メーガンさんがチャールズ国王とクリスマスメッセージの主導権争い? 実父への態度でも批判集まる

■「和解」の相手はヘンリー王子?
英王室の君主はクリスマススピ-チを行うのが伝統だ。これは、政府の助言なしで君主が自らの見解を表明するもので、極めてまれで、貴重な機会である。
昨年12月25日午後3時。チャールズ国王(77)のクリスマススピーチがテレビとラジオで放送された。国王はがんの治療中だが、立ったまま国民に話しかけた。故エリザベス女王(2022年死去)は座って行うことが多かったが、国王は、体力のある限り、より国民に寄り添いたいと思っているのだろう。今回も立ち姿勢だった。
チャールズ国王は、「今の世界は分断が広がるが、やさしさと和解を尊重したい」と団結を訴えた。いまの時代を憂い、平和を願う思いのこもったスピーチだったが、国王が「和解」という言葉を2度口にしたことに反応する人が少なくなかった。これは、父からヘンリー王子(41)への暗号化されたメッセ―ジではないだろうか、というのだ。また、王子との和解を進める意味かとの推測も広がった。それだけ国民は常日頃から、国王と王子との和解が自分たちの意思に反して密やかに進行しているのではないかと警戒しているということだろう。その反応を敏感に察知した英王室側は、「和解」にはそんなメッセージはない、とすぐに否定している。

■メーガンさんが国王と主導権争い
さらに驚かれたのは、チャールズ国王のスピ-チ放送直前にメーガンさん(44)が、クリスマス・メッセージを発表したことだ。彼女は、「子どもの目を通して『クリスマスの朝の魔法を維持するために』あらゆることを行う。パジャマのままボードゲームをして遊び、音楽を聴きたい」などと話した。メーガンさんがクリスマスメッセージを発表するのは初めてのことだ。
これには批判が殺到した。「国家元首のチャールズ国王とクリスマスに主導権争いをするとは、メーガンは普通の神経とは思えない」「メーガンのは単なる近況報告で、国王のは国民に向けての訴え。その違いは比較に値しない」などだ。
そして、その批判は、メーガンさんの実父に対する態度に飛び火した。

■最もつらかったのは愛犬の死
メーガンさんは愛犬ガイを昨年1月に亡くし、メーガンさんは自身のSNSにガイを亡くした悲痛な思いを投稿。「ガイは婚約、結婚、母親になったことなど、私の人生の大きな節目にいつも付き添ってくれた」と感謝の想いを綴っている。メーガンさんの友人は、「メーガンがクリスマスに思い出す最もつらかった喪失は、昨年1月に愛犬ガイが死亡したこと」と語るなど、彼女が深い悲しみのなかにいるのは間違いない。
けれど、人々はそうは思わないようで、昨年、左足を切断する手術を受けたメーガンさんの実父・トーマスさんを引き合いに出し、「メーガンは自分の父親が亡くなった時、ガイのように悲しむだろうか」「ペットは安らぎと喜びをくれるのは事実だが、片足を失った父親よりも死んだ犬を恋しく思うのはやりすぎだ」という意見が続出した。
トーマスさんは左足切断の手術代のためにクラウドファンディングを立ち上げ、オンラインでの支援を呼びかけるなど、資金面で苦悩している。現在、目標額1千万円のうち、およそ約750万円がすでに集まったそうだが、まだ不足しているという。このことからも、「メーガンは犬の手術代は払ったが、父へはビタ一文払わないのか」との声が上がる。
さらに、トーマスさんは、左足が義足になるために、ヘンリー王子のインビクタスゲームの関係者に接触を試みたいという。インビクタスゲームには戦争などで手足を失い、義手や義足を装着した兵士らが多く参加するからだ。彼らを通して専門家の紹介を願っているそうだ。けれど、ヘンリー王子は手助けの声をまだ上げておらず、夫婦そろって父への態度が疑問視されている。

■兄一家とは明暗わかれる1年に
批判の渦中にいるメーガンさんはいま、重要なスタッフを次々と失い、慈善財団は名称変更に追い込まれ、やりくりは壊滅的な状況とみられている。多くの人が「メーガンの取り組みは散発的で、一貫性と信頼性の欠如が致命的」「自分の物語を主張するよりも作品に語らせることが大事だ」と指摘。 財団の売却さえも検討されているという。
それでもメーガンさんは今年、脚本付きのラブコメ映画制作に意欲をみせている。「エレべーターに閉じ込められた男性と結婚式に行くことに同意するなんて、もう面白そうでワクワクする」と強調。しかし、監督も出演者も公開日も決定していないありさま。彼女は1月の「優先事項」としてヘンリー王子とのコラージュ写真などと共に「リセット」と「儀式」を挙げているが、「何も伝わってこない」とされている。
一方、ウィリアム皇太子夫妻は今年結婚15周年の節目を迎え、ロイヤル・ワラント(王室御用達)の授与者としての役割を担う。皇太子夫妻に認定されたブランドは王室の紋章を表示する名誉ある権利を持つ、非常に重要な役割だ。皇太子夫妻は幼児期の発達、環境問題の支援などの分野で賢明な選択を下すと期待されている。キャサリン妃(44)は、ファッション関係のブランドなども認定するとみられ、発表時には大きな話題になるだろう。
2026年も兄一家と弟一家で、明暗が分かれる1年になりそうだ。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
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