新年一般参賀 「愛子さまのお隣は、楽しそう!」 宮殿ベランダで華子さまら宮妃と談笑のほっこり感

1月2日、皇居・宮殿で新年の一般参賀が行われた。天皇、皇后両陛下と長女の愛子さま、上皇ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、そして、昨年9月に成年式を終えた長男の悠仁さまもベランダから手を振った。令和の皇室では、ロイヤルファミリーの絆を感じさせるような場面が少なくない。この日、極寒の中で皇居に集まった参賀者の心をあたためたのは、春風のように周囲を包み込む愛子さまだった。

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 1回目の一般参賀が始まる午前10時10分。騒めいていた皇居・宮殿東庭がシンと静まり返り、およそ1万3千人の参賀者の視線が、長和殿のベランダに注がれる。

 ベランダを囲む部厚いガラスの奥から、天皇陛下と皇后雅子さまが姿を見せると、日の丸の小旗を振る、さざ波のような音が東庭を包み込んだ。

「天皇陛下」「皇后さま」といった歓声とともに、大勢の人びとが一斉にスマートフォンをベランダに向けて、その姿を映像や写真に記録し始める。

 天皇陛下は、懐から小さな紙を取り出すと、いつもの穏やかな表情と声で、

「新しい年をこうして皆さんと一緒に祝うことをうれしく思います」

 そう、集まった人びとに、おことばを述べた。

 続けて、昨年は地震や大雨、林野火災、大雪などによる災害が各地で発生したことに触れ、「多くの方々がご苦労の多い生活をされていることを案じています」と人びとの境遇に思いを寄せた。

 一般参賀は、午前と午後合わせて5回行われる。1回につき、およそ1万2~3千人が東庭に集まり、最終的に前年とほぼ変わらない6万140人が参賀に訪れた。

 今年は、悠仁さまが初めて一般参賀に臨むとあって、お手振りの際には、「悠仁さま」と呼びかけるような声もあがった。

■ 家庭的であたたかな空気に包まれ…人間味あふれる場面

 令和皇室の一般参賀には、陛下と皇后雅子さま、そして皇族方がお互いを気遣い合うような、どこか家庭的であたたかな空気がある。

 

 はじめにベランダに姿を現すのは、天皇陛下と雅子さま。おふたりは、すぐうしろに続く上皇ご夫妻に、どうぞこちらへ、といった風に手を伸ばしてエスコートした。

 皇室行事という場であっても、人間味を感じさせる仕草や表情がごく自然な形で伝わってくる。令和の皇室では、そうした場面がすこしずつ増えているようにも思える。

■愛子さまはニコニコ 楽しそうな表情に「親近感」

 一般参賀の1回の時間は、およそ4、5分。この短い時間に、愛子さまの人柄が伝わるような場面が何度かあった。

 一般参賀のベランダでは、両陛下を中心に左右に皇族方が並ぶ。

 

 1回目の一般参賀では、参賀者から見て、両陛下の左側は内から外にむけて上皇ご夫妻と愛子さま、常陸宮妃華子さま、高円宮妃久子さまと長女の承子さまの順で、右側は内から外むけて秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さま、悠仁さま、三笠宮寛仁親王妃信子さま、三笠宮家の彬子さまの順で並んだ。

 昨年の愛子さまの立ち位置は、雅子さまの隣であったが、今年は両陛下とは離れて上皇ご夫妻と華子さまの間に立つ形になった。

 お手振りは、天皇陛下を先頭に皇后雅子さま、上皇さま、秋篠宮ご夫妻――、と続く。

 愛子さまは、秋篠宮さまの次になるのだが、距離が離れているためタイミングを計るのが難しそうだ。

 迷われたのか、ほほ笑みながらも身を乗り出すようにして、秋篠宮ご夫妻のお手振りを確認する愛子さま。

「ニコニコされながらも困ったように確認されて、ようやくご自身の手を振る愛子さまがとっても可愛らしくて」(群馬から訪れた女性の参賀者)

 

 愛子さまの周囲は、いつもふんわりとあたたかな空気に包まれる。1回目は、隣の華子さまや久子さま方とにこやかに言葉を交わし談笑する愛子さま。そして、華子さまも楽しそうな表情を見せている。

 2回目の一般参賀は、両端の三笠宮家と高円宮家が場所を交換する形となった。愛子さまと隣に立つ信子さまとの会話も弾んだようで、おふたりとも幾度も顔をほころばせてはうなずき合う。

 

 都内から幼い孫を連れて、皇居を訪れたという60代の女性は、こう振り返った。

「愛子さまが隣に立つ宮妃方と長いことにこやかにお話をされていらっしゃるので、すこし驚きました。でも、愛子さまとお隣は、とても楽しそうでいらっしゃる。よい意味で皇室に親近感が増した参賀でした」

■「プリンセスのスマイルで元気になったよ」米国から観光の夫婦も

 また、上皇ご夫妻との愛情が伝わる場面もあった。

 お手振りをする天皇陛下が、上皇さまに体を向けて話し掛けるような仕草をみせた。愛子さまはご両親の方向に素早く視線を走らせると、上皇ご夫妻に顔を寄せてそっとささやいた。上皇さまも、愛子さまへと体をむけて、確認されるように話しかける。

 愛子さまが上皇ご夫妻に何かを伝えようとする場面は、何度か見られた。

「おじいさまとおばあさま」への敬意と愛情がにじむ仕草と表情。そして一緒にベランダに立つ宮妃方との会話にうなずき、可憐な笑顔を見せる愛子さまに癒された人は少なくないようだ。

 米国から観光で訪れたという若い夫婦は、「寒い中、長い時間立ちっぱなしで並んだ。すこし疲れていたけれど、プリンセスのスマイルで元気になったよ」そう答えて笑顔を見せた。

(AERA編集部・永井貴子)

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