ウィリアム皇太子一家に長年仕えてきた乳母に勲章が授与される 英国王室、新年の叙勲リストを発表

マリア・テレサ・トゥリオン・ボラーロ(Maria Teresa Turrion Borrallo)、ジョージ王子(Prince George) Max Mumby/Indigo / Getty Images

現地時間12月29日(月)、英国王室が新年の叙勲受章者リストを発表した。ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃一家に長年仕えてきたナニーのマリア・テレサ・トゥリオン・ボラーロも受章することが明らかになった。

ボラーロが受章するのはロイヤル・ヴィクトリア勲章の1つであるロイヤル・ヴィクトリア・メダルのシルバー。このメダルはイギリスの他の勲章とは異なり、大臣の助言や独立した委員会による審査によって授与されるものではない。現在の君主の個人的な裁量で決まるため、王室からの個人的な感謝の気持ちを直接表明するものとされている。1896年にヴィクトリア女王によって制定されたメダルで、長年にわたって公の場所からは離れたところで王室に大きな貢献をした人々を称えるために創設された。

シャーロット王女の洗礼式で。キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)、ウィリアム皇太子(Prince William, Prince of Wales)、ジョージ王子(Prince George)、マリア・テレサ・トゥリオン・ボラーロ(Maria Teresa Turrion Borrallo)、エリザベス女王(Queen Elizabeth) Chris Jackson / Getty Images

ボラーロはまさにその条件にぴったり。2014年にウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃に採用されて以来、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の世話を担当してきた。表舞台に姿を見せることはなく、洗礼式など一家のイベントやセレモニーで子どもたちに付き添っているところを目撃されるだけだった。エリザベス女王やチャールズ国王が開催してきた毎年恒例のクリスマスランチにも、しばしば皇太子一家と共に出席している。

今年のクリスマスランチに向かう一家の車にもボラーロの姿があった。ウィリアム皇太子(Prince William, Prince of Wales)、マリア・テレサ・トゥリオン・ボラーロ(Maria Teresa Turrion Borrallo)、シャーロット王女(Princess Charlotte) Max Mumby/Indigo / Getty Images

ボラーロは名門ナニー養成所として知られるノーランドカレッジ出身で、改まった場所にはカレッジの制服を着て出席してきた。2017年に行われたキャサリン皇太子妃の妹、ピッパ・ミドルトンの結婚式でも制服姿で子どもたちに付き添っていた。

マリア・テレサ・トゥリオン・ボラーロ(Maria Teresa Turrion Borrallo) Max Mumby/Indigo / Getty Images

今回の叙勲リストにはエンタメ界からも選ばれている。間もなく日本でも映画『ウィキッド 永遠の約束』が公開されるシンシア・エリヴォもその1人。音楽界と演劇界への貢献を認められ、MBE(メンバー)を授けられることが決まった。

シンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo) Kevin Mazur / Getty Images

また俳優のイドリス・エルバがナイトに叙せられ、サーの称号を与えられる。彼は若者のエンパワメントと犯罪撲滅のために力を注いできたこと、エルバ・ホープ財団を立ち上げ、故郷や祖国を離れて暮らす人々によって作られるディアスポラコミュニティを支援してきたことが称えられた。エルバは「財団の活動を支えてきた、才能と野心、粘り強さをもつ多くの若者たちを代表してこの栄誉を受ける」と声明を発表、自分たちの活動がより多くの人に認知されることを望んでいると語っている。来年行われる叙勲式を楽しみにしたい。

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