用して肩こり対策に、休日は長時間のドライブや映画鑑賞など座りっぱなしの時間に適しそうだ。
また、出張や旅行ではホテルの部屋着として活用でき、洗濯してもすぐ乾くため連泊にも向く。
試すなら「部屋着感覚」で
上下セットで2560円。高級ブランド品と比べれば耐久性や細部の縫製で差はあるのかもしれないが、この価格なら日常的に気兼ねなく使える。“日中+睡眠時”のダブル利用をすることで、コストパフォーマンスもさらに高まるだろう。

上下セットの表側はこんな感じ(撮影:筆者)
効果を過度に期待するより、“着心地の良い部屋着に機能が付いている”という感覚で始めるのがちょうどいい。
そのうえで朝のだるさや肩・腰の重さが和らいだと感じられたなら、それは偶然ではなく、このウェアの実力だ。
1万5000円の壁を越えられなかった人にとって、2560円という価格は手軽な第一歩になる。
ワークマンは、リカバリーウェアを一部の愛好者だけのものから“誰もが試せる日常着”へと進化させたのだ。
後編を読む⇒ワークマン「1500円リカバリーウェア」破格の“一般医療機器”を日常着用した正直な感想