80歳祖母から、大学生孫への宅配便……「えっまた届いたの?」送るワケに驚き「母の愛は偉大」「いくつになっても親と子」

「『えっ、また届いたの?』

大学生の息子からLINEが来た。添付されていたのは段ボール箱いっぱいの食料の写真。送り主は、わたしの母。80歳になる。

息子に『ありがとうって連絡して』と返したら少ししてこう返ってきた。

『電話したらおばあちゃんが“本当はママのためなんだよ”って言ってたよ』」

息子さんからの言葉を聞いて、思わずスマホを持つ手が止まったというひのりえさん(@hinorie555)。Xで投稿したところ、その親子愛に大きな反響が寄せられています。

80歳になる母が孫へたっぷりの食料を仕送り。その理由に…(いらすとや)

投稿された写真には、息子さんの手元に届いた食料がずらり。ジップロックに入った米や野菜、ケチャップやマヨネーズなどの調味料、チンできる時短おかずやお菓子など、一人暮らしに何が必要かを把握されているラインアップ。

ひのりえさんのお母様が毎月のようにお孫さんに送るありがたい食料の数々(ひのりえさんXより)

お母様が実家から毎月のように子どもたちに届けている食料の詰め合わせは、「孫がかわいいから」だと思っていたそう。でも、息子さんの言葉を聞き、「あれは全部“わたしのため”だったんだ…」と気づいたのです。

ひのりえさんが「ちゃんと食べてるかな」「お金に困ってないかな」「風邪ひいてないかな」と息子さんのことを心配しているのを察して、先回りして送ってくれていたお母様。大人になった今も、母にとっては自分が「子ども」であることを実感。

親子間の愛と絆を悟ったひのりえさんにお話をきました。

「愛されてるなぁ」としみじみ感じました

――現在、ひのりえさん・息子さん・お母様はどういった距離感で生活を?

母と息子は隣県同士に住んでおり、私はそこから離れた場所で暮らしていて、母には年に1~2回、息子には年に1回くらい会いに行きます。息子は年に2~3回自宅に帰省してくる感じです。

――お母様は息子さん宛に食料段ボールをいつから?

大学進学を機に一人暮らしを始めたタイミングから、母の仕送りが始まりました。

――送付頻度は?

息子が「そろそろお米がなくなりそう」と母に連絡すると、そのタイミングに合わせて送ってくれるようです。定期便というより「息子の声に応える便」ですね。

――直接やりとりされてらっしゃるのですね。細かく配慮された品々にお母様の思いやりが伝わってまいります。

私自身も大学時代に一人暮らしをしていたので、母の気配りが身に染みて分かります。母はLINEが使えないので、息子がメールで「これが欲しい」と伝え、それに合わせて中身を選んでくれているようです。基本は食材中心ですが、息子の好物も入っているようです。

――息子さんは荷物が届いたことを知らせてくれるのですね。

届くたびにとても嬉しそうで、たまに箱を開けた写真も送ってくれます。食材はすべてしっかり活用しているようで、無駄にしている様子はありません。

――ひのりえさんが息子さんに物資をお送りすることも?

私から直接送ることはあまりありません。ただ、私が息子の家を訪れたときや、息子が帰省した際に、まとめて日用品などを買って渡すことはあります。あとは「Amazonで〇〇買って送って」とお願いされることも…笑。

――息子さんからお母様の本音を聞いた瞬間、思わず手が止まったと。

母からもそれらしいことを聞いたことはありましたが、息子の口から改めて聞くと驚きと嬉しさがこみ上げました。母の想いが私に向けられていたと知って、「愛されているなぁ」としみじみ感じました。

――娘の負担を少しでも減らそうとなさるお母様、本当に素敵です。

母の優しさと愛情には、本当に敵いません。小さな頃からずっと私のことを支えてくれていて、最近はそのありがたさを改めて感じることが増えました。そんな母の姿を見て育ったからこそ、息子や娘も自然と懐いているのだと思います。母には心から感謝しています。

◇   ◇

実は、お母様は心臓の手術をしてから重いものが持てなくなってしまったとのこと。それでも、車のバックドアを開けて空の段ボール箱を置き、スーパーで少しずつ買い足したものをその箱に詰め、ガムテープを貼り近くの宅配センターに運転して持ち込むそう。

お店の人がお母様が重いものを持てないのを知っていて、すぐに車まで迎えに来てくれ、段ボール箱を台車に乗せてくれるのを見てようやくホッとするのだとか。

「『大丈夫、大丈夫。これくらいしかできんけん』

母は笑いながらそう言うけれど

その姿を思い浮かべるだけで胸がいっぱいになる。

母が送ってくれた段ボールの中には食料だけじゃなくて

『あなたのこと、ちゃんと見てるよ』『いつでも頼っていいんだよ』

そんなメッセージがぎっしり詰まっていたんだと思う。

母がわたしを思ってくれるように、今、わたしは子どもたちを思っている。

親心って、こうして連鎖する。

段ボールいっぱいの食料を見るたびわたしは思う。

『わたし、まだまだ親に守られてるな』って。

ありがたい親心。

いつか、わたしも、息子たちにこんなふうに言ってもらえるだろうか。

『うちの母、うざいけど……すごい人だったな』って」

とひのりえさんは綴っています。

ひのりえさんによるX投稿画面(画像はスクリーンショット)

まさに「親思う心に勝る親心」。

きっと、いつでもどこでも、親は子を思うものなのでしょう。

今回の投稿に、

「自分が親になってみてしみじみと親のありがたさがしみてくるものですね」

「お母さま(おばあちゃん)の愛がつまってますね」

「うちも母は私が大変だろうからって先回しして考えてくれることあるのでありがたいなって思うことがあります」

「親にとって子供はいつまで経っても子供とは言いますが、なかなか出来ないと思います。こんな母親になれるように見習わせていただきます」

「母の愛は偉大ですね」

「幾つになっても親と子は変わらないんですね」

「親からしたら子どもっていつまでもかわいいんですね」

と、年を重ねても変わらぬ親子愛についてのコメントが続々と届いています。

この年末年始、少し帰省して顔を見せたり、互いの健康を案じたり、団欒の時間を設けたり…家族揃って佳き時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■ひのりえさんX https://x.com/hinorie555

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 真弓)

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